2010/12/01 (Wed) 21:47
文藝春秋
2009年3月
還暦ぐらいでジジイの箱に蹴りこまれてたまるかと、かつての悪ガキ3人が私設自警団を結成。定年後、近所のアミューズメントパークに出向中の剣道の達人キヨ、居酒屋の元主人で柔道家のシゲ、機械をいじらせたら無敵の工場経営者ノリの3人を中心に、キヨの孫とノリの娘の高校生コンビがからみ、詐欺や痴漢、動物虐待など、ご町内の悪を斬ります! 「図書館戦争」シリーズが大ブレイクした著者の「イマドキのお年よりは若い」という思いから始まりました。涙あり笑いありの時代劇をみるような爽快感。
有川さんの本にハズレはないなぁ。この作品もとても面白かったです。
毎回思うのですが、ホント、惚れちゃう様な登場人物を書くのがうまい!
清一さんも重雄さんも則夫さんも祐希くんも芳江さんもとても気に入っちゃいました。
お話が楽しいだけでなく、近所でのネットワーク、子どもたちの安全について、お年寄りの孤独、などなど身近な問題を取り上げていて、考えさせてくれます。
さらに、御馴染みの甘酸っぱい恋もやっぱり盛り込まれていて、とってもお得な気分でした。
内容★★★★★
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