2010/11/04 (Thu) 21:34
日本放送出版協会
2010年8月
「シンクロでオリンピックに出る!」
交通事故で瀕死の重傷を負ったベッドで、少女は「夢ノート」に綴る
眼球打撲による網膜剥離、失明の危機、三半規管にも障害が残りまっすぐに泳げない。ましてや水中での回転や倒立は到底不可能。顔には傷跡が残り友達から「フランケン」と呼ばれた。しかし、日々の目標を「夢ノート」に記し、ひとつひとつ達成していった彼女に、17年後ついに奇跡が…。
確かに傍で読んでいる限りでは奇跡のように思えますが、すべて石黒由美子さん本人の並々ならぬ精神力と努力、そして周りのサポートあってこそだと思います。
とにかくその「夢ノート」に書いたことを実現しようとする努力に圧倒されます。
ノートに書くことによる自己分析は効用がありそうですが、実現となると彼女ほどの精神力がないと無理かなぁとも思ってしまいます。
そんな彼女にも自暴自棄というか挫折しかけた時期もあったわけで、そんなことも包み隠さず明かしていることも好感が持てます。
「『夢ノート』に書いた内容が実現したのは、奇跡でもなんでもないんです。私は、本当に血を吐くほど一生懸命努力しました。だから、夢をか叶えることができたんです」
こう堂々と言いきれる彼女が眩しいし、羨ましくもあります。羨ましがってるだけではダメだとわかってはいるのですが…。
娘も愛教大を目指しているので、是非この本を読んでもらおうと思っています。
内容★★★★★
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