文藝春秋
2010年9月
自殺する場所を求め寒村の温泉宿を訪れた大学生の種田静馬は、少女の首切り事件に遭遇する。犯人の罠により殺人犯と疑われた静馬を見事な推理で救った、水干姿の隻眼の少女探偵・御陵みかげ。静馬は助手見習いとして、みかげと共に事件の謎に挑む。みかげは父を失いながらも難事件を解決するが、18年後に同じ村で再び惨劇が……。
表紙とタイトルから、勝手に伝奇ヒーロー物なんかを想像しちゃったのですが、しっかりした理論の展開する本格推理小説でした。
親子二代にわたるその壮大な物語は、意外な展開も含めかなり満足できました。
特にラストには目を瞠りました。好きです、こういうの。
内容
★★★★[0回]
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