2011/09/30 (Fri) 08:59
祥伝社
2011年7月
その時あなたは、 生活を、家族を、絆を守れますか? 故郷で暮らす老母が雪かき中に骨折した―― 突然介護を託された男の人生に、光は射すのか? 今そこにある危機を、真っ正面から見据えた問題作! 絶望のどん底を抜け出した先に見えるもの、 それが希望であることを願う―― 「この苦難は、いつ誰の身に降りかかってもおかしくないことです。特に私のような年代になれば、むしろ起こりうることとして考えておかねばならなかったことです。あえてそれに目を瞑り、最悪の事態への備えを怠ってきた。仕事を行う上では、あらゆるリスクを想定し、万全の方策を講じることを常に念頭に置いていたのに、最も身近な家庭内のリスクに注意を払わなかった。それは誰の責任でもありません。私の責任です――」
扱っているテーマは重く、私も含め多くの人が免れない問題だとは思います。
しかし、この小説の主人公は一流企業の人であり、私にとっては、よかったね、と他人事にしか思えないのが正直な感想。
世の中は金が全てだといいたいのかな?
内容★★
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