2010/08/19 (Thu) 09:43
幻冬舎
2010年3月
アメリカのリトルリーグでピッチャーをしていた柊球児は、バッテリーを組んでいたランディと世界大会での再会を約束して日本に戻った。しかし、日本で入ったチームは弱小。アメリカとは違う文化や練習方法になじめず、彼は孤立した。だがチームが負けた後、メンバーそれぞれが野球への思いを打ち明けたことを機に徐々に結束が生まれる。そして、みんなの心がひとつになった時、奇跡の快進撃が始まった。世界の扉は彼らの前に開くのか─。
う~ん。小中学生向きかな。「一瞬の風になれ」とか「バッテリー」などのスポーツ青春小説は大人でも十分楽しめますが、これはちょっときついかな。
単純なストーリー展開はまあ仕方ないにしても、あまり努力なしに勝ち上がっていってしまう展開は、感情移入しにくい気がします。応援し甲斐がないですね。
キャラの心理面の書き込みも物足りなく、薄っぺらな感じ。
逆に言えば、あっさりしているので、本の苦手な子供には最適かもしれませんね。内容は正統派なのだし。
映画化もしてたんですね。まったく知らなかった。
映画を観てから本を読むってのもありかも。
内容★★★
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