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アメコミで英語、と映画と小説と漫画など
読んだアメコミ、映画、漫画、小説などの記録。 画像をクリックすると、若干大きいサイズで見られます。 ★★★★★……震えます。生きてて良かったと思います。 ★★★★……唸ります。気分が高揚します。 ★★★……うんうん。読んで損はないかと。 ★★……時間を損したかなと悲しくなるかも。 ★……怒りがこみ上げてくるかも?
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2024/05/17 (Fri) 15:19
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2010/08/19 (Thu) 09:43

幻冬舎
2010年3月

アメリカのリトルリーグでピッチャーをしていた柊球児は、バッテリーを組んでいたランディと世界大会での再会を約束して日本に戻った。しかし、日本で入ったチームは弱小。アメリカとは違う文化や練習方法になじめず、彼は孤立した。だがチームが負けた後、メンバーそれぞれが野球への思いを打ち明けたことを機に徐々に結束が生まれる。そして、みんなの心がひとつになった時、奇跡の快進撃が始まった。世界の扉は彼らの前に開くのか─。





う~ん。小中学生向きかな。「一瞬の風になれ」とか「バッテリー」などのスポーツ青春小説は大人でも十分楽しめますが、これはちょっときついかな。
単純なストーリー展開はまあ仕方ないにしても、あまり努力なしに勝ち上がっていってしまう展開は、感情移入しにくい気がします。応援し甲斐がないですね。
キャラの心理面の書き込みも物足りなく、薄っぺらな感じ。
逆に言えば、あっさりしているので、本の苦手な子供には最適かもしれませんね。内容は正統派なのだし。
映画化もしてたんですね。まったく知らなかった。

映画を観てから本を読むってのもありかも。

内容★★★


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2010/08/11 (Wed) 11:07

産経新聞出版
2010年5月

日本警察の不祥事を組織の裏側から描いたノンフィクション
 テレビ朝日系のドラマスペシャルでドラマ化が決定した「落としの金七事件簿」著者の最新作!警察組織幹部の信じられない振る舞いと、それらを覆い隠そうとする仲間意識、そして政治家の思惑が日本警察をピンチに立たせます。
<主な内容>
第1章 新潟県警不祥事
第2章 国家公安委員会の危機
第3章 桶川ストーカー殺人事件
第4章 神奈川県警の連続不祥事
第5章 警察刷新会議
第6章 不祥事の構造と改革
番外編 警察官秘話(警察官と拳銃、生活安全相談)




およそ10年前の警察の不祥事の連発をあまり知らなかった私にとっては、かなり勉強になりました。
発覚していないだけでなく、今はもうそんなことがないように組織体制が変わっていると信じたいです。
警察といっても人の集まりなので、悪い人も中にはいるということでしょうか。
ただそれを、組織ぐるみで隠蔽しようとするのはいただけないです。
また、不祥事の度にトップをすげ替えるというのも、何だか政治と同じで解決には結びつかないような気がしないでもないです。難しいですね。
勿論それだけではなく、拳銃使用について、慢性人手不足など、警察の苦しみについても言及されています。
弱すぎても強すぎても問題があるし…。バランスをとるのは難しそうです。

あさま山荘事件については、映画では観たことがあるのですが犯人側の視点だったので、今回警察側の視点を感じることができ、よかったです。

しかし、田中長官の「弁当は安いのにしたし…」という発言が妙に気になりました…。

内容★★★★


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2010/08/07 (Sat) 15:16

ポプラ社
2009年6月

“心の風邪”で休職中の39歳のエリートサラリーマン・哲司は、亡くなった母が最後に住んでいた美しい港町、美鷲を訪れる。哲司はそこで偶然知り合った喜美子に、母親の遺品の整理を手伝ってもらうことに。疲れ果てていた哲司は、彼女の優しさや町の人たちの温かさに触れるにつれ、徐々に心を癒していく。
喜美子は哲司と同い年で、かつて息子と夫を相次いで亡くしていた。癒えぬ悲しみを抱えたまま明るく振舞う喜美子だったが、哲司と接することで、次第に自分の思いや諦めていたことに気づいていく。少しずつ距離を縮め、次第にふたりはひかれ合うが、哲司には東京に残してきた妻子がいた――。




第三回ポプラ社小説大賞特別賞受賞作。

「四十九日のレシピ」と同じく、こちらでも泣かされました。
日々の生活に追われ、一緒にいるのが当たり前になり、相手を思いやる気持ちがおざなりになる。だから、相手が本当に助けを必要としているときに力になれない。なんて寂しいことは、現実にもよくあることだと思います。
「親子の愛情は変わりはないが、男女の愛情は育てていかないと枯れる」
その通りだと思います。夫婦だからって、思いやりや尊重を忘れてはおしまいですよね。私も以前はそうだったので、その状況は痛いほどわかります。

お金や地位ではなく、やすらぎ。幸せの一つの形がここには提示されています。
シュン君に泣かされ、ラストで泣かされ…。幸せに泣けるっていいですね。
伊吹有喜さんの作品はまだ2つしかありませんが、これからも読み続けていきたい作家の一人となりました。

この本と「船に乗れ!」のおかげで、クラシック音楽が気になってきましたよ。
あと、マッサージも気持ちよさそうだったな。


内容★★★★★


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2010/07/28 (Wed) 21:18

ポプラ社
2010年5月

企業小説を変革し続けてきた乱歩賞作家・池井戸潤が、
ついに政治の世界に踏み込んだ!

ある日突然、首相・武藤泰山と、武藤の大学生のドラ息子・翔の中身が入れ替わってしまう。
原因もわからないまま、やむなく泰山の変わり身となって国会に出ることになった翔。
遊んでばかりの日常を送ってきた翔には、国会でおこなわれる討論や質疑応答など、到底理解できない。
幼稚な発言を繰り返す上、首相だというのに文書に書かれた漢字すら読めず誤読を繰り返すという状況に……。
首相と息子の入れ替わりなど夢にも思わない世間では、一国の代表とは言いがたい言動に対する厳しい批判が渦巻く。
またそれと時を同じくして、泰山のまわりでは、閣僚の酔っ払い発言やスキャンダル、献金問題などが相次ぐ。
国を背負うはずの大人たちに、一体何が起こったのか―。
本物の大人とは、国を動かす政治とは何か。
胸がスカッとする、痛快エンタメ政治小説!




昔あった映画「転校生」の設定と同じじゃん、と思いつつもそれで終わらせない部分には感心しました。
聞いたことのある不祥事が連発していて面白かったです。
政治にあまり詳しくない人には、入門としていいかも。
ある意味、理想論に近いかもしれませんが、現実にこんな政治家が現れたらなぁとは、やはり思ってしまいますね。
確かに今の政治には不信感が募るばかり。
キャンベル米国務次官補も言っています。
「首相や閣僚がすぐに交代すると、政府間に必要な信頼関係の構築が非常に難しくなる」と。

内容★★★★


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2010/07/10 (Sat) 19:49

講談社ノベルズ
2007年1月

<頭狂人><044APD><aXe><ザンギャ君><伴道全教授>。奇妙なニックネームをもつ5人がインターネット上で殺人推理ゲームの出題をしあっている。密室、アリバイ崩し、ダイイングメッセージ、犯人当てなどなど。ただし、ここで語られる殺人はすべて、現実に発生していた。出題者の手で実行ずみなのである……。茫然自失のラストまでページをめくる手がとまらない、歌野本格の粋を心して噛み締めよ!





途中までは、こんなものかな、なんて気持ちで読んでいました。
動機のないゲーム感覚での犯行。
ネットならではの、匿名性を保ったままでの会合で、自己顕示欲は満たせるし。
今の世の中なら、あってもおかしくないかもと思わせる説得力はありました。
そう、だから、設定はいいよね、なんて感覚で。
でも、あまりのモラルのなさに、ちょっと拒絶反応もないとはいえなかったですが…。

しかし、後半の意外な展開には目を瞠りました。
ちゃんと前半にすべての伏線は張られていたのですね。
でも、この終わり方からどのように、続編「密室殺人ゲーム2.0」に繋がっていくのか、とても気になるところです。

内容★★★★



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