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アメコミで英語、と映画と小説と漫画など
読んだアメコミ、映画、漫画、小説などの記録。 画像をクリックすると、若干大きいサイズで見られます。 ★★★★★……震えます。生きてて良かったと思います。 ★★★★……唸ります。気分が高揚します。 ★★★……うんうん。読んで損はないかと。 ★★……時間を損したかなと悲しくなるかも。 ★……怒りがこみ上げてくるかも?
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2024/12/23 (Mon) 03:31
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2010/11/04 (Thu) 21:34

日本放送出版協会
2010年8月

「シンクロでオリンピックに出る!」
交通事故で瀕死の重傷を負ったベッドで、少女は「夢ノート」に綴る
眼球打撲による網膜剥離、失明の危機、三半規管にも障害が残りまっすぐに泳げない。ましてや水中での回転や倒立は到底不可能。顔には傷跡が残り友達から「フランケン」と呼ばれた。しかし、日々の目標を「夢ノート」に記し、ひとつひとつ達成していった彼女に、17年後ついに奇跡が…。





確かに傍で読んでいる限りでは奇跡のように思えますが、すべて石黒由美子さん本人の並々ならぬ精神力と努力、そして周りのサポートあってこそだと思います。
とにかくその「夢ノート」に書いたことを実現しようとする努力に圧倒されます。
ノートに書くことによる自己分析は効用がありそうですが、実現となると彼女ほどの精神力がないと無理かなぁとも思ってしまいます。
そんな彼女にも自暴自棄というか挫折しかけた時期もあったわけで、そんなことも包み隠さず明かしていることも好感が持てます。
「『夢ノート』に書いた内容が実現したのは、奇跡でもなんでもないんです。私は、本当に血を吐くほど一生懸命努力しました。だから、夢をか叶えることができたんです」
こう堂々と言いきれる彼女が眩しいし、羨ましくもあります。羨ましがってるだけではダメだとわかってはいるのですが…。
娘も愛教大を目指しているので、是非この本を読んでもらおうと思っています。

内容★★★★★


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2010/11/04 (Thu) 10:45

KKベストセラーズ
2010年4月

ひとりで生きられないのは私の誇り。
この心とこの身体で生きてきたからこそ、体験できたこと、出会えた大切な人がいます。
筋肉が発育しない難病、ウェルドニッヒ・ホフマン症と闘ってきた30年の軌跡。
全5曲収録特別CD付。
歩けるだけで人生はどんなに素晴らしいだろう……
そう思っていた。
でも、なぜ、五体満足な人たちが生きづらそうにしているんだろう。
誰でも人生一度だけ。
そのままの自分でいい。
ありのままのあなたでいい。
人は幸せになるために生きているんだよ。
それが命を大切にしているってことなんだよ。
私は、私の命を大切に生きる。
私はありのままの私でいい。
もう健常者になりたいとは思わない。
だって、私たちは心まで障害があるわけじゃないから。




障害者として生きていくこと、その苦労や並々ならぬ努力が窺えます。
また、どう接して欲しいのかということもわかり勉強になります。
ただ、今並行して読んでいる「奇跡の夢ノート」と比べ、心に響いてこないのはなんでだろう。
うまく言えないし、誤解を招くかもしれないのであまり言及したくないのですが、健常者の逆差別というか、こんな私にできて、何であなたはできないの的な責めにも聞こえなくもない表現がいくつか見受けられるからかもしれません。
健常者であろうと支えがないと生きていかれない人はいると思うし、その支えがみんな受けられるわけではないし…。ひとくくりにするのはどうかとは思います。
まあそれはともかく、彼女が相当な努力をしているのは事実で、すごい人だとは思います。

内容★★★


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2010/10/23 (Sat) 15:36

光文社
2010年8月

収録作は中編2作。表題作「モリオ」と「エウとシャチョウ」。
・「モリオ」――単調な会社生活を無目的に送る青年モリオは、亡くなった母が愛用していた足踏みミシンを形見として譲り受ける。ミシンを修理しながら、モリオは思い出した。ミシンの下に隠れるのが好きだったこと、ミシンを使う母が大好きだったこと、そして姉のために母が作ったワンピースを着たかったこと。ある日、モリオは自分が着たかった花柄のスカートを縫い始める。ミシンで服を縫う作業を通じて、またある少女との出会いによって、モリオは自分が生きる道を見つける。主人公モリオは、『トイレット』の登場人物モーリーと共通している。
・「エウとシャチョウ」 末期癌の猫シャチョウを飼う女医ヨーコさんと同棲することになった「僕」。日々、シャチョウの面倒を見ているうちに、才能などなにもないと思っていた自分に、「猫に信頼され心を通わせる」力があることに気がつく……。コンプレックスに苛まれる男と女が、一匹の猫を看取りながら、心の拠り所を得て再生する姿を描く。「モリオ」に登場した生地屋のおばさんとその飼い猫が、こちらにも登場。その存在が二作品をつなぎ、同じ世界観を作り出している。





なんともいえない不思議な作品でした。
映画「かもめ食堂」でも感じた独特の世界観というか、間合いを醸し出しているように思えました。
ただ私には伝わってこなかったなぁ、主題というか、いいたいことというか、そういうのが。
いろんな人がいますね、ってそんなことしか思いつかない…。
私には合わない本でした。

内容★★


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2010/10/19 (Tue) 22:06

朝日新聞社
2001年5月

「人にはそれぞれ『自分の木』ときめられている樹木が森の高みにある…人の魂は、その「自分の木」の根方から谷間に降りて来て人間としての身体に入る…そして、森のなかに入って、たまたま「自分の木」の下に立っていると、年をとってしまった自分に会うことがある」
7、8歳のころ、太平洋戦争の間に祖母からこの話を聞いた著者は、年老いた自分にこう問いかけたいと思った。
「――どうして生きてきたのですか?」
著者はこの質問に答えるためにずっと小説を書いてきたという。しかし、それから60年近くがたち、「年をとってしまった自分」になってみると、若い人たちに向けて「自分の木」の下で直接話をするように書きたいという気持ちが強くなった。自分の言葉が彼らの胸のうちで新しい命として生き続けられるように――。

なぜ子供は学校に行かなくてはいけない? 子供たちの素朴な疑問に、ノーベル賞作家がやさしく、深く、思い出もこめて答える。17のメッセージと32点のカラーイラストが響きあう、心にとどまる感動のエッセ-。





ご自身でも最後に書かれておりますが、対象年齢が定かではありません。
文章は易しいかもしれませんが、概ね子供に理解するのはつらい内容に感じました。
子供が「保守的」であるとか、「うわさ」のお話には共感しましたが、中国に対する謝罪とかではあまり納得できない面も。
考えが違うのはあたりまえですが。
だからこそ読んで考えるわけで、読書の意味があるわけで。
でも、予想していたほど胸には響かなかったかな。それは私が、大江健三郎さんの本を読んだことがないからかもしれません。

内容★★★


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2010/10/18 (Mon) 20:35

ダイヤモンド社
2009年12月

本書は、高校野球の女子マネージャーと仲間達がドラッカーを読んで甲子園を目指す青春小説です。弱小野球部のマネージャーの川島みなみは、ふとしたことで経営書の名作『マネジメント』に出会います。最初は難しくてめげそうになるのですが、次第に本の内容が野球部を強くするのに役立つのではないかと考えるようになります。そして仲間達といっしょになって、みんなの強みを生かして野球部を変えていきます。感動の青春小説です!





今年一番の話題作といっても過言ではないと思われる、ビジネス書+ライトノベルな感じがいいアイデアでしたね、みたいな本。
もともと小説としては期待してはいませんでしたが、予想を下回る文章力にはびっくりです。
「マネジメント」をうまく高校野球に結び付けて、これでもかというくらいわかりやすくしてある点は非常に買いで、その文ストーリー展開が陳腐になろうと、それは仕方ないことだと思います。
それだけに、この盛り上がらない平坦な文章が惜しまれます。
NHKでアニメ化がきまったそうで、多分そちらのほうが楽しめるような気がします。

内容★★★


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