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アメコミで英語、と映画と小説と漫画など
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2009/08/28 (Fri) 10:54

2007

ニューヨーク。エリカ・ベインにとって、そこはくつろげる家、そして職場がある街。ラジオ番組「ストリート・ウォーク」のパーソナリティーとして、彼女はこの大好きな街の音と、そこにある物語をリスナーに伝える。夜になれば家に帰り、愛する婚約者デイビッド・キルマーニと過ごす。だが、ある恐ろしい夜を境に、エリカは愛するものを奪われてしまう。ふたりは暴漢に襲われ、デイビッドは命を落とし、彼女自身もひどいけがを負う。
肉体の傷は癒えても、心の傷は深く、深く残る。デイビッドを失ったことの打撃よりさらに克服し難いのは、彼女の脳裏につきまとって離れない恐怖だった。かつて歩き回ることが楽しくてならなかったニューヨークの通りや、かつては隅々まで知り尽くし、彼女を温かく迎えてくれた場所でさえ、今ではよそよそしく、危険に感じられる。
そしてその恐怖感がついに限度まで達すると、エリカは運命的ともいえる決断をし、自衛のために武装する。銃という形のあるものを手にすることにより、姿の見えない敵から自分を守ることができる…少なくとも彼女はそう考えたのだ。
彼女が始めて人を撃ったとき、それは殺すか、殺されるかという状況だった。二度目も自衛手段…あるいは、彼女はあえて危険な場所から出ない選択をしたのだろうか?彼女を一度、完全に無力な状態にした恐怖が、今度は何か別のものに変化していた。あの夜、奪われた人生を何としても取り戻したい彼女を駆り立てる何か、彼女自身でさえその正体が分からない何かに。
”正体不明の自警主義者”が引き起こす事件が市民の関心を集める中、ニューヨーク市警の刑事ショーン・マーサーは必ず犯人を突き止めると心に誓う。そして手掛かりをひとつひとつつなぎ合わせていくと、犯人は当初考えられたような武装した男ではなく、復讐心に燃えた女ではないかと思えてくる。
マーサーの捜査の手が迫り、良心との葛藤にも苦しむエリカは自ら見極めなければならない時が来た。何らかの正義を求める自分の行為は、たとえ復讐であっても、本当に正しい道なのか、それとも自分が追い詰めようとしているものに自分自身がなってしまったのか…。


微妙にあらすじが違う気もしますが…。
かなりの問題作ですね。意見も分かれるようです。
復讐自体、人間の永遠のテーマといってもいいのかもしれません。
それをテーマにした物語は今までにも多く作られています。
この映画の前にみた「ドラゴン・キングダム」や「ナルニア国物語」にさえ、復讐は出てきます。

「復讐は何も生まない」「復讐は復讐を生む」「怨みは自分に返ってくる」とかいろいろ言われていますが、当事者にとってそんなことを考える余裕はあるのでしょうか?
少なくともエリカを見る限り、そうは見えませんでした。
それは当事者にとってみなければ、決して判らないような気がします…。

彼女が起こした複数の事件。
それは、端からだと、法を冒した「正義の鉄鎚」に見えるかもしれませんが、彼女は本当にそんなつもりで行動に出たのでしょうか?
彼女は救われたくて、逃れたくての、もがいての行動のように思えました。

また、マーサーは、彼女が犯人ではないかと早い段階から漠然と思っていて、迷いながらも「法では裁けない」ことをさせようと唆したようにも見えました。
だから、最後にあんな行動をとったのではないかと。

人間が作っている以上、法律は完全ではないし、善悪は見る角度によって変わってしまうものだし…。
エリカのとった行動が、この映画の終わり方が正しいかどうかなんて、私にはとてもじゃないですが判断できません。
ただ、こういう問題を投げかけるような映画がどんどんでてくることは、重要なことのような気がします。


マーサー刑事役のテレンス・ハワードも最近立て続けに見かけてます。「アイアンマン」「クラッシュ」と。

内容★★★★



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