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アメコミで英語、と映画と小説と漫画など
読んだアメコミ、映画、漫画、小説などの記録。 画像をクリックすると、若干大きいサイズで見られます。 ★★★★★……震えます。生きてて良かったと思います。 ★★★★……唸ります。気分が高揚します。 ★★★……うんうん。読んで損はないかと。 ★★……時間を損したかなと悲しくなるかも。 ★……怒りがこみ上げてくるかも?
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2024/05/02 (Thu) 01:54
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2010/07/22 (Thu) 00:43

角川書店
2010年4月

恋愛に縁のない人生を送って二十五年の磯野。大学時代の友人で、アマガエル色の軍服を着た大男・ロンメル。ちょっと天然な後輩・犬さん(♀)。三人は仕事にあぶれ、磯野のアパート(六畳一間)で貧乏暮らしをしていた。
そんなある日、公園に現れたアフロの紳士に、磯野は「特殊法人・鳩航空事業団」に誘われる。吉本興業ビルの屋上に居をかまえるこの組織は、鳩が恋文を運ぶ「ハトコイ便」をはじめとする伝書鳩サービスを提供していたのであった…。
クラウジウスの原理とは……
「熱を低温の物体から高温の物体へ移動させ、それ以外に何の変化も起こさないような過程は実現不可能である。
すなわち、エネルギーは必ず高い方から低い方へと流れていく。
すなわち、人は安きに流れるものだ。
すなわち、女の子はみんな見てくれがいいだけの男のところに行ってしまうのだ!!」…という原理である。





第1回野性時代フロンティア文学賞受賞作
ということですが、ラノベ?
軽い文体に軽い人物描写。
ユーモアを交えているのはわかるのですが、伊坂幸太郎さんとか西尾維新さんと比べると、センスの違いが…。
あまりにアニメ的キャラ設定は、好みが分かれるところだと思います。
さらっとした小説とも言えますが、印象に残らない感じです。

内容★★★


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2010/06/03 (Thu) 21:06

光文社
2010年2月

中学校で起きた無差別殺傷事件。物語が二転三転していくなかで暴かれる戦慄の真相とは…。11月4日午前8時30分。ある私立中学校に1人の男が侵入する。1人の女子生徒が、彼の行動を見て叫んだ。「みんな逃げて!」果敢に男に立ち向かう彼女を悲劇が襲う。そして事件後、警察で秘かに行われた、ある特別な「再現」。そこから、思いもよらない事実が明らかになっていく…。スピーディーな展開に目が離せない。斬新な視覚効果を図った実験的小説が誕生。第13回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。





本格推理とはいえないかもしれませんが、図の多用と、まるで映画を観ているかのような場面の頻繁な切り替えが斬新で面白かったです。
最終的にはどうかと思いましたが、二転三転する推理はなかなかに楽しめました。
キャラに奥行きというか、リアリティががない点が残念でした。

内容★★★★


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2010/06/03 (Thu) 01:14

徳間書店
2009年5月

神去村の人たちはおっとりしている。彼らの口癖は「なあなあ」で、「ゆっくり行こう」「まあ落ち着け」など、いろんな意味に使われているが、語尾にも「な」がつくので、のんびりした感じになる。神去村には林業従事者が多く、百年単位んの作業をしているので、あくせくしてもしようがないと思っているみたいだ。俺は平野勇気。高校卒業式の後、俺の行き先は、担任の先生と母親に決められていた。この神去村で、林業の研修生として働くことになっていたのだ。ローカル線の終点の駅に出迎えに来てくれたのは、髪を金髪に染めたヨキというガタイのいい男だった。チェーンソーの使い方など教えられたところで、俺は「綠の雇用」というシステムの応募者にされたのだと知った。しかし、「やっと神去村に若者が来た」と涙ぐんでいるおじいさんを前に帰るとは言えなかった。俺の山の生活が始まった。……。





2010年本屋大賞第4位。

都会では味わえない、人と人との触れ合いの大事さを感じさせてくれるとともに、林業というほとんど知らなかった世界を教えてくれた本でした。
肉体的に相当キツイだろうし、店もなく不便で、ともすれば孤立した閉鎖空間にいるというのに、何故か主人公がうらやましくなりました。
若い時にこういう体験をするということは大事なことのような気がします。まさに自然と共存といった感じで。
村単位の閉鎖空間といった印象を最初は持っていたのですが、考えてみれば、個人の時間が多い今の私の方がよほど孤立している…。
人付き合いも得意ではないし、億劫になっているし。
この主人公のように私も若いときに、風景を見て感動したり、仕事で感動できていたら、今の生き方も違っていたような気がします。

内容★★★★★


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