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アメコミで英語、と映画と小説と漫画など
読んだアメコミ、映画、漫画、小説などの記録。 画像をクリックすると、若干大きいサイズで見られます。 ★★★★★……震えます。生きてて良かったと思います。 ★★★★……唸ります。気分が高揚します。 ★★★……うんうん。読んで損はないかと。 ★★……時間を損したかなと悲しくなるかも。 ★……怒りがこみ上げてくるかも?
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2024/12/22 (Sun) 16:45
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2011/03/18 (Fri) 11:37

新潮社
2011年1月

貴子(きこ)と永遠子(とわこ)。ともに過ごした葉山の夏の日から25年――。恐るべき新鋭による瞠目の芥川賞受賞作! 

葉山の高台にある別荘で、幼い日をともに過ごした貴子と永遠子。ある夏、とつぜん断ち切られた親密な時間が、25年後、別荘の解体を前にしてふたたび流れはじめる。ふいにあらわれては消えてゆく、幼年時代の記憶のディテール。やわらかく力づよい文体で、積み重なる時間の層を描きだす、読むことの快楽にみちた愛すべき小説。





夢と記憶と現実、そして時間が曖昧で境界線がないこの感じ。
リアルではあるかもしれないけれど、読み物としては私は苦手かも。
ストーリー的にもキャラクター的にも、何かこう、訴えてくるような、惹きつけるようなものも感じられず…。
う~ん。
ひらがなの使い方も、詩的なのかもしれないけれど、私には読みづらかったです。

内容★★★


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2011/03/11 (Fri) 22:02

講談社
2010年11月

終着駅で迎えるのは絶望か救済か。
ロシアを越えリスボンまで一路15,000キロ。凍てついた心を乗せ列車はユーラシアの果てへ。

人間の愛と絆の本質に迫る大崎善生の最高傑作。

石井は、自殺した長女の死の責任を自分に問いながら旅を続けていたが、死を決意し西へ向かうエリカの存在を偶然知ることに。ベルリンで出会った19歳の彼女は娘の生き写しだった。パリの9月4日通り、バルセロナのサグラダ・ファミリア……西の果てのリスボンで迎える感動の結末。そして長女とエリカを結ぶ双子の秘密とは!?

講談社創業100周年記念出版






下巻は、ポーランド、ドイツ、フランス、スペイン、ポルトガルと旅は続きます。
償う相手がもういないとき、代替を求めてしまう気持ちはとてもよくわかります。
いろいろな名所を背景に、とてもロマンチックなお話でした。
復興したポーランドの街並みやサグラダ・ファミリアなど、ものすごく見てみたくなっちゃいました。

内容★★★★★


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2011/03/07 (Mon) 22:38

講談社
2010年11月

“孤独”という荒野の出口を探す旅がはじまる。
ウラジオストックからモスクワに、西へ西へ。列車はシベリアの大地をひた走る。

現地完全取材敢行。壮大なスケールの長編小説。

自死した娘、病床にある元妻……50歳で会社を早期退職した石井隆平は決して戻らぬ自分の半生を噛みしめ、ひとりユーラシア大陸横断の旅にでる。逗留先のウラジオストックで自殺を決意し旅をするエリカの存在を偶然知った石井は、彼女の自殺をひき止めようと決意する。止まぬ悔悟と芽生えた微かな希望。列車はシベリアのタイガからバイカル湖を越えモスクワに――。





ユーラシア大陸横断の旅、この上巻はロシアを出るまで。
主人公の旅の目的も興味を惹きますが、シベリア鉄道やロシアの過酷な環境がわかり、勉強になります。
壮大な景色には憧れますが、相当な覚悟がないと行けそうもないですね。
それでも、どこかへ旅に出たいなぁ、という気分にさせられました。

内容★★★★


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2011/02/26 (Sat) 10:18

アスキー・メディアワークス
2010年12月

ガンプラ誕生の秘密と、社会問題となった大ブームの真相!
元(株)バンダイ模型デザイン課デザイナー・加藤智(現・(株)キャラアニ社長)と、キャラクタービジネス研究家・猪俣謙次(ダイヤモンド社・刊『ガンダム神話』)が、1980年のガンプラの誕生から1982年のガンプラブームまでを、現場関係者への綿密な取材をもとに臨場感満点に活写。
プラモデル発展と衰退の歴史から、ガンプラ夜明け前と言うべき雌伏の時代、困難な環境下でスタートしたキット化計画、一大ブームの渦中で起きていたこと、開発の現場や生産ラインといった“当事者”の苦難と希望の日々。
30周年の今だからこそ赤裸々に語られるストーリーの数々! 貴重な商品写真や当時の現場風景など、珍しい画像も豊富に掲載!






なかなかに興味深い内容でした。
たかがプラモデルというなかれ、ということです。
そこには様々な葛藤と苦労、努力がありました。勉強になります。
金型に携わる仕事をしているだけに、バンダイさんの技術のすごさには興味津々でした。
できれば、もう少し掘り下げた本も読みたいですが、需要を考えると無理なのかな?
また、プラモデルに限らず、いろいろな物の歴史も知りたくなりました。

内容★★★★


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2011/02/25 (Fri) 10:51

集英社
2010年12月

南の島に一人でやってきたまりあは、たまたま知り合った「つるかめ助産院」の鶴田亀子先生から妊娠を告げられる。実は、島を訪れたのは一ヶ月前に失踪した夫を探すためだった。出生の秘密を抱え、帰る場所もなく頼れる人もいない…。不安と孤独にかられていると、先生が手を差し伸べてくれた。まりあは悩んだ末、お腹の子どもを島で産むことを決意する。「つるかめ助産院」を世界一快適な助産院にしたいと頑張る先生、ベトナム人の研修生パクチー嬢、ベテラン助産師エミリー、腕のいい漁師の長老、「世界一周の旅の途中」だという青年サミー。個性豊かな島の人々と一緒に働き、笑い、泣き、眠るうちに、まりあは少しずつ孤独だった過去に向き合い、自身が母になることを受け止めていく―。
新しい命を育みながら、自分の生を取り戻すまでの、誕生と再生の物語。






食べ、眠り、働き、人と触れあい自然と触れあい、ときに景色を見つめ生きているという充実感に満たされる。
追われることもなく毎日をしっかりゆったり生きていく。
本当に満ち足りた生活というか、生きていく基本というか、そういうことを考えさせられました。
出産シーンもリアルで緊迫感があり、新しい命を産むということがいかに素晴らしく崇高なことであり、女性の偉大さを改めて感じました。
それだけに、このラストは…。
残念です。

内容★★★★


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