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アメコミで英語、と映画と小説と漫画など
読んだアメコミ、映画、漫画、小説などの記録。 画像をクリックすると、若干大きいサイズで見られます。 ★★★★★……震えます。生きてて良かったと思います。 ★★★★……唸ります。気分が高揚します。 ★★★……うんうん。読んで損はないかと。 ★★……時間を損したかなと悲しくなるかも。 ★……怒りがこみ上げてくるかも?
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2024/05/10 (Fri) 02:43
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2010/02/26 (Fri) 11:44

2007
監督:リチャード・シェパード
出演者:リチャード・ギア、テレンス・ハワード、ジェシー・アイゼンバーグ
原題:The Hunting Party
上映時間:103分
製作国:アメリカ合衆国、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ

2000年、サラエボ。かつて戦場リポーターの頂点に立ちながらも破滅し、どん底から再起のチャンスを伺うサイモン(リチャード・ギア)。彼とともに戦火をくぐり、いまや出世街道まっしぐらの元・戦場カメラマンのダック(テレンス・ハワード)。そして新米TVプロデューサーのペン(ジェシー・アイゼンバーグ)。この3人のジャーナリストがスクープを求めて、重要戦争犯罪人・フォックスの至近距離までたどり着いたとき、想像しえない事態が彼らの前に立ちはだかる…。


実話に基づいているそうです。
虐殺などの非人道的行為そのものより、首謀者の捜索、CIAの暗黒面にスポットが当てられているように感じました。
なので、ルワンダ関連の話ほどの重さは感じず、コミカルな部分も手伝ってか、あまり現実っぽく感じられないのが残念な点ではあります。せっかくテーマはいいのに。
アメリカに限ったことではないとは思いますが、正義よりもまず国益が優先するということを私たちはしっかり認識していないといけないのかもしれませんね。
悲しいけれど、正義が行われるのが当たり前ではないようです。
ぎゃあぎゃあ喚いたところで、個人なんて簡単に抹消されてしまうのが現実なのでしょう…。















内容★★★★



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2010/02/24 (Wed) 10:18

2007
監督:ジェームズ・フォーリー
出演者:ハル・ベリー、ブルース・ウィリス、ジョヴァンニ・リビシ
原題:Perfect Stranger
上映時間:109分
製作国:アメリカ

ニューヨークの新聞記者のロウィーナ(ハル・ベリー)は、迷宮入り寸前の殺人事件の真相を探っていた。被害者は、彼女の幼なじみ。事件の手がかりを追う中で、ひとりの男の存在が浮かび上がる。有力な広告代理店のCEOにして、大富豪のハリソン・ヒル(ブルース・ウィリス)。あらゆる側面から彼を調べ上げるために、ロウィーナは実生活においてもオンライン上においても別人格になりすます。そして、サイバースペースを利用した恐るべき罠によって、正義の裁きを下そうとするのだが…。迷宮のような謎と官能が妖しく交差する、究極のサスペンス。


意外にフェアなつくりの作品でした。
と、後から考えるとそう思います。
サスペンスとして押さえるところは押さえてある優等生的なつくりに思えました。
しかし、主人公の元恋人、相棒、ハリソン・ヒル…。
人間的にまともでない人ばかりで、なんだか悲しかったです。



















内容★★★★




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2010/02/04 (Thu) 12:27

2006
監督:張之亮(ジェイコブ・チャン)
出演者:劉徳華(アンディ・ラウ)、安聖基(アン・ソンギ)、王志文(ワン・チーウェン)、范冰冰(ファン・ビンビン)、呉奇隆(ウー・チーロン)
上映時間:133分
製作国:香港、日本、中国、韓国

この作品の主人公である革離が所属する“墨家”は墨子(ボクシ)という人物により創設された思想集団であるという。“墨家”の思想は「兼愛」「非攻」「非楽」「尚賢」などの意味を含めた十の主張に纏められているが、そこが目指したのは国家の平和共存的な安定であった。実は“墨家”は歴史的な史料がほとんど残されていない集団であるというが、「自説を墨守する」などと使われる言葉“墨守”にその名残、思想性がきちんと引き継がれている。これは「どのような攻撃からも城を守りきり、的を退けた」という出来事から生まれた言葉であり、“専守防衛”的な思想である。現代という時代にも通用するはずのこの思想集団はあっという間にその姿を消してしまったという。
圧倒的な軍勢を持って攻め込んでくる趙に対し、革離は降伏することの惨めさを説き、自らの指揮の下、様々な戦略を練り、軍人や民衆の支持を勝ち得ていく。ただ、そうした戦略が当たること、それによって熱狂的支持を獲得していくことは、革離に別の気持ちを抱かせていく。大きな戦いが起きるごとに味方はもちろん、敵からも出る大量の死者は「兼愛」や「非攻」という思想が自分の体内を流れる血液のようになっている革離にこうした戦いの無意味さを痛感させ、彼自身を精神的に追い詰めていくのだ。一方、梁の国王やその支持者たちは戦いの勝利は歓迎するも、革離に対するこの盛り上がりに不信感を募らせていく。


ストーリーはかなり面白いですが、演出がちょっと…。
たくさんの人を使っていてスケールも大きく豪華なのに勿体ないです。
ラストも納得いかないですね。主人公はそれでいいと思っているのかな。
それでも演出さえ我慢できれば、知能戦とダイナミックな映像は楽しむことが出来ます。
革離の生き様の恰好良さと共に、戦争の無意味さ、人間の残酷性について改めて実感させられました。

原作は酒見賢一の同名小説。漫画も出ていますが小説とはストーリーが異なるようです。どちらも評判がいいので読んでみたいですね。

内容★★★





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2010/01/29 (Fri) 09:51

2005
監督:リーヴ・シュレイバー
出演者:イライジャ・ウッド、ユージン・ハッツ、ボリス・レスキン
原題:Everything Is Illuminated
上映時間:105分
製作国:アメリカ合衆国
ジョナサンは、家族にまつわる品物をなんでもコレクションしてしまうという一風変わった趣味の持ち主。ある日、祖母からもらった写真をきっかけにウクライナに旅立つことになる。写真に写った祖父の命の恩人だという女性を捜すために。そんな彼を現地で出迎えたのは、ブロークンな英語しか話せない通訳兼ガイド、目が見えないと主張するドライバー、そして犬嫌いのジョナサンをお構いなしに吠えまくる盲導犬・・・。強烈なカルチャー・ショックを受けながらも、祖父の足跡を辿るジョナサンは、やがて思いもしなかった過去の物語を紐解いていくのだった。


言葉よりも映像が雄弁に語ることもあると教えてくれる映画でした。
その、あまり言葉が通じず、考え方の違う3人の組み合わせと独特の間合いがなんともいえないおかしさを生み出していていい感じでした。
最初は、奇妙なものをたくさん集めて壁に飾っている主人公を見て退きましたが、これはそんなサイコな映画ではなく、ユダヤ人迫害を扱った重いドラマであり、それが重過ぎないようユーモアを絶妙なバランスで織り交ぜた素晴らしい映画でした。
前半の食事のシーンは、思わず声を出して笑ってしまいました。思わず声が出ちゃったのは久しぶりでした。
雄大なウクライナの素晴らしい風景に、つい行きたくなっちゃいます。

原作はJonathan Safran Foerの同名小説。これも気になります。

内容★★★★★



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2010/01/26 (Tue) 10:40

1984
監督:ヴィム・ヴェンダース
出演者:ハリー・ディーン・スタントン、ナスターシャ・キンスキー、ディーン・ストックウェル、オーロール・クレマン
原題:Paris,Texas
上映時間:147分
製作国:西ドイツ、フランス

4年前に妻子を捨てて蒸発したトラヴィス(ハリー・ディーン・スタントン)は、テキサスの荒野をさまよい歩いた末に意識を失って病院に担ぎ込まれる。知らせを受けて駆けつけた弟のウォルト(ディーン・ストックウェル)は、トラヴィスをロスの自宅に連れ帰った。そこでトラヴィスは、弟夫婦に育てられた息子のハンター(ハンター・カーソン)と再会する。トラヴィスの妻であり、ハンターの母であるジェーン(ナスターシャ・キンスキー)は、トラヴィスが蒸発した後に幼い息子をウォルトたちに託して姿を消していた。最初はぎこちなかったものの、やがて親子の情愛を取り戻したトラヴィスとハンターは、ジェーンを捜すためにヒューストンへ向かう。


ゆったりと進行していく割には、時間を感じさせなかった映画でした。
愛とは、夫婦とは、家族とは、と考えさせられる映画でした。
この映画の中では、強すぎる想いはあっても、不誠実さはありませんでした。
それでもうまくゆかず、離れ離れになるしかない関係…。
幸せそうに映っている4年前の8ミリの映像。なぜ人はそのまま幸せな状態を維持できないのでしょう…。
この映画を観ていると、言葉に表せない切ない気持ちが湧き上がってきます。
主人公夫婦にどうしても目が行きがちですが、私は、実の子供のようにハンターを育てていた弟夫妻が気の毒でなりません。
育ての親より、捨てた実の親のほうなのかなぁ。その点がどうもひっかりました。

内容★★★★



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