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アメコミで英語、と映画と小説と漫画など
読んだアメコミ、映画、漫画、小説などの記録。 画像をクリックすると、若干大きいサイズで見られます。 ★★★★★……震えます。生きてて良かったと思います。 ★★★★……唸ります。気分が高揚します。 ★★★……うんうん。読んで損はないかと。 ★★……時間を損したかなと悲しくなるかも。 ★……怒りがこみ上げてくるかも?
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2024/05/02 (Thu) 13:53
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2010/12/24 (Fri) 17:11

幻冬舎
2010年7月

「いまの自分は"本当の自分"ではない」と思っている人、必読!
失業した若者が、将来に絶望して自殺を図る。幸い助けられたが、精神病院に入院させられる。そこで、若者は一人の奇妙な老人と出会う。若者は老人から、この世の中を動かしている「暗黙のリール」があることを教わる。それにより、若者が新しい生き方を手に入れようとするのだが…。「暗黙のルールを知っているかどうかで些細な違いが生まれ、それが積もり積もって大きくなり、人生の幸不幸が左右されてしまう。それが、わしがこの人生から学んだことじゃ」
物語であると同時に、読むことで、生きづらさの本質を知り、それを克服する方法を学んでいくという実用書の面も兼ね備えている





ストーリーだけで考えるならば、とんとん拍子で進んでいくので物足りないかもしれません。
でもこの本の主題は、学校では教えてもらえないこの社会での生き抜くための知恵を具体例を示すことにより、判りやすくすることにあると思います。
その点ではかなり成功しているのではないでしょうか。
表向きのルールだけではやっていけない人間社会。人が感情の生き物である以上、理想だけでは処理できないことがいっぱいあるということですね。
多分、世渡り上手な人は無意識のうちに「暗黙のルール」を会得しているのだと思います。
この本の言葉以外にも、会社には会社の、学校には学校の「暗黙のルール」は存在すると思うし(タブーもその一つかな?)、この先も考察を深めていきたいと思いました。

内容★★★★


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2010/12/24 (Fri) 10:47

新潮社
2010年10月

模範的な警官になろうと、誰よりも強く思ってきた。ノンキャリアながら管理部門で抜擢され、エリート部署へ配属された。だが、待っていたのは不祥事の責任を被る屈辱の左遷…。若き警部・柴崎令司が、飛ばされた所轄署で体験する人生初の悪戦苦闘。他人には言えない屈託を抱えた男が、組織と世間の泥にまみれて立ち上がる人気シリーズ全七編。第63回日本推理作家協会賞短編部門受賞作「随監」収録。






よくある正義のための警官というわけではなく、出世のことが第1と考える男が主人公のお話。警官だって人だな、サラリーマンなんだな、って改めて思わせる本でした。
警察の様子はとても詳細でリアルで勉強になりますが、心情的な描写が私には物足りなく感じました。そのため感情移入とかはしにくかったです。
大企業と同じく、出世、、天下り、しがらみ、不正、体裁、隠匿…。いろいろ考えさせられます。

内容★★★★


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2010/12/22 (Wed) 13:00

小学館
2010年10月

『エースをねらえ!』から“男はいかに生きるべきか”を学び、『バガボンド』で教育の本質を知る。手塚治虫の圧倒的な倫理的指南力に影響を受けた幼少時代、今なお、読み続ける愛すべき少女マンガ…戦後マンガからボーイズラブまで、雑食系マンガ・リーダーの著者が、世界に誇る日本カルチャーについて熱く語る。『日本辺境論』で語りつくせなかった「日本人論」。

累計1000万ヒットを超える人気ブログ『内田樹の研究室』から、漫画についての内容をよりすぐり、書籍化。内田ファンからマンガファンまでが楽しめる、エッセイ・作品論・日本論などを、マンガを通して語る1冊。内田樹先生による手直しを加え練り上げたウチダ流のするどい文明論・文化論。第七章にある養老孟司先生との対談も必見!!





「街場のメディア論」ほどではないですが(内容もインパクトも)、なかなか楽しめました。
「矛盾」の解釈や日本語とマンガの関係など、なかなか興味深かったです。
全てに賛同できるわけではないですが、そういう考え方もあるのか、と勉強にはなります。
ただアメコミに関してはどうでしょうね。あまり読んでいないものに関してどうこう決め付けるのはいただけないですね。手法はともかく、ナショナリズムはある一部を取り上げているだけでは。これでは「マンガなんてくだらん」といっていると人と変わらない気がしますが…。

内容★★★★


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2010/12/14 (Tue) 09:08

文藝春秋
2010年10月

北海道在住のブリキ職人・夏目清茂(74歳)はある夜、脳梗塞で突然昇天する。その死を悼む息子、娘、そしてさまざまな知り合いたち。葬儀の日まで、そして葬儀の際に彼らが思い出す清茂の姿は、機嫌がよく、優しく、世話好きで――謎の部分もあった。清茂の死を中心に、さまざまな人生が追憶と回想の中で交錯する。『田村はまだか』で吉川英治文学新人賞を受賞した著者の傑作長篇小説。






故人の家族や故人に関わった人による話により、夏目清茂さんの人となりが浮かび上がってくるという構成。
何気ないというか、微妙な心理も拾って描写されていることが多々あり、時々はっとさせられます。これが朝倉さんの味かなと思ったり。
こうして読み終わってから考えてみると、死んでしまえば自分がどう思って生きていたかより、結局は周りにどう思われていたか、どう映っていたかしか残らないんだなぁとしみじみ。あたりまえかもしれませんが。

内容★★★★


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2010/12/11 (Sat) 10:49

プレジデント社
2010年6月

あなたは今、自分が望む人生を生きていますか?

自称「ダメダメ男」の元スーパーマーケット店員クロード・ルパージュは、あっけない死に方で64年の生涯を終え、あの世の世界 ─魂の領域─ へと帰還した。そこで彼は三人の守護天使と再会し、たった今終えたばかりの自らの人生を逆戻しで振り返る旅に出ることに……。
彼は再度自分の生涯を体験する中で、地上での人生と、死後の人生がどのように機能し合っているのかを徐々に思い出していく。そして、意外な風貌の神さま~創造主~との対話から明かされる魂のシステムとは……。私たちの存在意義とは何なのか?
あなたの人生を変える自己存在再発見ストーリー。





宗教的というか、観念的なことに重きを置いた本でした。
「人は何のために生きているのか」を独自の解釈で展開しています。
面白い考え方だと思います。
ですが、私がひねているせいか、あまり納得は出来なかったかな。
オカマとか、ふざけ過ぎた設定が肌に合わなかったのを差し引いたとしてもです。
勿論、何が正しい正しくないなんてわかりようもなく、ひとつの考えとしては素晴らしいと思います。
「人生は苦行だ」と思うよりは幸せに生きられるかもしれません。
永遠に答えの出ないテーマの気がしますが、いつか私も納得できる理論に出会えるといいのですが…。

内容★★★


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