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アメコミで英語、と映画と小説と漫画など
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2024/04/27 (Sat) 20:08
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2011/09/08 (Thu) 15:27

新潮社
2011年7月

マキとフミは、できたてホヤホヤの「新米きょうだい」二人の心は、近づいたり離れたり、すれ違ったり衝突したり…こんなふうにして、わたしたちは少しずつ家族になっていく。母を亡くした小学四年生のフミ。親の離婚で苗字も学校も変えなくてはならなかった六年生のマキ。それぞれの父母が再婚して「家族」となった二人の少女が過ごした始まりの日々を、やさしく見つめる姉妹小説の決定版。






家族になりたいとは思っていても、些細な事ですれ違ったり、素直になれなかったり、遠慮したりと、うまくいかない、ぎこちない状況の描写がとってもリアルでもどかしいくらいでした。
血が繋がっていようがいまいが、楽しくやっていくためには努力が必要ですよね。
なかなか思うようにはいかないかもしれないけれど、そのうちきっと…。

内容★★★★★


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2011/09/05 (Mon) 13:41

新潮文庫
2011年7月

先生、あのときは、すみませんでした―。授業そっちのけで夢を追いかけた先生。一人の生徒を好きになれなかった先生。厳しくすることでしか教え子に向き合えなかった先生。そして、そんな彼らに反発した生徒たち。けれど、オトナになればきっとわかる、あのとき、先生が教えてくれたこと。ほろ苦さとともに深く胸に染みいる、教師と生徒をめぐる六つの物語。

白髪のニール/ドロップスは神さまの涙/マティスのビンタ/にんじん/泣くな赤鬼/気をつけ、礼。/文庫版のためのあとがき





ドラマによく出てくる尊敬しきれる先生ではなく、欠点のある等身大の先生たちのお話でした。
一番感動したのは「ドロップス―」で、いけないことだと分かっていても、一番気持ちがわかってしまったのは「にんじん」でした。
人間らしいとはいっても、生徒にとって先生は、ある意味絶対的存在にみえるはず。
難しいとは思うけど、学力だけじゃない、教師の選定基準が必要なのかも。

内容★★★★


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2011/06/23 (Thu) 09:34

朝日文庫
2011年2月

2泊3日、毛布付き。レンタル猫が我が家にやってきた。リストラされた父親が家族のために借りたロシアンブルー、子どものできない夫婦が迎えた三毛、いじめに直面した息子が選んだマンクス、老人ホームに入るおばあちゃんのために探したアメリカンショートヘア――。「明日」が揺らいだ人たちに、猫が贈った温もりと小さな光を描く7編。

花粉症のブランケット・キャット/助手席に座るブランケット・キャット/尻尾のないブランケット・キャット/身代わりのブランケット・キャット/嫌われ者のブランケット・キャット/旅に出たブランケット・キャット/我が家の夢のブランケット・キャット






子供ができない夫婦、余命少ない婦人、いじめをした側の家族、介護を必要とする老人を抱えた家族、フリーターと大家、再婚を受け入れなければならない兄妹、リストラ一家。
辛いお話がほとんどですが、突然介入した要素・レンタル猫によって救われます。
人って、何か拠り所を必要としているのかもしれませんね。

内容★★★★


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2011/06/16 (Thu) 15:54

光文社文庫
2011年4月

一九八一年三月。大学の合格発表のため遠く離れた西の田舎町から東京に来た「僕」。その長旅には同級生の裕子という相棒がいて、彼女は、東京暮らしの相棒にもなるはずだった―。ロング・バケイション、ふぞろいの林檎たち、ボートハウス、見栄講座…。「’80年代」と現代を行き来しつつ描く、一人の上京組大学生が経験する出会いと別れ。
『ブルーべりー』改題。





私より少し世代は上ですが、ロング・バケイション、ふぞろいの林檎たち、レンタルレコード、ファミコンなど、懐かしい時代を思い起こさせてくれました。
「ロング・バケイション」で云うなら、当時は「雨のウエンズデイ」が好きでしたね。
「20th Anniversary Edition」や「30th Anniversary Edition」がリリースされるたびに買ってしまうのですが、今では「スピーチ・バルーン」が一番好きだったりします。
こういう年月による心境の変化も、この本のあとがき(正確には本編に組み込まれていますが)にあるように、著者がタイトルを変更した心境と近いものがあるのかなあ、なんて思ったりして。

内容★★★





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2010/12/25 (Sat) 13:06

講談社
2010年8月

「にゃあん」
あなたのクラスはノアに選ばれました!
黒猫が、首に風呂敷包みを巻きつけて、教室にやってきた。「こんにちは」と、ビー玉みたいにまんまるな目で見つめてる……。

ノアはきっと、あなたたちのクラスが忘れてしまった大切なことを思いださせてくれるはずです――。





直接言葉で子どもたちに教えるのではなく、子どもたち自身に考えさせ、気付かせるという流れがよかったです。
続編が作れそうな設定なので、またそのうちノアに再会できるかも。
ただ、装丁も登場人物たちも優等生的で時代遅れな感じもするので、、今時の子どもたちにウケるかどうかはちょっと疑問ですね。

内容★★★


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