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2010/08/11 (Wed) 11:07

産経新聞出版
2010年5月

日本警察の不祥事を組織の裏側から描いたノンフィクション
 テレビ朝日系のドラマスペシャルでドラマ化が決定した「落としの金七事件簿」著者の最新作!警察組織幹部の信じられない振る舞いと、それらを覆い隠そうとする仲間意識、そして政治家の思惑が日本警察をピンチに立たせます。
<主な内容>
第1章 新潟県警不祥事
第2章 国家公安委員会の危機
第3章 桶川ストーカー殺人事件
第4章 神奈川県警の連続不祥事
第5章 警察刷新会議
第6章 不祥事の構造と改革
番外編 警察官秘話(警察官と拳銃、生活安全相談)




およそ10年前の警察の不祥事の連発をあまり知らなかった私にとっては、かなり勉強になりました。
発覚していないだけでなく、今はもうそんなことがないように組織体制が変わっていると信じたいです。
警察といっても人の集まりなので、悪い人も中にはいるということでしょうか。
ただそれを、組織ぐるみで隠蔽しようとするのはいただけないです。
また、不祥事の度にトップをすげ替えるというのも、何だか政治と同じで解決には結びつかないような気がしないでもないです。難しいですね。
勿論それだけではなく、拳銃使用について、慢性人手不足など、警察の苦しみについても言及されています。
弱すぎても強すぎても問題があるし…。バランスをとるのは難しそうです。

あさま山荘事件については、映画では観たことがあるのですが犯人側の視点だったので、今回警察側の視点を感じることができ、よかったです。

しかし、田中長官の「弁当は安いのにしたし…」という発言が妙に気になりました…。

内容★★★★


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