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アメコミで英語、と映画と小説と漫画など
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2024/05/20 (Mon) 16:39
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2009/08/31 (Mon) 09:57

2009

クリスマス目前のローマ。
イタリアでのテロ予告を受け、1人の男がイタリア・ローマに降り立った。その男の名は、外交官・黒田康作(織田裕二)、外務省の上司・片岡(中井貴一)からの命を受け、テロから邦人を守るために派遣されたのだ。
黒田が赴任する日本大使館では、菊原大使(小野寺昭)、西野参事官(佐野史郎)、外交官の羽場(大塚寧々)や谷本(伊藤淳史)らを中心に、G8外務大臣会合に参加する川越外務大臣(平田満)のイタリア訪問の準備に追われていた。
そんな中、きらびやかにライトアップされた町で1人の日本人少女が失踪する。目的は単なる営利誘拐か、それとも少女の誘拐がテロの序章なのか。
大使館に赴任して間もない研修生・安達(戸田恵梨香)とともに、誘拐事件の通訳を担当することとなった黒田。しかし、少女の母・紗江子(天海祐希)の元にきた犯人からの電話を受けたことで、紗江子の”偽りの夫”として事件に巻き込まれていく。
身代金取引自体が違法の国・イタリアで犯人から指定された方法での取引に応じる2人。指定された取引場所は、テルミニ駅、サンタンジェロ城、そしてスペイン広場…。いずれも観光客の多い、人混みだらけの場所であることを不審に思う黒田だが、警察の介入が犯人グループにばれてしまい取引が中止となってしまう。
亡き夫との思い出の血・イタリアで、最愛の娘を誘拐され憔悴していく紗江子は、娘の安全よりも犯人逮捕を優先させたイタリア警察とそれを止められなかった黒田にも不信感を募らせていく。
そんな紗江子を支えるためロンドンから彼女に想いを寄せる商社マン・藤井(佐藤浩市)も駆けつける。側で支える藤井の存在に助けられ、紗江子も落ち着きを取り戻していく。
しかし、警察の包囲網を巧みに撹乱し姿を見せない犯人グループ。一向に進展しない捜査に、悩み苦しむ紗江子。そんな紗江子の姿を目の当たりにし、独断での調査を決意する黒田。旧知の仲のフリーライター佐伯(福山雅治)の力を借り調査を進めるが、外交官には捜査権限がないため、独断で調査を進める黒田の行為に対し、イタリア警察から内務省を通じて越権行為とのクレームが入ってしまっう。
組織の体裁よりも”邦人を守るのが自分の仕事”という信念を貫き通そうとする黒田は、次第に大使館内で孤立していく。
やがて、少女の誘拐事件は、イタリア大統領やG8首脳、そして”世界の歌姫”サラ・ブライトマン(本人)をも巻き込み、イタリア全土を襲う大規模連鎖テロへと発展していく…。
様々な想いが交錯する中、黒田は事件の鍵がイタリア南部の美しい港町・アマルフィにあることを突き止める。
果たして犯人の目的とは。そして外交官・黒田が見出した事件の全貌とは―。


家族の中に「20世紀少年」の前作を見ていない人がいたため、第3章の人の列を横目に、この作品を見ることに。
でも、「アマルフィ」観て正解でした。
綺麗なイタリアの風景を大画面で見られたこと、サラ・ブライトマンの歌を大音量で聴けたこと、もうこれだけでも雰囲気を十分楽しめました。
派手なアクションがあるわけではないですが、緊迫感の高め方はうまく、かなりのスリルを味わえます。
また、織田裕二演じる黒田がとても格好良かったです。
予備知識ゼロだったので、観ているときは小説が原作なのかななんて思っていましたが、オリジナルのようです。(最初のプロットを元にした小説はありますが。)
黒田を主人公にしたシリーズ化もあるのかな、なんて思ってもいますが。
しかし、イタリアに行きたいですね。



内容★★★★



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2009/08/24 (Mon) 09:11

2008

むか~しむか~し、といってもそれほど昔じゃないけれど、あるところに病院がありました。そこには一風変わった患者さん達が入院してました。大人の俳優に脱皮できずに人生を諦めてしまった元・有名子役の「室町」。消防車に轢かれた間抜けな消防士「滝田」。ジュディ・オングが大好きなオカマ「木之元」。銃で撃たれて入院してきた傷だらけのヤクザ「龍門寺」。よくわからないけどとにかくヘンな人「堀米」。さらには患者さんだけでなくお医者さんや看護師さんも負けず劣らず変わり者。ピーターパン気取りのお医者さん「浅野」。言葉使いの悪いタトゥー入りの看護師さん「タマ子」。同じく顔はコワイがお金に弱い看護師さん「雅美」。その雅美の天然オトボケ亭主「浩一」。などなど。
そんな中でも一代で自分の会社を築いた「大貫」はチョーが付くほどの偏屈ワガママジジイ。「お前が私を知ってるってだけで腹が立つ。気安く私の名を呼ぶな。お前の頭の中になんかいたくないんだ!」近づく人たちにそう言い放っては病院内でもやりたい放題。自分の思い通りにならないと、先生でも看護師さんでも誰彼構わず怒鳴り散らす始末。他の患者さんたちは当然そんな大貫には誰も近付こうとはしませんでした。
ところが、ある日「パコ」という名のひとりの少女が大貫の前に現れます。「ゲロゲ~ロ、ゲロゲ~ロ。ガマの王子はわがまま王子。」パコは毎日同じ絵本を読んでいて、その絵本を大貫と一緒に読もうとします。
しかし、大貫はそんなパコすらも自分が座りたかったベンチに先に座ってたというだけで突き飛ばしてしまいます。でも、翌日になるとパコはケロっとした顔でまた元のベンチで絵本を読んでいます。何だか調子が狂わされる大貫ですが、あるとき自分が忘れた純金のライターをパコが自分の物のように持っていたことに腹を立て、遂にぶってしまいます。なぜパコは大貫のライターを自分の物のように持っていたのでしょう?
実はパコは交通事故の後遺症で記憶が1日しか保てなくなっていたのです。明日になると今日を忘れてしまう、昨日をなくした女の子だったのです。しかも、その事故で両親を亡くしていたのですが、そのことさえも知らずに毎朝枕元に置いてある絵本をママからの誕生日プレゼントだと思って、毎日毎日読んでいたのでした。だから、前日にライターを拾ったことも忘れてて、たまたま自分のポケットの中に入っていたライターを大貫に渡していたのでした。そんな女の子を大貫はぶってしまったのです。さすがの大貫もこのことを知って反省をし、それからパコと触れ合おうとします。そして、パコに誤ろうとそのほっぺに触れた時、驚くべきことが起こります。
「おじさん、昨日もパコのほっぺに触ったよね?」
昨日のことを覚えていないはずのパコが大貫のことを覚えていたのです。しかも、触ったんじゃなくて、ぶったというのに。そこから大貫は自分の人生を反省し、パコのために何かしてあげられないかと思い始め、あることを思いつきます。


ストーリーがいいので、涙してしまいます。
パコちゃんもすごくカワイイし…。
ただ、この演出はどうなのでしょうか。
語り手がかなりの変人で、奇抜なことをし過ぎでは…。
正直あまりに頻繁すぎて、話は削がれるし、鬱陶しかったです。
これさえなければ…。
この点でかなり好みが別れてしまうと思います。
ちょっと残念な映画でした。

内容★★★★





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2009/08/19 (Wed) 10:38

2008

プロのチェロ奏者として東京のオーケストラに所属していた小林大悟。しかし、ある日突然楽団が解散。自分程度の奏者は掃いて捨てるほどいると夢を諦め、1,800万円もしたチェロも売り払い、妻の美香とともに田舎の山形県酒田市へ帰ることに。
就職先を探していた大悟は、新聞で「旅のお手伝い」と書かれた求人を見つける。てっきり旅行代理店の求人と思い込み「高給保障」や「実労時間僅か」などの条件にも惹かれ、その・NKエージェントの面接へと向う。履歴書を一瞥もしない社長に「うちでどっぷり働ける?」の質問だけで即「採用」と言われ、早速名刺まで作ることに。慌てて詳細を聞く大悟は月給50万円という破格の条件に喜ぶも、その業務内容が納棺(=NouKan)と知り、困惑する。広告は「安らかな旅立ちのお手伝い」の誤植だと告げられ、「向いてなければ辞めればいい」と"今日の分"と日当まで渡す強引な社長に、戸惑う大悟は半ば押し切られる形に。しかし妻には「冠婚葬祭関係」としか言えず、結婚式場に就職したものと勘違いされてしまう。
早速出社すると、納棺の解説DVDの遺体役をさせられ散々な目に遭い、さらに最初の現場では孤独死後二週間経過した老女の遺体と対面。現場の異臭と壮絶な状況に嘔吐をもよおしながら仕事の厳しさを知る。帰社し呆然とする大悟に社長は、過酷な初現場をねぎらいながら日当を渡し、早めの帰宅を促す。その帰路、ただでさえ死臭が気になっていたところに、バス内で女子高生が「何か臭う」と話しているのを聞いてしまい、途中下車し銭湯で取り憑かれたように体を洗う大悟。さらに帰宅後、妻が隣人からもらったという今朝つぶしたばかりの鶏を見て、再び嘔吐に見舞われる。
その後悩みながらも遺族からの感謝などもあり、少しずつ納棺師の仕事に充実感を見出し始めていた大悟であったが、噂で大悟の仕事を知った銭湯の息子の山下から「もっとましな仕事さ(=に)就けや」と白い目で見られ、さらには急な仕事で夜中に抜け出す大悟を不審に思った妻が大悟の机の中から件の解説DVDを見つけ、とうとう妻にも仕事の内容を知られてしまう。「そんな汚らわしい仕事は辞めて」と懇願する妻に大悟は態度を決めきれず、妻は実家に帰ってしまう。幼なじみとは疎遠になり、妻には出て行かれ、そしてある現場では、不良学生を更生させようとした教師が大悟を指差しつつ「この人みたいな仕事して一生償うのか?」と発言したのを聞いたことを機会に、ついに退職の意を社長に伝えようとするが、社長のこの仕事を始めたきっかけや独特の死生観を聞き思いとどまる。
場数をこなしそろそろ一人前になったころ、突然妻が大悟の元に戻る。妊娠を告げられ再び納棺師を辞めるよう迫られた大悟に仕事の電話が入る。その内容は、一人で銭湯を切り盛りしていた山下の母、ツヤ子の納棺であった。山下とその妻子、そして自らの妻の前でツヤ子を納棺し、その大悟の細やかで心のこもった仕事ぶりに山下とは和解し、妻の理解も得る。
そんなある日、自宅に亡くなった大悟の母宛ての電報が届く。それは大悟が子供の時に家庭を捨て出て行った父、淑希の死を伝えるものであった。「今更父親と言われても…」と当初は遺体の引き取りすら拒否しようとする大悟に、自らも帯広に息子を残して男に走った過去があることを告白した同僚の上村が「最後の姿を見てあげて」と説得するが…。


第81回アカデミー賞外国語映画賞、第32回日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞作品。
ホント、いろいろ考えさせられる映画でした。
最初は、こんな仕事もあるのか、あんまり気にしたこともなかった、ぐらいに考えていたのですが、そんなレベルのお話ではありませんでした。
人間の尊厳というか、あり方について考えさせられました。
死者にとっては、死んでしまえば分からないから、何したって仕方ないくらいに思っていたのですが、この儀式とも言うべきものは残された者にこそ重要な位置を占めているように思えました。

この職業に対しての、一般世間というか周囲の反応もリアルでしたが、こういう映画に触れることで、この重要さの認知度が上がり反応も変わってくると思います。
そういう点でも素晴らしい映画でした。
一度は見ておきたい映画です。

内容★★★★★


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2009/08/11 (Tue) 09:37


2008

機長昇格への最終訓練である、乗客を乗せた実機での操縦に臨む副操縦士。その試験教官として同乗する威圧感バリバリの機長。初の国際線フライトに戦々恐々の新人CA。CA泣かせの鬼チーフパーサー。乗客のクレーム対応に追われる日々に限界を感じるグランドスタッフ。離陸時刻が迫り必死にメンテナンス中の若手整備士。窓際族のベテランオペレーション・ディレクター。ディスパッチャー、管制官、バードパトロール…。1回のフライトに携わるまさに多種多様なスタッフ達。そんな彼ら使命はただ一つ!飛行機を安全に離着陸させること。その日のフライトも、定刻に離陸、そのままホノルルまで安全運航!!のはず…だったが…。


矢口史靖監督作品。
同監督の「ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ」を楽しめた人ならきっと楽しめます。
航空機、管制塔、空港フロント、整備場等々、小気味よく同時進行で進んで行くさまは見事です。
本当に1回のフライトだけでも、どれだけ仕事が大変なのかが分かり勉強になります。
深く考えさせられる映画ではないけれども、コミカルでテンポがよく、気軽に見られる映画です。
面白おかしく仕事の内容が学べるので、他の職業のも観てみたいです。

内容★★★★




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2009/07/16 (Thu) 12:26

2008

1969年。少年ケンヂは、地球滅亡を企む悪の組織に立ち向かう正義のヒーローを夢見て、仲間たちと「よげんの書」を作り上げた。
そこに描かれたのは、現実には起こりえない“未来”のはずだった…。
1997年。
大人になったケンヂの周りで、幼なじみの死をきっかけに次々と不可解な事件が起こり始める。時を同じくして、世界各国では謎の伝染病による大量死が相次ぐ。実は、これらの事件はすべて、かつてケンヂたちが作った「よげんの書」のシナリオ通りに起こっていた!世界を陰で操る謎の男“ともだち”とは?
果たしてケンヂは滅亡の一途を辿る地球を救うヒーローになれるのか?
そして、2000年12月31日。「よげんの書」に書かれた人類が滅亡する“その日が訪れる・・・。


原作は浦沢直樹さんの同名漫画。全3部作。
最近「PLUTO」を読んだ関係で、観てみました。
コミックに大幅な変更を加えることなく、忠実につくられている印象でした。
ただ、原作は全部で24巻もあるので、細かい部分は省略されています。
話は相当面白いですが、登場人物が多いため、把握はしづらいかも。
原作を読んでいる時も最初は読み返したぐらいですから、映画だけの人にはちょっときつそうです。
しかも、話が繋がっているので、「スパイダーマン」や「ハムナプトラ」とは違い、第2部、第3部から見るのはかなり過酷な気がします。
とはいえ、原作を読んだ人には期待を裏切らない出来ではあると思います。

内容★★★★




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