2009/11/28 (Sat) 09:33
2006
監督:マーク・ネヴェルダイン、ブライアン・テイラー
出演者:ジェイソン・ステイサム、エイミー・スマート、エフレン・ラミッツ、ホセ・パブロ・カンティーロ
原題:Crank
上映時間:87分
製作国:アメリカ合衆国、イギリス
マフィアを抜ける決意をした1人のヒットマン。しかし組織はそれを許さなかった。報復は死ではなく、特殊な薬を投与すること。その薬は体内のアドレナリン量が一定以下になると死に至るというとんでもない代物だった。アドレナリンを放出するために自らを危険に晒し続けなければならない、という究極の恐怖を体験することになった彼の運命は…!?
なぜか、ジェイソン・ステイサムの映画ばかりここのところ観ている気がします。
「トランスポーター1&2」「デスレース」「バンク・ジョブ」「カオス」
シリアスな映画ばかりでしたが、この作品はちょっとコミカル。
不思議とマッチしているのが新鮮でした。
設定が面白いですね。
アドレナリンを放出し続けないと死んでしまうなんて。
破天荒でおバカな映画ですが、スピード感あるアクションと映像で観る者を圧倒します。
ここまでやられると爽快ですよね。
リアル感を求める人には向いていないかもしれませんね。
楽しいのですが、過激なので(暴力的な意味以外でも)家族と観ることはおススメできません。
この映画の続編「アドレナリン2:ハイ・ボルテージ」ももうすぐDVDで発売しますが、この1の終わり方でどう続くのか、ちょっと気になるところです。
この映画にリアル感を求める人はいないと思うので、まあ何でもありだとは思いますが…。
でもって、「3」の企画もあるらしいです。
内容★★★★
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2009/11/26 (Thu) 09:28
2002
監督:ギャスパー・ノエ
出演者:モニカ・ベルッチ、ヴァンサン・カッセル、アルベール・デュポンテル
原題:Irreversible
上映時間:99分
製作国:フランス
ある男を探してゲイクラブへ押し入る2人組。彼らは男を見つけ出すと凄惨な暴力を加える。発端はあるパーティの夜。マルキュス(ヴァンサン・カッセル)は会場に残り婚約者アレックス(モニカ・ベルッチ)を一人で帰してしまう。その直後、アレックスはレイプに遭い、激しい暴行を受けてしまうのだった。自責の念に駆られるマルキュス。彼は友人でアレックスの元恋人のピエール(アルベール・デュポンテル)とともに犯人探しを開始する。やがて、女装ゲイ、ヌネスを探し出した2人は、ヌネスからついにテニアという男の名を聞き出すのだった…。
かなり実験的な映画だと思いました。
ワンカットでグルグル視点が回る映像、逆行する時間軸…。
画面がチカチカしたり、ノイズがあったり、しかもやたらそれが長く感じられ、私にはその意図が理解できませんでした。
内容も「メメント」とか「バタフライ・エフェクト」みたいに謎解きがあるわけではなく、時間を逆行させているのは、そのためではなさそう。
過激な暴力描写は執拗に長く、多分すべては、不快な気分にさせるために計算して作ったのではないかと、私は思いました。
多分、こういうことは日常でも起こっています。
平穏な日々はいつ崩壊してもおかしくない…そんなことを改めて認識させられました。
でも、2回観たい映画ではありませんね…。
内容★★★
2009/11/24 (Tue) 09:56
2008
監督:バズ・ラーマン
出演者:ニコール・キッドマン、ヒュー・ジャックマン、デビッド・ウェナム、ブライアン・ブラウン
原題:Australia
上映時間:165分
製作国:オーストラリア、アメリカ合衆国
1年も帰ってこない夫を訪ねて、ロンドンから数千キロの長旅をものともせず、エキゾチックな未知の地オーストラリアに乗り込んだレディ・サラ・アシュレイ(ニコール・キッドマン)。夫の広大な領地に着いたサラは、衝撃の事実を知る。生きて行くため彼女に残された選択肢は、ワイルドなカウボーイのドローヴァー(ヒュー・ジャックマン)に頭を下げ、1,500頭の牛を連れて、遠く離れたダーウィンで売ることだけだった。ほこりだらけの砂漠地帯で、ブランド靴の汚れを気にし、シルクのドレスを身に着ける場違いなイギリス人貴族。やがて先住民アボリジニの少年との出会いを通じて、不器用でぎこちない母性が芽生え、違う世界で生きてきたために反発しあっていたドローヴァーと数々のトラブルを乗り越えるうちに、情熱的な恋に落ちる。彼らとの絆は、サラをしやなかで、みずみずしい本来の姿へと解き放っていく――。
う~ん、微妙でしたね。
壮大で美しい景色、ニコール・キッドマンとヒュー・ジャックマンの魅力、アボリジニの少年の可愛さでもっている映画かな。
日本が上陸したなどという史実とは違う描写は置いておくとしても(まあ、他の映画でもあることですから)、結構単純なストーリー展開でこの長さ(165分)は本当に必要だったのでしょうか。
その長さの割には、フレッチャーがどうしてそこまで少年を殺したいのかなどの説明が足りない気もします。
感動も狙っていたのでしょうが、演出のせいか、いまひとつ盛り上がらず残念でした。
牛を追いかけるシーンも、今時にしてはリアル感が足りないような…。
後、中途半端にコミカルなシーンが入るのも、気が削がれて何かイヤでした。
そうそう、ヒュー・ジャックマンの役、本当はラッセル・クロウが演じるはずだったとか。
だからといって内容が変わるとは思えませんが、どちらがよいか見比べたい気がしないでもないです。
内容★★★
2009/11/17 (Tue) 10:36
2008
監督:アンドリュー・スタントン
声の出演:ベン・バート、エリサ・ナイト、ジェフ・ガーリン
原題:WALL-E
上映時間:97分
製作国:アメリカ合衆国
29世紀。人類が逃げ去ったゴミだらけの地球で、700年もの間、気の遠くなるような孤独の中で生きてきたゴミ処理ロボットのウォーリー。ある日、彼の前に、見たことのないようなピカピカのロボット・イヴが現れる。生まれて初めての出会いに興奮するウォーリーだったが、彼女には地球の未来を変える、驚くべき秘密が隠されていたのだ。ウォーリーは宇宙船にさらわれたイヴを救うべく、未知なる宇宙へと旅立つ――。
正直、ここまで素晴らしいとは思いませんでした。
美しいCG、心温まるストーリー、声もよかったです(吹替は未確認)。
ウォーリーのロボットのデザインから、ちょっと偏見を持ってたのですが、謝ります。今まで観なくてすみませんでした。
このロボットで、ここまで胸の奥が苦しくなるような、そんなふうに映画って作れるんですね。
時間の都合で一人で観たのですが、これは家族で観たかったな…。
人恋しくなる、そんな映画です。
内容★★★★★
2009/11/04 (Wed) 09:32
2007
ハーレムを仕切るギャングのボスに15年間仕えてきた運転手のフランク(デンゼル・ワシントン)は、ボス亡き後、一匹狼として生きることを決意。
ベトナム戦争の軍用機を利用して東南アジアの麻薬を密輸する計画を思いつき、大胆な行動力を発揮してそれを実行に移す。彼のビジネスのスタイルは、安くて良質な「商品」を生産者から直接大量に仕入れ、安価で幅広く大衆に販売するという、家電量販店の最先端のやり方を応用したものだった。
そのクールに考え抜かれた戦略によって、瞬く間に巨万の富を築き、マフィアからも一目置かれる麻薬王の座に上り詰めるフランク。
彼が派手な行動を慎んだことから、その正体は長い間誰にも気づかれずにいたが、ある日、ついに疑惑の目を向ける人物が出現する。
刑事のリッチー・ロバーツ(ラッセル・クロウ)だ。警官が公然と恐喝や横領の悪事を働いていた時代、汚職に手を染めることを拒んで四面楚歌の身になった彼は、新しく配属された特別麻薬取締局で、ヘロインの供給ルートを粘り強く調査。顔の見えない敵であったフランクを、ジリジリと追いつめていく。
原題:American Gangster
史実に基づくと最初にテロップが出ますが、大半はフィクションとも言われています。
どちらにせよ、素晴らしい映画には違いありませんでした。
麻薬を売ることはもちろん許されることではないけれど、家族を省みないリッチーより、家族を大事にするフランクのほうについ肩入れして観てました。
フランクの生まれた境遇にも起因しているかも知れません。
それにしても、酷すぎる警察の汚職。
正義を貫くことで、自分の立場が悪くなるなんて…。
これって、今はもうなくなったのでしょうか。
日本はどうなのでしょう。
政治家、官僚とか見ていると、とても…。
内容★★★★★