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アメコミで英語、と映画と小説と漫画など
読んだアメコミ、映画、漫画、小説などの記録。 画像をクリックすると、若干大きいサイズで見られます。 ★★★★★……震えます。生きてて良かったと思います。 ★★★★……唸ります。気分が高揚します。 ★★★……うんうん。読んで損はないかと。 ★★……時間を損したかなと悲しくなるかも。 ★……怒りがこみ上げてくるかも?
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2024/04/19 (Fri) 21:57
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2011/04/02 (Sat) 09:48

講談社
2011年1月

ある日、帰ってくると、私の大切なものが全て盗まれていた。

花冷えの中、桜の下に二人して横たわり私は思う。寄せては返す波を責める人はいない、過ぎていく月日を止めようとする人もいないのに、どうして人の気持ちだけがそれに逆らうのだろうと。

三山桂依初の小説。現代版アラビアンナイト一月に一篇、季節ごとに12人の登場人物がつむぐ人生の一瞬。詩と小説の間を漂う、日常と幻想。東京発、異国情緒(エトランジェ)文学。





1篇1篇は短く、まさに夜寝る前に読むのにぴったりの小説。
おしゃれな装丁が、夢とも現実もつかないお話にとても合っていて、不思議な世界に誘ってくれました。
初めての体験。

内容★★★★


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2011/03/22 (Tue) 15:54

朝日新聞出版
2011年1月

数千人の人々を乗せて海を漂う“団地船”、永遠に朝が訪れない町、“生態保存”された最後のニュータウン…喪失、絶望、再生―もう一人の“私”が紡いでゆく、滑稽で哀しくて、少しだけ切ない九つの物語。『失われた町』『刻まれない明日』に連なる“町”を、気鋭の写真家との奇跡的なコラボレーションで描く連作短篇集。





微妙かな。
発想というか設定は面白いと思うけれど、ストーリー的にはどうかな、といった感じでした。
少なくとも夢中にはなれませんでした。
短編だから?

内容★★★


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2011/03/21 (Mon) 20:59

文芸社
2010年11月

希久夫と美奈子の夫婦に子どもはなく、最近はどこかすれ違いの日々。そんな中、美奈子が事故でこの世を去った。遺言により、免許もない希久夫に遺された妻の愛車・ホンダS800。ところが、不審に思いながらも立ち上げたカーナビには、死の直前に美奈子が巡った、不可解な走行履歴が残されていた。「グレース」の秘密、それぞれの辛い過去、そして妻の哀しい決意―履歴をなぞる旅で、次々と判明する妻の最期のメッセージとは?






本当の深い愛を教えられた気がしました。
ここまで人は真摯に人を愛し、思いやれるものなのか―。
読んでいて何度も泣いてしまいました。
希久夫の視点、美奈子の視点の切り替わりも絶妙でよかったです。

内容★★★★★


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2011/02/28 (Mon) 22:07

エンターブレイン
2010年12月

女なら、最後の、最後の、最後まであきらめるな!!
“チグルの虐殺”から、ひとり生き残った少女・ビーナ。彼女が弓を引けば、無数の精霊たちがその矢をまっしぐらに追う。はたして彼らは敵なのか味方なのか?
見習い兵ビーナとセクハラ上官が、たった二人で千の敵相手に籠城戦を挑む!!

鬼才ゲームクリエイターが魅せた異世界ファンタジー巨編。傷だらけの身体と心で立ち向かう、不安なまでに一直線なニューヒロインの誕生!!

「あやうく、読まず嫌いして後悔するところでした!真っ直ぐで、熱くて、何があってもへこたれないビーナが素敵。成長したビーナの姿を見てみたい!!」 古幡瑞穂さん(日本出版販売)も主人公・ビーナのとりこに!





意外性はそう感じないものの、オーソドックスな造りで安定して読めました。
主人公が前向きなのは気持ちがいいですが、ちょっとバカっぽくみえちゃったりするのが残念でした。
続編は売れ行きによるとのことですが、私としては、続編があるなら読みたい、といったところでしょうか。

内容★★★


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2011/02/09 (Wed) 19:58

小学館
2010年11月

総理大臣は、京都のお公家様!?

北朝鮮が、日本にむけた中距離弾道ミサイルに燃料注入の報が! 中身は核なのか? それとも……。
支持率低迷と経済問題で打つ手なしの政権与党・自由民権党の浅尾総理は、本物の危機に直面し「本当の内閣」に政権を譲ることを決意した。
アメリカすら「あないな歴史の浅い国」と一蹴する京都出身の二条首相は、京都駅から3輛連結ののぞみを東京駅までノンストップで走らせたかと思えば、その足で皇居に挨拶へ。何ともド派手な登場の二条内閣は、早速暴力団の組長を彷彿とさせる広島出身の防衛大臣のもと「鉄砲玉作戦」を発動したのだが、果たしてその結果やいかに?
「こんな内閣があったら……」笑って笑って、涙する、史上初の内閣エンタテインメント!






今の迷走するこの国の状態が必然的に生み出した夢物語なのかも、なんて思ってしまいました。
設定は荒唐無稽で苦笑するしかなかったんだけれど、なかなかどうして内容的には真剣に取り組んでいるし、皮肉や批判もちゃんと盛り込まれていました。
残念なのは北朝鮮の問題だけになってしまい、他の問題が描かれなかったことかな。欲張りかもしれませんが。
心に残るよい言葉も随所に盛り込まれていて、読んで損はない本です。

内容★★★★


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