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アメコミで英語、と映画と小説と漫画など
読んだアメコミ、映画、漫画、小説などの記録。 画像をクリックすると、若干大きいサイズで見られます。 ★★★★★……震えます。生きてて良かったと思います。 ★★★★……唸ります。気分が高揚します。 ★★★……うんうん。読んで損はないかと。 ★★……時間を損したかなと悲しくなるかも。 ★……怒りがこみ上げてくるかも?
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2024/04/20 (Sat) 12:50
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2010/12/13 (Mon) 19:47

光文社
2010年9月

三十三歳の、同い年の男女が出会った。周吾は未婚で、認知症が進む父親との二人暮らし。女のあかりは、彼女としか話しができない場面緘黙症の娘との二人暮らし。彼女は、父親が入所する介護老人保健施設の介護士だった。彼は、あかりに惹かれていくが、それぞれがさらに大きな事情を抱えていた……。――人は本当に愛する人のために何ができるのか。感動大作!




かなり重いお話です。
老人介護にDV、場面緘黙症と容赦ない設定に、主人公たちより私の方が絶望し挫けそうになります。
それでも彼らは、希望を捨てることなく、苦しみながらも一生懸命真面目に生きています。
相手のことを本当に思いやる、ということについて考えさせられました。
特に介護についてはとても詳しく書かれており、大変勉強にもなりました。
自分の親、そしていつかは自分にも係わってくろと思われるその現実。
介護してもらってまで生きていたいのか、その年になるまでわかりそうにないけれど、だからといって…。
人は何のために生きているのでしょうか…。

内容★★★★★


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2010/12/07 (Tue) 11:05

泰文堂
2009年3月

もてたい気持ちは人一倍強いが、三ケ崎中学校の男子バレーボール部は、周囲から「キモ部」と揶揄される落ちこぼれ集団。そんな彼らの前に突然「女神」が現れた。臨時採用の美人教師・寺嶋先生が男子バレー部の顧問になったのだ!「先生がおっぱいを見せてくれるなら、僕たちは優勝だって目指すのに…」と言った部員の言葉に、「やれるものならやってみろ」と思わず口走ってしまう寺嶋先生。この一言が、部員の目の色を変えた。






いいですね、これ。
始めるきっかけなんてこんなものだと思います。
きれいごと言うより、正直でいいと思います。爽快です。楽しそうです。
この年頃のときに、御託並べられたってやる気なんて起きないものです。
バカらしい動機で始めて、一生懸命やって、やがて自然と目的が変わっていく。なにか理想的じゃないですか、これって。
小説では試合部分はスパッっと省略されてますが、映画はどうなのでしょう。映画も盛り上がりそうです。DVD購入したままなぜか放置なのが悔やまれます。どこいったかな。

笑えて泣ける、素晴らしい青春小説でした。
「さよなら、アルマ」もとってもよかったし、この作家、要注目です。

内容★★★★★



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2010/12/02 (Thu) 21:42

朝日新聞出版
2010年9月

零細コンサルタント会社へ左遷させられた薮内之宏は、業界でも悪名高い社長の伊比大介と共に、長野県の酒造メーカーを大胆な手法で手に入れる。だが2千億円の巨大取引成立寸前に横やりが入った。その所有地の土壌汚染がテレビで告発されたのだ。一体誰が何のために!? やがて予想もしなかった巨大企業が薮内たちの前に立ちはだかる! 息を呑む頭脳戦&どんでん返しの連続――まさに第一級の謎解きエンターテインメント!





日本に住んでいると、あって当たり前と思ってしまいがちな水。
でも、それは世界からみたら少しも当たり前のことなんかではなく、今も10億人の人たちは水不足に苦しんでいるとか。
その水資源さえ商売にしてしまう商社。そこに天下りのシステムを構築する官僚たち。
知らなかった社会の構造をまた一つ学びました。
資本主義だから、食う者と食われる者がでるのは仕方がないことなのでしょうか。
まったく縁のない世界でしたが、商社マンってとても大変ですね。私には絶対無理。

内容★★★★


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2010/11/24 (Wed) 09:44

ビジネス社
2010年2月

今や若手ビジネスパーソンの3人に1人が勉強会に参加するという空前の勉強会ブーム。資格を取ったり留学したりといった手間も暇もかかる勉強とは違って、気軽に参加できる勉強会は「お金も時間もかけずに成長できる今どきのビジネスパーソンにぴったりの勉強法」と言える。
そのトレンドをつくったのが、ベストセラー『「結果を出す人」はノートに何を書いているのか』著者にして、「築地朝食会」「山の手の会UNDERGROUND」「ひみつの学校」を主催する美崎栄一郎氏。

その勉強会のリーダーが「勉強会に行きたいけど、なんだか不安」という未体験者や、「何回か出ているのだけれど学んだことが身についていない」といった経験者に向けて、仕事の成果につなげる正しい勉強会の歩き方を初めて公開する。
本書では、仕事ができない若手社員、これからバリバリ働く中堅社員、転職を悩みながら考えているビジネスパーソン、いきなり抜擢された管理職、勉強会の主催者など10人の異なる立ち位置のビジネスパーソンを登場させ、勉強会に出ることで成長していくストーリー形式で展開している。新しい会社の中と外の歩き方とノウハウを伝える、ありそうでなかったビジネス書。





まったく知らない世界でしたので、大変参考になりました。
各キャラクターのビジュアルもあり、ストーリー形式でもあるので、かなり入り込みやすいです。
間口が広い分、情報量不足は否めないのですが、それは仕方がないことかもしれません。詳しく知りたい人は別の本で、ってことでしょうね。
会社に依存せずに、人と人との横の繋がり。なんだか素晴らしいですよね、向上心も見えて。
場所的にも、仕事的にも、時間的にも、残念ながら私には多分勉強会の機会はなさそうですが、こういうことを知れたというだけで、なんだか得した気分です。
まあ、会社でも私生活でも、楽しくなるかならないかは、自分次第ってことですね。

内容★★★★


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2010/10/23 (Sat) 22:37

サンクチュアリ出版
2010年8月

12月にはNHKでドラマ化も決定! 一枚の写真からつむぎ出された感動物語 図書館で見つけた一枚の古ぼけた写真。 そこには「祝出征・アルマ号」と書かれた幕の前で 凛々しく鎮座する犬の姿があった。 いまからおよそ65年前。 第二次大戦下の日本では、およそ10万頭ともいわれる犬が、殺人兵器として利用されていました。 人間同様、戦場に出兵した「軍犬」と呼ばれる犬たちです。 軍犬たちは弾丸が飛び交う戦地で、前線に弾薬を運び、伝令に走りました。 そしてその多くは、敵の狙撃手の犠牲になりました。 故郷に大好きな飼い主を残した彼らは、一体なにを思いながら、命を落としていったのか。 この本はこうした事実をもとに、つむぎ出された物語です。 * 第二次大戦中の日本。 幼い頃から犬好きで、扱いもうまい青年・太一は、 近所の人に頼まれ、立派なシェパードのアルマを預かることになる。 アルマの能力は犬としてずば抜けており、太一はあっという間に心を奪われるが、 貧しく、犬の餌代すら満足に稼ぎ出すことができない。 アルマの幸せを第一に考え、一度は泣く泣く手放そうとするが、 「軍用犬にすれば国から支給がある」という事実を知り、 アルマの訓練へと情熱を燃やす。 アルマが急成長していく興奮と、殺人兵器へと変貌していく不安。 揺れ動くさなか、アルマは無事試験に合格。出征命令が下される。 戦地へ向かうアルマ。別れを惜しむ人々。そして太一が出した決断とは? 消え去ろうとする過去の事実をもとに、犬と人間の関係を優しく描いた感動物語です。




涙なしには読めません。
戦いたいわけではないのに戦場に駆り出される人たち。そういった本は読んできましたが、犬には考えが及びませんでした。
人間に忠実であるがために、人間に利用されてしまう犬たちについては。
物を言わず、何を思っているかは定かでなく、そこには想像で補うしかない部分もあり、それゆえ、接する人間を映し出す鏡ともいえるのが犬なのではないかと思いました。

勿論アルマも感動させてくれますが、主人公を取り巻く、房子おばさん、継母、アルマの元の飼い主の兄妹、大久保たちにも泣かされました。

しっかり取材して書かれていると思われるこの本、勉強にもなりました。
この著者である水野宗徳さんは、「おっぱいバレー」の作者とか。そちらも期待できそうです。映画のDVDは持ってるんだけど、まだ観てないなぁ。

内容★★★★★



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