2010/12/22 (Wed) 13:00
小学館
2010年10月
『エースをねらえ!』から“男はいかに生きるべきか”を学び、『バガボンド』で教育の本質を知る。手塚治虫の圧倒的な倫理的指南力に影響を受けた幼少時代、今なお、読み続ける愛すべき少女マンガ…戦後マンガからボーイズラブまで、雑食系マンガ・リーダーの著者が、世界に誇る日本カルチャーについて熱く語る。『日本辺境論』で語りつくせなかった「日本人論」。
累計1000万ヒットを超える人気ブログ『内田樹の研究室』から、漫画についての内容をよりすぐり、書籍化。内田ファンからマンガファンまでが楽しめる、エッセイ・作品論・日本論などを、マンガを通して語る1冊。内田樹先生による手直しを加え練り上げたウチダ流のするどい文明論・文化論。第七章にある養老孟司先生との対談も必見!!
「街場のメディア論」ほどではないですが(内容もインパクトも)、なかなか楽しめました。
「矛盾」の解釈や日本語とマンガの関係など、なかなか興味深かったです。
全てに賛同できるわけではないですが、そういう考え方もあるのか、と勉強にはなります。
ただアメコミに関してはどうでしょうね。あまり読んでいないものに関してどうこう決め付けるのはいただけないですね。手法はともかく、ナショナリズムはある一部を取り上げているだけでは。これでは「マンガなんてくだらん」といっていると人と変わらない気がしますが…。
内容★★★★
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