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アメコミで英語、と映画と小説と漫画など
読んだアメコミ、映画、漫画、小説などの記録。 画像をクリックすると、若干大きいサイズで見られます。 ★★★★★……震えます。生きてて良かったと思います。 ★★★★……唸ります。気分が高揚します。 ★★★……うんうん。読んで損はないかと。 ★★……時間を損したかなと悲しくなるかも。 ★……怒りがこみ上げてくるかも?
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2024/12/22 (Sun) 16:56
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2011/07/09 (Sat) 15:18

文藝春秋
2011年5月

閉鎖された市立図書館にそれぞれの思惑で忍び込む男女5人。彼らを毒針ラジコンヘリが急襲する。機転と悪意の攻防戦が始まった。





微妙な作品でした。
スリルはそこそこあるのですが、なんであれしないこれしない、思いつかないのかなぁと、結構腑に落ちない点が目に付きました。
主人公が小学生とかだったらわからなくもないけれど…。
こういう設定は嫌いじゃないので、もうちょっと何とかならなかったらのかなと惜しい気持ちがあります。
詰めが甘いと思ってしまいました。

内容★★★


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2011/06/21 (Tue) 10:49

幻冬舎
2011年1月

東京→北関東→静岡→東北→四国→沖縄→関西→九州。
電車、船、バス、自転車、徒歩で転々と移動した。誰にも語らなかった、「逃げた後、捕まる」まで。2年7カ月の間、どこにいて、どのような生活をし、何を考えてきたのか。市橋達也、拘置所からの懺悔の手記。

「卑怯にも逃げてしまった。被害者の方、さらにたくさんの人たちをもう一度傷つけることになった。すべてのものから逃げるのはやめよう、と決めた。2007年3月26日に警察から逃げて、2009年11月10日に逮捕されるまでの2年7カ月の間、どこにいて、どのような生活をし、何を考えてきたか。そこから逃げずに、自分が犯した罪の懺悔のひとつとして記したい。これによってどう批判されるかもわかっているつもりです。」





う~ん、まず思ったのが、これって懺悔といえるのかということ。
嘘はついていないにしろ、都合の悪い考えは書いていないように思えました。
バイアスがかかっているかもしれませんが、自分もこれだけ辛い日々を過ごしたんですよ、というふうにしかとれませんでした。
事件を起こしたことを悪いと思っている割には、自分の顔を切ったり、サバイバルしてでも生き延びようとする…。これが人間なのかなとも思ったりもしましたが…。
事件の動機や過程にはまったく触れられていないとは思っていませんでした。
また、マスコミにでたらめを書かれたと憤っていましたが(これが一番書きたかったこと?)、反省しているのなら、それだけのこをしたのだから甘んじて受け止めるという態度であるべきかなと。

この本を書店で見かけたとき、「売れるものならどんなものでも売る…」なんて浜省の歌が頭に浮かびましたが、読んでいる私はどうなんでしょうね。

内容★★★


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2011/05/30 (Mon) 20:15

講談社
2011年2月

血の繫がっていない、その男は、私にそっくりだった。
青年の労働の日々はやがて、目眩くチョコレートの世界史へと接続する――。
芥川賞作家入魂の“希望の小説”

血の繫がっていない、赤の他人が瓜二つ。そんなのはどこにでもよくある話だ。しかしそう口にしてみたところで、それがじっさいに血の繫がりのないことを何ら保証するものでもない。――私が初めてその男と会ったとき、そんな自問自答が思い浮かんだ。それほど男は私にそっくりだった、まるで記憶の中の自分の顔を見ているかのようだった。――<本文より>






主人公というか主題がどんどん変わっていって、まるで話がどこにいくのか予想がつきません。
連想が連想を呼ぶ、人間の思考みたいというか…。
それでいて、話の流れが掴みにくいかというと、そうでもなくて。
出会ったことのない不思議な本です。
面白いのか面白くないのかもよくわかりませんでした。

内容★★★


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2011/05/21 (Sat) 21:21

集英社
2011年3月

少年が小説家になった理由。コンビニ強盗との奇妙な共同作業。ふたりぼっちの文芸部員の青くてイタいやりとり。謎の鍵にあう鍵穴をさがす冒険。ふと迷いこんだ子どもたちだけの夜の王国。雪の上の靴跡からはじまる不思議な出会い。集英社WEB文芸「RENZ ABURO」の人気企画「オツイチ小説再生工場」から生まれた6つの物語。






ロマンティックだなぁ、最終話の「ホワイトステップ」。
発想もいいと思うし、じゃんけんのくだりには泣けました。
でも、その前の5編がつまらないわけではなく、それらがあったからこそキャラが活きている部分もあると思います。(「王国の旗」だけはあまり好みではありませんでしたが)
バラエティーに富んでいて、まとまりがないようでまとまりのある、やさしさに包まれた短編集だと思いました。

内容★★★★


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2011/05/20 (Fri) 18:16

講談社
2011年2月

クイズを誰より愛する高校生・鹿川幸彦により創設されたクイズ同好会『ヒポクラテス・クラブ』。鹿川の熱に押されてか、クイズの魅力に引き込まれてか、集ったのは個性豊かなメンバーたち。目指すは全国高校生クイズ大会「ビロード6」出場!…と思いきや、クラブ内では次から次へとトラブルが巻き起こってしまい…!?ついには同好会の存続を賭けた一大事件へと発展してしまう!―果たして、『ヒポクラテス・クラブ』の命運は。





ひとつのことにまっしぐらになれる青春って、やっぱりいいですよね。
クイズに懸ける情熱と仲間を思いやる心。
私も高校生クイズに出た口ですが、この本の皆さんのような努力はまったくしなかったので勿論予選落ち。結果はどうであれ、努力と思い出は比例することを、この本を読んでしみじみ実感しました。後悔先に立たずですが。

キャラもベタでわかりやすく、素直で、青春小説の王道といったストーリー展開でかなり楽しめました。

内容★★★★


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