2010/08/03 (Tue) 14:39
角川書店
2010年5月
ぼくは小学校4年生で、郊外の住宅地に住んでいる。偉い人になるために努力を欠かさず、勉強もするし、たくさん本も読む。そして、歯科医院の「お姉さん」のことが好きだ。ある日、ぼくの街にアデリー・ペンギンの群れが現れて、ちょっとした騒ぎになった。ペンギンがどこからきたのか、調べ始めたぼくの前で不思議なことが起こった。あのお姉さんがコーラの缶を宙に投げ上げると、それがペンギンに変わったのだ。お姉さんはぼくに言った。「この謎を解いてごらん」ぼくはこれを“ペンギン・ハイウェイ研究”と名付けることにした。
ジブリのアニメのイメージで読んでいました。
そのうちアニメ化するんじゃないかと私は思うものだ。
好奇心・探究心いっぱいの主人公アオヤマくん。
いろいろ冒険できて、うらやましいです。
本当は彼みたいに、若いうちからそういう行動がとれていたらよかったのですが、残念ながら私はそういう子供ではなかったようです。
でも、今からでも遅くないはず。(と自分に言い聞かせ)
いろいろ勉強しようと思ったりしています。
怒らないし、泣かないと決めているアオヤマくん。
なんだか健気です。
悲しみを希望で塗り変えたラストは、せつなくも素晴らしいですが、もう少し感情を出してもよかったのでは、という物足りなさもちょっとだけ感じてしまいました。
それだけ物語に入り込んじゃってたんでしょうね、私。
内容★★★★
PR
Comment