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アメコミで英語、と映画と小説と漫画など
読んだアメコミ、映画、漫画、小説などの記録。 画像をクリックすると、若干大きいサイズで見られます。 ★★★★★……震えます。生きてて良かったと思います。 ★★★★……唸ります。気分が高揚します。 ★★★……うんうん。読んで損はないかと。 ★★……時間を損したかなと悲しくなるかも。 ★……怒りがこみ上げてくるかも?
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2024/04/29 (Mon) 13:46
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2010/11/08 (Mon) 10:54

幻冬舎
2006年3月

スーパーサラリーマンだったツレ(夫)が、ある日突然「死にたい」と言い出した! 嫁とともに送る生活の中で回復していく彼の姿を、ユーモアあふれるマンガで描く、純愛「うつ」ストーリー。





本当は相当深刻なはずなのに、明るく描いていることに好感が持てますが、鬱病をまったく知らない人にはその怖さは伝わりにくいかも、とも思ってしまいます。
私の同僚も鬱病にかかっていて、半年休んでは1ヶ月出勤したりという生活を送っています。本人も大変でしょうが、その家族も相当に苦労しているはずで、それを思うと憂鬱になります。
この本を読んで漠然とはその症状はわかるものの、掘り下げては書かれていないので、その原因や対処方法などがわかるわけではなく、あくまでもとっかかり的な本と認識したほうがよい気がします。

内容★★★


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2010/10/30 (Sat) 22:51

筑摩書房
2010年5月

でも、さっきそうおっしゃったじゃねえか!
町には、偶然生まれては消えてゆく無数の詩が溢れている。不合理でナンセンスで真剣で可笑しい、天使的な言葉たちについての考察。





面白いです。思わず笑っちゃいます。
「現実とはどこまで直視できるものだろう。目には映っていても、脳を素通りしていることが多いように感じる。自分は目の前に世界の大部分を「ない」ものとして生きているのではないか。」
そうですね、もっといろいろ注意して、視点を変えてみれば、いろいろ楽しめそうです。
そうすれば、世の中に溢れているいろいろ楽しいことを発見できる気がしてきました。
人生を楽しむことってそういことなのかな、なんて思ったりもしています。
穂村弘さんの著書、他にも読んでみたいです。

そうそう、私も舌打ちは、するのも聞くのも大っ嫌いです。

内容★★★★


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2010/10/29 (Fri) 09:56

新潮社
2010年9月

どうしてそんなことを?と訊かれたならば、魔がさしたから、としか答えようがない。縄はどんな抱擁よりもきつく、私の躰と心を抱きとめる。そう、縄さえあれば、私はひとりで生きていける―。ラバースーツ、ごみの塊、そして縄etc.ちょっと特殊な性のかたちを求める女性たちを描く5篇。R‐18文学賞第7回大賞受賞作を含むデビュー作品集。




なんというか、世の中にはまだまだ私の知らない事だらけだなというのが実感です。
自分の寂しさを、足りないものを満たすために取る方法はいろいろあるのですね…。
描写がとてもリアルなので、行為に共感は持てなくても、気持ちはわかった気になってしまいます。
「みんなひどく個人的なことをごみ収集車と分けあって、そうしてどうにか生き延びてきたのに、誰も収集車のことなんて気にかけてすらいない。」
いろんな視点、いろんな感じ方、考え方があるんだなぁ。自分が今まで捨ててきたもののことなんて、確かにあまり考えたことはありませんでした。
侮れない本です。
なんとなく、視野が広がった気がしました。

内容★★★★


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2010/10/25 (Mon) 22:48

徳間書店
2010年7月

同年同日生まれの志村雅江と畑中英理佳は、子どもの頃、双子のようにいつまでも仲良しでいようね、と誓い合った。それから19年。ずっと音信不通だった2人は、運命の糸に導かれるようにして、殺人事件の法廷で再会した。一方は裁く側の人間、他方は裁かれる側の人間として―。裁判の行方は?そして2人は…?裁判員裁判ミステリーの傑作、書下し。




面白い上、勉強になりました。
裁判員裁判について、易しく詳しく、当事者になったような気持ちでわかるのがうれしいところです。
また、読み進めていくうちに裁判員裁判の曖昧さというか、問題点などもなんとなくわかってくるという親切ぶりでした。
結局、人が人を裁くということは、絶対的基準なんて存在するはずもないことを改めて実感しました。
にしても、取調べって怖そうですね。犯罪は勿論のこと、疑われたくもないですね。

内容★★★★


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2010/09/03 (Fri) 09:29

集英社
2010年7月

彼はどうして退職するのか?新卒の“僕”が入社したのは、高額教材を売る悪徳会社だった。苛酷な労働と精神的負担で営業部員は半年で辞めていく。事務職の“僕”は無難に仕事をこなし2年目に。楽しみは、毎朝駅ビルのトイレの個室でくつろぐこと。素性不明なトイレの常連メンバー達と、静かな個室争奪戦を繰り広げる毎日。しかし、1本の電話がきっかけで、平和な日常が崩れだす。限界に達した“僕”は、ついに退職を決意するが…!?(『御不浄バトル』)。彼はどうして退職させないのか?三十路のギャル男系雑誌編集者・サカタは、“デキるビジネスマン”目指して日々奮闘中!(『荒野のサクセス』)。ブラック会社で働く青年たちの、奇妙な挑戦と闘いの記録。





とにかくトイレでの行動のリアルさは特筆もの。
ただ、いくら綺麗でもトイレで食事って言うのは受け入れられなかったですが…。ただでさえ、公衆トイレが苦手な私には。
トイレの話がメインだったら、それはそれで面白かった思うのですが(見かけないし)、ストーリーは悪徳商法の会社がメインになってゆきます。
主人公が冴えた動きをするならまだしも、やってることは見当違いか、人任せ。現実はそんなものかもしれませんが、何か悲しかったです。
そんな渡辺君が主役の「御不浄バトル」がメインで、その彼とトイレで毎日顔をあわせるサカタを主人公にした短編が「荒野のサクセス」。
う~ん、どちらも今時の若者を描写しているというのなら、日本の未来には暗雲しかないのかも…。

内容★★★


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