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アメコミで英語、と映画と小説と漫画など
読んだアメコミ、映画、漫画、小説などの記録。 画像をクリックすると、若干大きいサイズで見られます。 ★★★★★……震えます。生きてて良かったと思います。 ★★★★……唸ります。気分が高揚します。 ★★★……うんうん。読んで損はないかと。 ★★……時間を損したかなと悲しくなるかも。 ★……怒りがこみ上げてくるかも?
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2024/04/19 (Fri) 02:48
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2011/02/01 (Tue) 11:50

講談社ノベルズ
2010年12月

…ゾンビになりたい。ずっとそう思って生きてきた。漫画家になる夢を諦め、日々を漫然と暮らすだけの僕。死んだようにただ生きている、僕と似た仲間たち…。そんな四人が見つけた廃墟の屍体。これが人生の分岐点!?と思ったのもつかの間、屍体は忽然と姿を消してしまった!「働いたら負け」と思っているワケでもないけど、「屍体を見つけたから勝ち」ってワケじゃない。だけど僕は探し出してみせる。自分を、変えるために。





タイトルから、もっと破天荒な内容を想像していたのですが、無難にまとまっていた感じ。
ニートな主人公たちの語りには共感は持ちにくいけど、ミステリーと青春のこういう結び付け方もあるんだ、と感心しました。
ただ、読み終わってから振り返ってみると、場面が想像つかないところも…。

内容★★★


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2011/01/24 (Mon) 11:50

新潮社
2010年11月

眠れなくなってもう十七日――。ある日突然不眠に陥った主婦の不思議な世界を描いた村上春樹の名作『眠り』が、21年ぶりの全面的な改稿を経て登場! ドイツ語版の、濃紺と銀をふんだんに使った美しいイラストレーションや、著者自身による書下ろしの「あとがき」も収録、タイトルも『ねむり』に一新されました。




村上春樹さんの本を最後に読んでから、もう20年も経つのか…とこの本を手に取りしみじみ思いました。
「TVピープル」の本を所持していた記憶はあるので、多分このリメイク前の「眠り」も読んでいるはずですが、まったく記憶になかったです。
「僕と鼠もの」シリーズや「ノルウェイの森」などにはかなり夢中になり、そのころの村上さんの本はすべて追っていたのに、今では「1Q84」もまだ手付かずのまま積んであるというありさま。
久しぶりに村上さんの本を読んでみて、文体に触れ、また昔の作品を読み直したくなってきました。
積読本がありすぎ、どうなるかはわかりませんが、せめて「1Q84」は今年中に読みたいものです。
あっ、この本についてですが、こういう豪華なリメイクは雰囲気も一新されいい感じだと思うのですが、如何せんお値段がやさしくないですね…。

内容★★★★


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2011/01/18 (Tue) 09:32

祥伝社
2010年10月

小田急線・世田谷代田駅から徒歩五分、築ウン十年、安普請極まりない全六室のぼろアパート・木暮荘。現在の住人は四人。一階には、死ぬ前のセックスを果たすために恋を求める老大家・木暮と、ある事情から刹那的な恋にのめり込む女子大生・光子。二階には、光子の日常を覗くことに生き甲斐を見いだすサラリーマン・神崎と、3年前に突然姿を消した恋人を想いながらも半年前に別の男性からの愛を受け入れた繭。その周りには、夫の浮気に悩む花屋の女主人・佐伯や、かつて犯した罪にとらわれつづけるトリマー・美禰、繭を見守る謎の美女・ニジコたちが。一見平穏に見える木暮荘の日常。しかし、一旦「愛」を求めたとき、それぞれが抱える懊悩が痛烈な哀しみとしてにじみ出す。それを和らげ、癒すのは、安普請であるがゆえに感じられる人のぬくもりと、ぼろアパートだからこそ生まれる他人との繋がりだった……。





木暮荘を取り巻く様々な人々を主人公にした連作短編集。
主役になるのは住人とは限らず、あまり接点のない人までといったバラエティーに富んだものとなっています。
様々な人による様々な視点によるその人物の印象と本人とのギャップが浮き彫りになり、普段いかに人の一面しか見ていないのかがよくわかります。
時には生々しいお話もありましたが、爽やかあり、悲しみあり、ユーモアありで楽しめました。

内容★★★★


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2011/01/06 (Thu) 11:16

ごま書房新社
2010年10月

口コミだけで全国に配布される新聞があります。
「みやざき中央新聞」
読者数=1万人、感動で涙した方=1万人。
特に人気があるのは新聞の顔である社説です。
編集長【水谷もりひと】が多くの講演や日々のニュースに対して限られた文章に想いを込めて執筆しています。
こんな時代だからこそ読んでいただきたい、珠玉の41編を選び書籍化しました。




素晴らしいお話が41話、簡潔に各4ページで纏められています。
困ったことに全部いいお話で、もっと詳しく知りたくなるものばかりでした。
お話の元となっている、
ストッキ・アルベイト「生きてこそ」
米良美一「天使の声 生きながら生まれ変わる」
三砂ちづる「タッチハンガー」
比田井和孝,比田井美恵「私が一番受けたいココロの授業」
志賀内泰弘「みんなで探したちょっといい話」
などなど、全部読みたくなっちゃいました。
勿論、朝日などの社説も大事だと思うけれど、こういう社説もあっていいと思います。まだ世の中も捨てたものじゃないと思わせてくれます。
2冊目も出そうな感じのあとがきだったので、それも楽しみにしています。

内容★★★★


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2010/12/15 (Wed) 21:29

文藝春秋
2010年9月

自殺する場所を求め寒村の温泉宿を訪れた大学生の種田静馬は、少女の首切り事件に遭遇する。犯人の罠により殺人犯と疑われた静馬を見事な推理で救った、水干姿の隻眼の少女探偵・御陵みかげ。静馬は助手見習いとして、みかげと共に事件の謎に挑む。みかげは父を失いながらも難事件を解決するが、18年後に同じ村で再び惨劇が……。




表紙とタイトルから、勝手に伝奇ヒーロー物なんかを想像しちゃったのですが、しっかりした理論の展開する本格推理小説でした。
親子二代にわたるその壮大な物語は、意外な展開も含めかなり満足できました。
特にラストには目を瞠りました。好きです、こういうの。

内容★★★★


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