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アメコミで英語、と映画と小説と漫画など
読んだアメコミ、映画、漫画、小説などの記録。 画像をクリックすると、若干大きいサイズで見られます。 ★★★★★……震えます。生きてて良かったと思います。 ★★★★……唸ります。気分が高揚します。 ★★★……うんうん。読んで損はないかと。 ★★……時間を損したかなと悲しくなるかも。 ★……怒りがこみ上げてくるかも?
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2024/04/25 (Thu) 09:20
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2011/05/18 (Wed) 10:14

講談社 ミステリーランド
2011年3月

宮島レイ、12歳。母親は有名な吸血鬼画家、ミラルカ。ふたりきりの生活だけれど、仲良く幸せに暮らしていた。ところが、ミラルカは彼の前から忽然と姿を消してしまった…。そんなある日、3人の刑事が彼女の消息を尋ねにやってくる。とある殺人現場に、彼女の絵の切れ端が落ちていたという。なんと、国際的な陰謀に捲きこまれたかも知れない!母さんはヨーロッパに?助け出せるのはぼくだけだ!ところが、レイに残されたのは、たった一冊の幻の画集。鍵を握るのは、不思議な少女。異国への旅に踏み切るレイを、追ってくるのは国際警察?それとも闇の異形たち?妖しくも美しい国から国へ、スリルとホラーとサスペンスの冒険がはじまる…。






イラストのせいもありますが、菊地秀行さんの「魔界都市」シリーズを思い出しました。あと、漫画「ブラック・エンジェルズ」も。
それはともかく、私のイメージする「ミステリーランド」に一番近い作品かな、なんて思いました。(3冊しか読んでないけど)
怖いけれど何か惹きつけられてしまう夜の闇、不思議な町、異形のものたち、そして冒険…。
子供の頃にも読みたかったな。

内容★★★★


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2011/05/17 (Tue) 09:18

講談社 ミステリーランド
2011年3月

母とふたり暮らしの小学5年生・相原優希は、居眠りばかりしてしまうので、子供の頃から「眠り姫」と呼ばれていた。居眠り癖もあり学校になじめない優希を心配した母はお姉さん代わりの家庭教師をつけていたが、大好きだった美沙先生はアメリカへ留学することに。その代わりの新しい家庭教師・荻野歩実に、優希は大切な秘密を打ち明ける。その秘密とは、父親が3年ぶりに会いに来てくれた、というものだった。母とふたりで暮らしている理由を知らなかった歩実は、前任の美沙に事情を聞いてみるのだが…。父は本当に戻ってきたのか?家族に秘められた謎とは。





小学生の立場というより、家庭教師の立場で本を読んでる時点で、この本のコンセプトととは違っているかもしれないけれど…。
大人でも十分楽しめるほど、扱っていることは重たいです。
その分、小学5年生には内容的にきついかな?と思わなくもないです。
本好きだった大人が子供の頃を懐かしむための本であって、子供のための本ではない、という前提なら結構いい本だと思いました。

内容★★★★


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2011/05/16 (Mon) 13:22

中央公論新社
2011年3月

この不可思議なマンションにあなたを引き寄せたのは最上階に住まう謎の女…。東京・吉祥寺にある瀟洒な分譲マンション「チャコズガーデン」。幸せに暮らしているようにみえる住人たちだが、内実はそれぞれが孤独で、誰にも言えない秘密を抱えていた。そんなある日、小学生ケイトたちの一家が引っ越してきた。それを機に、マンション内で奇妙な出来事が立て続けに起こった。それはある大事件と、大いなる真実へと繋がっていく―。『汝の名』の著者が切り拓く新境地。感動の書き下ろし長篇サスペンス。




他人の事情は、表面だけではわからないものです。
羨ましいなぁ、なんて思える人でも、実際一歩踏み込めば、どんな事情を抱えているのかわかったものではないですよね。
そんな、人々の事情が少しずつ明らかになっていくこのお話は、なかなかに惹きつけてくれました。
集合住宅には、2年ちょっとしか住んだことのない私には、その苦労、起こりえる問題など、考えが及ばないことだらけで、とても勉強になりました。
終盤に来てようやくタイトルの意味に気づいて、頭を殴られたような感覚になった私は、かなり鈍い?

内容★★★★


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2011/05/12 (Thu) 09:08

講談社
2011年3月

大学2年の繊細美男子、鮎太朗。美人で怖い姉3人。女たちはみな彼に恋をする。けれどいつも鮎太朗が振られてしまう。何もしていないのに包丁で刺されたり、貢がされたりする。彼を慕い続ける可愛い同級生には、どうしても心が惹かれない―。恋は理不尽。恋は不条理。だけど、ひなたを走りたくなるくらいあったかい気持ちになるのは、何故なのだ?恋する心の不思議・普遍・歓び。





なんとも不思議な本でした。
主体性がないようであるような、よくわからない主人公に、そんな彼を取り巻く個性豊かな女性たち。
何より、みんな、連想が突拍子もなく、共感はできないけれど笑えました。
男性ばかり振り回される恋愛の不条理感は上手く表現されていると思いました。

内容★★★★


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2011/05/11 (Wed) 11:42

光文社
2011年2月

巨大歓楽街、福岡・中洲。バブル期はやくざ相手でも一歩も引かず地上げで鳴らしたが、今は長いものには巻かれてしまうさえない街金業者、その名も小金欣作(こがね・きんさく)。ある夜、彼は界隈を仕切る悪評高い暴力団に単身でつっかかってゆく少女を見て、ついつい助けてしまう。
その少女の向こう見ずさにかつての自分を思い出し、長くくすぶり続けていた男の心に再び火がつく。
「大人の正義、見せちゃるばい」──彼は仲間と共に知力体力根性愛情を駆使し、ネオン街を奔走する。
全選考委員がこの作品に好感。プラターズの名曲「煙が目にしみる」が鳴り響く、第14回日本ミステリー文学大賞新人賞作品。





ハードボイルドの王道といった印象を受けました。
目新しさは感じないものの、安定感があり、読ませてくれます。
他人のために、勝てないとわかっていても向かっていってしまう主人公の姿は、外見に関係なくカッコよく思えてしまいます。
ラストシーンは、それこそ哀愁が漂っていて、私はかなり気に入っています。この苦味に、ちょっと震えました。

内容★★★★


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