2010/10/25 (Mon) 22:48
徳間書店
2010年7月
同年同日生まれの志村雅江と畑中英理佳は、子どもの頃、双子のようにいつまでも仲良しでいようね、と誓い合った。それから19年。ずっと音信不通だった2人は、運命の糸に導かれるようにして、殺人事件の法廷で再会した。一方は裁く側の人間、他方は裁かれる側の人間として―。裁判の行方は?そして2人は…?裁判員裁判ミステリーの傑作、書下し。
面白い上、勉強になりました。
裁判員裁判について、易しく詳しく、当事者になったような気持ちでわかるのがうれしいところです。
また、読み進めていくうちに裁判員裁判の曖昧さというか、問題点などもなんとなくわかってくるという親切ぶりでした。
結局、人が人を裁くということは、絶対的基準なんて存在するはずもないことを改めて実感しました。
にしても、取調べって怖そうですね。犯罪は勿論のこと、疑われたくもないですね。
内容★★★★
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