2010/07/31 (Sat) 20:59
集英社
2010年1月
注目の著者が贈る、明日への「リスト」の物語
突然、婚約破棄を言い渡され目の前が真っ暗になった明日羽は、叔母に、やりたいことやほしいもののリスト作りを勧められる。ひとりの大人の女の子の、本当の成長の物語。
なんていうか、すべてが等身大でリアルでいいです。
日常の何気な描写が圧倒的に上手いですね、宮下奈都さんは。
そうそう、そう思うんだな、私も、なんて感じで読んでました。
この本では、日常の、普段では当たり前と思っていることの大切さを教えてくれます。料理とか洗濯とか知り合いとか。
あえて物語があまり展開しない分、その大切さが際立っていると思います。
深い感動とかがあるわけではないですが、好きですね、この本。
素敵な言葉も一杯です。
ほどよく生きる力というか、人生の楽しみ方を教えてくれる本でした。
内容★★★★★
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