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アメコミで英語、と映画と小説と漫画など
読んだアメコミ、映画、漫画、小説などの記録。 画像をクリックすると、若干大きいサイズで見られます。 ★★★★★……震えます。生きてて良かったと思います。 ★★★★……唸ります。気分が高揚します。 ★★★……うんうん。読んで損はないかと。 ★★……時間を損したかなと悲しくなるかも。 ★……怒りがこみ上げてくるかも?
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2024/04/29 (Mon) 12:00
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2011/01/14 (Fri) 13:13

角川書店
2010年10月

親子それぞれに特殊な職業につきながらも強い繋がりをもった家族、距離を置きながら同士のような関係に置かれた義理の父娘、一度家庭を壊し人生を放棄しかけている男、妹のDVに勘づいてしまった兄……。そこは人が本当に帰るべき場所なのだろうか? ふぞろいで歪つな4つの家族とそこに生きる人々。涙と冷静と波乱を存分にたたえた、本多ワールド最高到達点!




家族のあり方について考えさせられる本でした。
血が繋がっていなくても、しっかりとした絆を持った家族もあれば、血が繋がっていても、崩壊している家族もありました。
何を持って家族と呼ぶのか――。
私も、家族の存在を当たり前と思わず、大事にしていきたいと思います。
本多さんの本、これが初めてなのですが、読みやすいし面白いです。
全作品読んでみたくなりました。

内容★★★★


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2010/12/27 (Mon) 20:01

NHK出版
2010年10月

定年後、夫とべったりなんて冗談じゃない!?

「あなたには趣味って、ないの」。妻の一言から始まった中年夫婦の趣味探し。スポーツジムにカルチャーセンターの講座めぐり、自分にぴったりの趣味はいずこに。そんな中、ある異変が……。趣味探しを通じて、新たな生き方を見つける夫婦の姿をユーモラスかつシリアスに描く長編小説。





章ごとに妻と夫の語りが交互に入れ替わり、お互いの言い分がわかりやすく読みやすい本でした。
「人生、できてたことができなくなる日が、必ず来る。」
この言葉がずしりときました。
定年後の生きがいも問題ですが、介護のことまでも考えなければならないのですね。介護する側としてもされる側としても。
とりあえず、迷惑をなるべくかけないよう、少しの運動だけでも始めようかなという気にさせられました。(それだけでも読んだ甲斐があったかな)
フラダンス、エクササイズ、語学、パントマイム、朗読など、ちょっと予習できたのもうれしかったです。
同じテーマを扱う「孤舟」より断然面白かったです。

内容★★★★


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2010/12/17 (Fri) 13:12

講談社
2010年10月

ささやかでいい。叶ってさえくれれば――
可愛い妹が欲しい、元恋人と復縁したい、部下と不倫をしてみたい、とにかく誰かと話したい……。
芥川賞作家が掬い取る、街にあふれたいくつもの小さな願いごと。静かだけれど切実な、9つの物語。

1.「あと1つのお願いは何にしよう」不倫がバレて会社を辞めたOL……【願い】
2.「可愛い妹が欲しい」妄想がちの大学生……【妹思い】
3.「大坪さんと寝てみたい」管理職のサラリーマン……【ノーチャンス】
4.「熊になるのは、嫌」母の恋人が気に喰わない小学生女子……【つるとくま】
5.「ちゃんとしたお墓が欲しい」3人の息子を持つ老紳士……【散骨と密葬】
6.「いつかホームランを打ったら」元カノと復縁したい男……【ファウルボール】
7.「友達が泣くところは、みたくない」友情睦まじいアラフォー女たち……【たくさんの荷物】
8.「1週間、電話がかからなかったら、もう死のう」引きこもりのライター……【七日間】
9.「知子はお願い玉を手に入れた」夢が叶う緑色の玉を大切に持つ少女……【お願い玉】





様々な人たちの様々な願いを描いた短編集で、みんな、願いの温度差はあるものの、いろいろあるんだなぁと思わせてくれます。
でも結構あっさりテイストだったりして、爽やかな風といった感じで、あんまり印象に残らないかな。

内容★★★


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2010/12/11 (Sat) 13:58

徳間書店
2010年8月

二ノ宮こと葉は、製菓会社の総務部に勤める普通のOL。他人の結婚式に出るたびに、「人並みな幸せが、この先自分に訪れることがあるのだろうか」と、気が滅入る27歳だ。けれど、今日は気が滅入るどころの話じゃない。なんと、密かに片思いしていた幼なじみ・今川厚志の結婚披露宴だった。ところが、そこですばらしいスピーチに出会い、思わず感動、涙する。伝説のスピーチライター・久遠久美の祝辞だった。衝撃を受けたこと葉は、久美に弟子入りすることになるが…。





明るくユーモラスな雰囲気は、映画かドラマで見たような既視感がありました。
そんな馴染みやすい雰囲気に、最近の政治のかなり実情に近い出来事が盛り込まれているため、政治の苦手な人は勉強にもなるかも。最終的には、悲しいかな、現実は小説のようにはいっていませんが…。
スピーチについては、使うかどうかはともかく、大変参考になりました。
ストーリーも程好く感動でいい感じでした。と思っていたら、ラストでやられ涙ぐんでしまいました。
このお話の選挙のスローガンに「まっすぐ」というのが出てきますが、まさにこの小説こそ「まっすぐ」だったと感じました。

内容★★★★★


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2010/11/29 (Mon) 10:15

幻冬舎
2010年9月

新型ドラッグの卸しにより急成長を遂げたマフィア組織で、刈田誠次は武闘派として暗躍していた。しかし、最愛の弟を守るために組織の掟を破ったことから、ボスの神宮寛孝によって、弟と元恋人を惨殺されてしまう。自身も瀕死の重傷を負わされた刈田は復讐を誓い、最も忌み嫌ってきた警察と手を組み、古巣に舞い戻ることを決意する。顔も、声すらも変えて。だが、肝心の神宮は姿を消していた―。身体に馴染む危険と興奮。隣にはかつての親友。バレたら命はない。それでも男は、孤独な魂に炎を焼やし、熾烈な戦いを始める。書き下ろし、『このミス』大賞作家が仕掛けるノンストップミステリーの一大エンターテインメント。




息詰るアクション、潜入のスリル、練りこまれたストーリー展開。
まるでハリウッド映画を観るかのよう。
「ディパーテッド」や「フェイス・オフ」を思い起こしました。
文句なしに面白かったです。
思いがけず出会う素晴らしい作品。これだから乱読はやめられないです。
ラストまで続く緊張感が一気に読ませます。
考えさせられる小説もいいですが、こういう小説も捨てがたいです。

内容★★★★★


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