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アメコミで英語、と映画と小説と漫画など
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2024/05/09 (Thu) 15:57
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2009/12/05 (Sat) 12:36

2009
監督:君塚良一
出演者:佐藤浩市、志田未来、柳葉敏郎、石田ゆり子、佐々木蔵之介
上映時間:118分

「出てきました! 今、容疑者の少年が出てきました!」
ごく平凡な四人家族の船村家。ある日突然、その一家の未成年の長男が、小学生姉妹殺人事件の容疑者として逮捕される。東豊島署の刑事・勝浦(佐藤浩市)と三島(松田龍平)は突如、その容疑者家族の保護を命じられる。一体何から守るのか分からないまま、逮捕現場の船村家へ向かう勝浦と三島。二人はそこで、容疑者の家を取り囲む報道陣、野次馬たちを目の当たりにする。彼らの任務は、容疑者家族をマスコミの目、そして世間の目から守ることだった。
容疑者家族の保護マニュアルにのっとり、船村夫婦は離婚、改めて婚姻し夫が妻の戸籍に入り、家族は苗字を妻の旧姓に変えさせられる。娘の沙織(志田未来)は就学義務免除の手続きを取らされる。そして夫婦、娘の三人は別々に保護されることになる。15歳の沙織の保護は、彼女と同い年の娘を持つ勝浦が担当することになる。勝浦と沙織、二人の終わりの見えない逃避行が始まる―。ホテル、自分のアパート、友人・尾上令子(木村佳乃)のマンションと場所を変えて沙織をかくまう勝浦だったが、マスコミは居場所を嗅ぎつけ、どこまでも付きまとってくる。
そんな中、沙織は恋人からの電話で、自分の母が自殺したという衝撃的な事実を知る。「お母さん、警察の人と一緒にいたんでしょ! なのに何で! 警察の人何してたの!」と勝浦に食ってかかる沙織。勝浦は、自分の置かれた状況を理解できずに苦しむ沙織をただ見守ることしかできなかった。そして、令子のマンションまで取材しにきた新聞記者・梅本(佐々木蔵之介)に「ご遺族は犯人の家族にも罪を償って欲しいと思ってる。死んで償えと思ってる。」と責められるのだった。
マスコミから逃れるため、勝浦は沙織を連れて、東京を離れて伊豆のとある場所を目指すことにする。そこは、3年前ある事件に巻き込まれ幼い息子を失ってしまった夫婦・本庄圭介(柳葉敏郎)と久美子(石田ゆり子)が経営する海辺のペンションだった。実はその事件の捜査をしていたのが勝浦だった。上司・坂本(佐野史郎)の命令で動けなかったとはいえ本庄夫妻の息子を死なせてしまったことで、勝浦は心に深い傷を抱えていた。本庄夫妻への心苦しさはあったが、勝浦にはもうそのペンションしか逃げ場がなく、すがる思いで車を飛ばした。
伊豆へ向かう途中、新聞やテレビで三年前の勝浦の捜査ミスが取り上げられ、勝浦が殺人犯の妹を保護していることも公になる。なんとかたどり着いたペンションで、勝浦は圭介から「警察はうちの子を守ってくれなかったのに、犯人の家族は守るんですか……」と悲痛な思いをぶつけられる。さらに、匿名の悪意、ネット上の掲示板の書き込みによって、勝浦と沙織は知らないうちに社会にさらされていく……。
さらなる悲劇に襲われ、容赦なく傷つけられる沙織。
過去の事件の捜査ミスによる心の闇を抱える勝浦。
二人は、反発しながらも次第に傷ついた心と心を通わせていく……。
殺人犯の妹と彼女を必死に守る刑事。
二人を待っている<運命>とは――。
そして行き着く先で二人が見つける<希望>とは――。


考えさせらる映画でした。
難しいテーマですね。
身近で起きたことがないので考えたこともなかったです。
被害者側の気持ちも痛いほど伝わってくるし、加害者側の家族の苦しみも見るに耐えないです。
この映画の中のマスコミの行為は行き過ぎなのかもしれませんが、「犯罪を犯すと家族に被害が及ぶんだよ」という抑止力にもなるような気もするし…。
ネットは明らかに面白半分でやっているから、問題外ですが。

警察だけでなく市役所や教育委員会もすぐに動いて、離婚手続き、休学手続きなどを行うということも、私には驚きでした。

この映画の4ヶ月前の出来事を「被害者の保護」という視点から描いた「誰も守れない」というドラマがあるそうです。
残念ながらDVDも発売されていないし、また発売予定もないようです。
私は観なかったので、せめて再放送して欲しいです。

結局、無理に何かを規制できるはずもなく、すべては個々の判断に委ねられ、変わっていくとしたら、そういうふうでしか変えられないものなのかもしれません。
一番いいのは、笑われるかもしれませんが、犯罪がなくなることですね。
そうすれば、誰も苦しむことはないのに…。
そんな世の中になりそうもないですが、そう思わずにはいられなくさせられる、そんな映画でした。

内容★★★★★



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2009/11/13 (Fri) 09:19

2008
監督:曽利文彦
出演者:綾瀬はるか、大沢たかお、中村獅童、窪塚洋介、柄本明
上映時間:120分

たったひとりで旅を続ける市(綾瀬はるか)は、同じ盲目の女がチンピラたちに襲われていても、助けるそぶりすら見せない。そこへ現れたのは、藤平十馬(大沢たかお)。市にも襲いかかろうとするチンピラたちの前に、勢いよく立ちはだかったものの、手が震え、戦うどころか、刀を抜くことさえできない。返り討ちにされそうになった瞬間、男たちを斬り殺したのは、市。か弱く見える市は、十馬の助けなどいらないくらい強かった。迷惑顔の市に話しかけながら、十馬が後をついてくる。誰にも関わりたくない市と、誰かに関わりたくて仕方のない十馬。
まったく正反対のふたりは、やがて、万鬼党というチンピラたちに荒らされている町にたどり着く。またしても厄介ごとに首を突っ込もうとするおせっかいな十馬。しかし、そんなふたりに、仮面の男・万鬼(中村獅童)が残虐な牙を剥く。ふたりを待ち受けていたのは、命をかけなければ乗り越えられないほどのあまりにも過酷な運命だった―。


あの有名な「座頭市」のリメイク。
主人公を女性にアレンジしたということで、ちょっと期待していたのですが、あまりに平凡でした。
どうせなら、もうちょっと大胆にして欲しかったかな。
ストーリーにひねりがないのなら、アクションをもっと派手で恰好いいものにするとか、何とかできた気がするのですが。
無難な映画かもしれませんが、あまりにこじんまりとまとまりすぎな気がします。

綾瀬はるかさんのファンで、お気楽に観るといった感じが正解な気がします。
しかし、予告にも入っていましたが彼女、大活躍ですね。
「僕の彼女はサイボーグ」「ザ・マジックアワー」「ハッピーフライト」「おっぱいバレー」…。
私は「セカチュー」の頃、ホント、大好きでした。

大沢たかおファンには微妙な作品ですね。
だって役が…。あまりにもイライラさせすぎ。
窪塚洋介さんの演技は、ここでは一人だけ浮いてた気がするのは私だけでしょうか…。

内容★★★




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2009/11/09 (Mon) 11:58

2007
監督:三池崇史
出演者:小栗旬、やべきょうすけ、黒木メイサ、山田孝之
上映時間:130分

ぜんぶ壊して、ゼロになれ。
鈴蘭男子高等学校、通称・カラスの学校。不吉な嫌われモノ=カラスのような不良学生たちが集まる、偏差値最低の男子校。最強かつ最凶の悪名を轟かせている鈴蘭であったが、いまだかつて鈴蘭を統一・制覇したものはいない…。現在の最大勢力は、“百獣の王”と呼ばれる男・芹沢多摩雄(山田孝之)率いる“芹沢軍団”だ。しかし実力者が揃う芹沢軍団ですら、鈴蘭統一は容易ではなかった。そんな群雄割拠の鈴蘭に、ひとりの男が現れた。3年の転入生・滝谷源治(小栗旬)―鈴蘭制覇を狙う男。単独で行動する源治であったが、ふとしたことで知り合った鈴蘭卒業生のチンピラ・片桐拳(やべきょうすけ)と友情を深める。そして拳のとりなしもあって、源治のもとに集まった強力な仲間達が、源治を筆頭に新勢力GPS(G源治PパーフェクトS制覇)を旗揚げする。かくして鈴蘭の勢力図は大きく塗り替えられ、内部抗争はより一層激化していくのだった…。


高橋ヒロシ「クローズ」を原作とし、その1年前を描いたオリジナルストーリー。
原作はまだ最初のほうしか読んでいないので、詳しいことはわかりませんが、一部のキャラはどちらにも出てきます。

戦国時代の武将の戦いの高校生ヴァージョンといったところでしょうか。
そこには社会とは別の世界があります。
意地のぶつかり合い、おのれの肉体だけで倒れるまで戦うその気迫。
すべてを理解できるわけではありませんが、その真剣さは伝わってきます。

アクションの見せ方がうまいですね。
格闘シーンはかなりの迫力です。
ただ、音楽とかのところどころの挿入が、私はあまり好きにはなれませんでした。(選曲のせいかな?)

続編ももうDVDがリリースされています。
多分、そのうち観ます。

内容★★★★







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2009/10/31 (Sat) 10:35

2009

2011年1月。救命救急医・松岡剛(妻夫木聡)のもとに一人の急患が運び込まれてきた。高熱、痙攣、吐血、全身感染とも言える多臓器不全……それは人類がいまだかつて遭遇したことのない感染症状であった。新種のインフルエンザか? あるいは別の新型ウィルスなのか? 医師達の必死の処置もむなしく、患者は死亡してしまう。感染拡大を防ぐため、WHOからウィルス感染症の専門家・メディカルオフィサー小林栄子(檀れい)が派遣されてきた。実は松岡と栄子は、かつての恋人同士であった。
戸惑う松岡をよそに、栄子は迅速に病院を隔離して「封じ込め」を推進していく。冷酷な決断も辞さない栄子に周囲の反発が高まるが、松岡だけは気づいていた。その心の内に秘められた温かな感情に。そして栄子もまた、献身的に患者と向きあう松岡の懸命な姿に再び惹かれていく。一方、感染患者第一号の死亡から数日の間に、全国各地で同じ症状の患者の死亡が相次いだ。未知なるウィルスの襲来に日本全土が混乱をきたしはじめていた。松岡や栄子をはじめ感染症と戦う医師や研究者達の、必死の抵抗を嘲笑するかのように、ウィルスはおそるべき速度で感染爆発していく。その猛威は想像をはるかに凌駕しており、3ヶ月以内に交通網・都市機能が停止、半年で国内の感染者数は数千万人にものぼるという、戦災をはるかに上回る事態が予想された。極限状況の中、誰もが、生命を賭けた選択を迫られる。人類は、この未曾有の感染パニックに終止符を打つことができるのか!?


かなり厳しい批評も多いようですが、私は結構楽しめました。
確かにアラも多いようですが、私には許せる範囲でした。
私が無知なせいかもしれませんが…。

養鶏業者が誤解で責められる部分なんか、かなり痛ましいですね。
今のインフルエンザでも、誰が伝染しただの言っているのを耳にします。

「たとえ明日、地球が滅びるとも、今日、君はりんごの樹を植える。」
もうこれがすべてですね。
どこかで聞いたことのある言葉だと思ったら、マルティン・ルターの言葉だそうです。
絶望しそうになっても、希望を捨てない。そんな生き方をしたいです。

内容★★★★




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2009/10/22 (Thu) 09:33

2008

舞台は、現在と全く違った発展を遂げた日本――架空都市≪帝都≫。
19世紀から続く華族制度により、極端な格差社会が生まれ、帝都の富の9割は、ごく一部の特権階級――華族に集中していた。そんな中、富裕層のみをターゲットとし、次々と美術品や骨董品を、魔法のような手口で盗んでしまう≪怪人二十面相≫の出現が世間を騒がせていた。
人は彼を〝K-20″と呼ぶ――。
物語の主人公は、K-20に騙され、K-20に仕立て上げられた男・遠藤平吉(金城武)。サーカスの曲芸師である平吉が、類稀なる身体能力と頭脳を武器に、K-20に狙われた令嬢・羽柴葉子(松たか子)と、その婚約者であり探偵の明智小五郎(仲村トオル)と共に、K-20との戦いを決意する。
かくして、息もつかせぬ戦いの火蓋が切って落とされる。繰り広げられる激闘。果たして、濡れ衣を着せられた平吉は、汚名を晴らすことができるのか?


いい意味で期待を裏切られた出来でした。
アクション、世界観の演出とか、かなりハリウッドの映画に近付いた気がします。
考えさせられる映画ではないけれど、「怪人二十面相」を大胆にアレンジしていて、十分楽しませてくれます。
ちょっとくさいところが目に付いたりしますが、それ以外はおおむね良好かと。
思ったよりコメディ色が強かったです。

内容★★★★




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