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アメコミで英語、と映画と小説と漫画など
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2024/05/20 (Mon) 17:25
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2009/08/28 (Fri) 10:54

2007

ニューヨーク。エリカ・ベインにとって、そこはくつろげる家、そして職場がある街。ラジオ番組「ストリート・ウォーク」のパーソナリティーとして、彼女はこの大好きな街の音と、そこにある物語をリスナーに伝える。夜になれば家に帰り、愛する婚約者デイビッド・キルマーニと過ごす。だが、ある恐ろしい夜を境に、エリカは愛するものを奪われてしまう。ふたりは暴漢に襲われ、デイビッドは命を落とし、彼女自身もひどいけがを負う。
肉体の傷は癒えても、心の傷は深く、深く残る。デイビッドを失ったことの打撃よりさらに克服し難いのは、彼女の脳裏につきまとって離れない恐怖だった。かつて歩き回ることが楽しくてならなかったニューヨークの通りや、かつては隅々まで知り尽くし、彼女を温かく迎えてくれた場所でさえ、今ではよそよそしく、危険に感じられる。
そしてその恐怖感がついに限度まで達すると、エリカは運命的ともいえる決断をし、自衛のために武装する。銃という形のあるものを手にすることにより、姿の見えない敵から自分を守ることができる…少なくとも彼女はそう考えたのだ。
彼女が始めて人を撃ったとき、それは殺すか、殺されるかという状況だった。二度目も自衛手段…あるいは、彼女はあえて危険な場所から出ない選択をしたのだろうか?彼女を一度、完全に無力な状態にした恐怖が、今度は何か別のものに変化していた。あの夜、奪われた人生を何としても取り戻したい彼女を駆り立てる何か、彼女自身でさえその正体が分からない何かに。
”正体不明の自警主義者”が引き起こす事件が市民の関心を集める中、ニューヨーク市警の刑事ショーン・マーサーは必ず犯人を突き止めると心に誓う。そして手掛かりをひとつひとつつなぎ合わせていくと、犯人は当初考えられたような武装した男ではなく、復讐心に燃えた女ではないかと思えてくる。
マーサーの捜査の手が迫り、良心との葛藤にも苦しむエリカは自ら見極めなければならない時が来た。何らかの正義を求める自分の行為は、たとえ復讐であっても、本当に正しい道なのか、それとも自分が追い詰めようとしているものに自分自身がなってしまったのか…。


微妙にあらすじが違う気もしますが…。
かなりの問題作ですね。意見も分かれるようです。
復讐自体、人間の永遠のテーマといってもいいのかもしれません。
それをテーマにした物語は今までにも多く作られています。
この映画の前にみた「ドラゴン・キングダム」や「ナルニア国物語」にさえ、復讐は出てきます。

「復讐は何も生まない」「復讐は復讐を生む」「怨みは自分に返ってくる」とかいろいろ言われていますが、当事者にとってそんなことを考える余裕はあるのでしょうか?
少なくともエリカを見る限り、そうは見えませんでした。
それは当事者にとってみなければ、決して判らないような気がします…。

彼女が起こした複数の事件。
それは、端からだと、法を冒した「正義の鉄鎚」に見えるかもしれませんが、彼女は本当にそんなつもりで行動に出たのでしょうか?
彼女は救われたくて、逃れたくての、もがいての行動のように思えました。

また、マーサーは、彼女が犯人ではないかと早い段階から漠然と思っていて、迷いながらも「法では裁けない」ことをさせようと唆したようにも見えました。
だから、最後にあんな行動をとったのではないかと。

人間が作っている以上、法律は完全ではないし、善悪は見る角度によって変わってしまうものだし…。
エリカのとった行動が、この映画の終わり方が正しいかどうかなんて、私にはとてもじゃないですが判断できません。
ただ、こういう問題を投げかけるような映画がどんどんでてくることは、重要なことのような気がします。


マーサー刑事役のテレンス・ハワードも最近立て続けに見かけてます。「アイアンマン」「クラッシュ」と。

内容★★★★



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2009/08/13 (Thu) 10:33

2004

物語の主人公エヴァンは、ごく普通の少年だった―時折、記憶を喪失(ブラックアウト)してしまうことを除いて。精神科の医師は彼に、治療のために毎日、日記をつけることを勧める。やがて時は過ぎ、記憶が失われることの多かった日々はすっかり過去のものとなっていた。そんなある日、大学生になったエヴァンは、7歳の頃からつけていた日記を見つける。その日記を紐解いたとき、いつしか彼の意識は日記を書いた当日の陽光の中にあった。忘れていた、ある出来事が鮮烈に甦る。幼馴染みの少女ケイリー、そしてエヴァンと彼女が引き裂かれることになった決定的な理由。”君を迎えに来る”…かつてその約束を果たせなかったエヴァンは彼女への想いゆえ、ある選択をする。それが取り返しのつかない新たな状況を引き起こすとは夢にも思わずに…。


素晴らしい、よく練られたシナリオですね。
パズルのように穴があり、そこを埋めていく。
そして今度は組み替えて…。
これはもう、一時も目が離せず、画面に釘付けです。

”バタフライ・エフェクト”とは、カオス理論の一つで、通常なら無視してしまうような小さな差が、やがては大きな差となる現象のことだそうです。
主人公エヴァンは、戻ることのできる限られた過去の時間を利用して、現在の状況を改善しようと努力します。
過去を少し変えるだけで、現在の状況が大きく変わってしまう。それをなぞらえたのがこの題名ということなのでしょう。


(鑑賞前に読まないでください)
また、これには複数の別エンディングが存在していて、レンタル版ではその1つしか観られないようです。
勿論オリジナルのエンディングは素晴らしいですが、後のもなかなかではないでしょうか?
ひとつは、ラストですれ違った後、エヴァンがコーヒーに誘うもの。
もうひとつは、すれ違った後、エヴァンが彼女の後を追うというもの。
そして、大きく違うエンディングのヴァージョンでは、彼が生まれる直前に戻り、臍帯で窒息してしまうというもの。ここでは、彼の存在なしで、すべての人が幸せになります…。

また、続編も作成されていますが、どうも最悪のようです。
気にならないといえば嘘になりますが、この映画の素晴らしさを損なわないためにも、続編は観ないことにします。

内容★★★★★



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2009/08/06 (Thu) 11:34

2006

大学を卒業し、ジャーナリストをめざしてNYにやってきたアンディ。オシャレに興味のない彼女が、世界中の女性たちが死ぬほど憧れる仕事を手にしてしまった!それは一流ファッション誌"RUNWAY"のカリスマ編集長ミランダ・プリーストリーのアシスタント。しかし、それは今まで何人もの犠牲者を出してきた恐怖のポストだった!ミランダの要求は、悪魔的にハイレベル。朝から晩まで鳴り続けるケイタイと横暴な命令の数々、その上"センス、ゼロ!!"と酷評され、アンディはこの業界が努力とやる気だけでは闘えないことを思い知らされる。キャリアのためとはいえ、私生活はめちゃめちゃ。カレの誕生日は祝えないし、友達にも愛想をつかされる。この会社で、このままでいいの?私って、本当は何をしたいんだっけ?働く女性なら誰でも共感してしまう等身大の悩みを、華やかなファッション業界を舞台にゴージャス&ユーモラスに描いたビタミン・ムービー!


原題:The Devil Wears Prada
アンディの成長の物語。
夢を追いかけるために耐えたり、状況に流されたり…。
誰もが確信をもてないまま、いろいろなことを決断していかなければならないのですよね。
彼女の成長する様は、共感も持て、観ていて気持ちいいです。
ラストもいい気分で終わらせてくれます。
元気を貰えます。

内容★★★★★



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2009/08/05 (Wed) 09:49

2007

「ジェイソン・ボーン」と呼ばれるその男は、究極の暗殺者を育成する政府の極秘計画「トレッドストーン計画」が生んだ暗殺者だった。しかし、計画そのものが闇に葬られたとき、彼の存在は「邪魔者」となり、彼の元に次々と暗殺者が送り込まれた。激しい追跡と戦いの果て、男は平穏な日々を勝ち取ったはずだったが、新たに送り込まれた暗殺者によってその安息をも奪われてしまう。殺し屋として多くの人を殺めてしまった罪の意識にさいなまれながらも、彼は自分を陥れたすべての陰謀を暴くため、たった一人、組織に最後通告(=アルティメイタム)を叩きつける。


3部作完結編。
これは絶対に続けてみたほうがいいです。
前作のラストシーンは、この映画の途中のシーンとなってつながっています。
結構意外な人物が最後まで係わってきていて、ちょっと驚きでした。
格闘もカーチェイスも、カメラの揺れは激しいけれど、すごい迫力でした。追跡されるシーンも思わず力が入ってしまいました。
ストーリーも素晴らしいです。
そして、ラストシーンもとてもいい感じです。

原作も3部作なのですが、作者のロバート・ラドラムの死後、Eric Van Lustbaderによってシリーズは引き継がれています。
The Bourne Legacy - (2004)
The Bourne Betrayal - (2007)
The Bourne Sanction - (2008)
The Bourne Deception - (2009)
The Bourne Objective - (2010)
小説も読みたくなってきました。

そして、映画も続編が製作されるようです。
監督ポール・グリーングラス、主演のマット・ディモン他、今作に出演している2人がすでに決定しているようです。(2人の名前はネタバレになるといけないので伏せておきます)

内容★★★★★




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2009/08/04 (Tue) 16:10

2004

あれから2年。ジェイソン・ボーン(マット・デイモン)は恋人のマリー(フランカ・ポテンテ)と共に、人目を避けてインドのゴアで暮らしていた。その頃、CIAのパメラ・ランディ(ジョアン・アレン)はベルリンで、ある事件の調査を行っていたが、調査チームは何者かの襲撃を受ける。そして、ボーンたちにも危険が迫る。さらに、「トレッドストーン計画」に隠された真実が明らかになっていく。


「ジェイソン・ボーン」シリーズ2作目。
時間的には前作より2年経っていますが、内容はまったくの続きになっています。
前作を見ていることが前提となっていて、あまり前作の説明はないので、この作品から観始めようと思っている人にはちょっときついかも。

相変わらず、そこにあるものを最大限利用し、頭脳と肉体のみで戦っていく様は圧巻です。
焦っていても、冷静に観察を怠らない彼を見習いたいと思うのですが、まあ無理ですよね。
ストーリーは今回も素晴らしいです。
ただ今回気になったのが、カメラのブレです。
確かに効果はあり、雰囲気は出るとは思うのですが、アクションシーンなんかちょっときついですね。
まあでも、トータル的に見ていい映画です。

内容★★★★★



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