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アメコミで英語、と映画と小説と漫画など
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2011/02/09 (Wed) 11:26

講談社
2010年11月

パリ旅行中に明かされた里美の“特別な感覚”とは!?彼女の無意識の所作が呼ぶストーカーと誘拐殺人の行方は!?何でも屋の祐児の愛は障碍だらけ。大胆な展開を支える繊細な文章!注目の女性作家が『あやまち』『カタブツ』『さざなみ』に続いて贈る好評4文字シリーズ最新刊は、恋人たちの危機を救うハートウォーミングな物語。






「相貌失認」って言葉も知らなければ、その障害の存在も大変さもまったく知りませんでした。
相貌失認であるせいでの苦労や危険さが丁寧に書かれていて、とても勉強になりました。
連作短編なのですが、毎回の趣向がかなり凝っていて、それが恋愛初期の微笑ましいような爽やかなストーリーと相まって、素晴らしい作品になっていると思いました。

内容★★★★


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2011/01/07 (Fri) 19:07

角川春樹事務所
2010年7月

「あの人って、オーラ出てるよね?」「蟹を食べる時って、みんな無口になるよね」「私、ファミレスって嫌いじゃないのよね」「コラーゲン、たっぷり」「今度、ごはんでも」「この景色、どこか懐かしい」(タクシーに乗って)「近くで申し訳ないんですけど」「年明けってことで」・・・・・・などなど46篇。酒井順子が、その鋭い分析とユーモア溢れる筆致で、つい口をついて出てしまう「言葉」の本質とそれを使っている我々の心理を暴く、新感覚エッセイ。本文イラスト多数収録。





読んでいて、「やばっ。使ってる言葉ばかりじゃん」なんて思ったけれど、酒井順子さんは完全否定しているわけでもないので、ちょっとほっとしたり。
要は、日本人の事なかれ主義がでてますよーっ、てことですよね。
これからは私も、何気に使っている言葉をちょっと気にとめるようにしようなんて思っています。
しかし酒井さん、高級料理店へよく行っているみたいですが、そんな生活にまったくの縁のない私には、そこらへんの気持ちはよくわかりませんでした。

内容★★★★


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2010/12/20 (Mon) 20:18

ポプラ社
2010年12月

第5回ポプラ社小説大賞受賞作。
廃墟と化したデパートの屋上遊園地のフェンス。
「かげろう」のような己の人生を閉じようとする、絶望を抱えた男。
そこに突如現れた不気味に冷笑する黒服の男。
命の十字路で二人は、ある契約を交わす。
肉体と魂を分かつものとは何か? 人を人たらしめているものは何か?
深い苦悩を抱え、主人公は終末の場所へと向かう。
そこで、彼は一つの儚き「命」と出逢い、
かつて抱いたことのない愛することの切なさを知る。





重いテーマの割にストーリーはかなり軽いですね。なので感動も共鳴もなく、何も伝わってこないです。
水嶋ヒロさん自体をほとんど知らない私は、バイアスがかかっていないつもりですが、この作品はちょっと褒めにくいかも。
水嶋ヒロさんが小説を書いた、ってことは不況の出版業界のカンフル剤としても悪くないとは思うけれど、この作品が大賞を取ったというのは納得しかねます…。
普通に出版しとけば、ここまで批判を買わなかったのじゃないかな。出版社のせいですね。

内容★★


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2010/12/04 (Sat) 17:31

幻冬舎
2010年9月

赤いトンネルを抜け、“首夢”の世界に迷いこんだ女子高生・凪浜そよか。「おまえは呪われた。おまえが死ぬまで残り寿命…」連続して与えられる不可解なミッション。失敗すれば死が訪れる、容赦ない残酷なゲーム。クリアできなかった者が次々と死んでいくのを目の当たりにしながらも、そこで出会った仲間とともに、敢然と立ち向かうそよか。果たして、逃げ切れるのか?そして、いったい誰が、なんのためにこんな呪いを―。




えーっ。てところで終わっています。これで続編がでないのなら、なんだったの?ってなるくらいほとんどの謎が解決しないままです。
せめて「序章」だの「1」だの、つけて欲しかったですね。
夢の世界が舞台だけに荒唐無稽(魂が宇宙に飛んだりとか)なのはいいとしても、キャラが薄いため感情移入できず、あまりスリルは感じませんでした。
知的ゲーム要素がありそうで、たいしたアイデアがないのも、ちょっと…。
―って、調べたらどうやら続きがでてる模様。
評価は続きを読んでからですね。(でも今は続きを読むかどうか微妙な心境ですが)

内容★★★


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2010/11/01 (Mon) 10:46

集英社
2010年8月

画家志望の青年と謎の美青年の大正怪奇探偵譚
大正3年、画家を志して裕福な家を出た功次郎は、穂村江雪華と名乗る青年と出会い、不思議な出来事に遭遇するように。実在の事件を織り込みながら、怪奇で耽美な物語が展開する傑作連作短編集。





登場人物たちがみんな魅力的でいい感じ。
短く謎めいていて、明治と昭和の入り混じったどっちつかずの雰囲気もよくでている気がします。
風波の秘密(密かに思いを寄せる人)は、最後の最後で明らかになるのですが、雪華の正体や怪しげな蟋蟀荘の住人たち、惣三郎など、まだまだ語られていない部分が多々あるので、続編が出るに違いないとは思っているのですが。
風波の一人称で、思い出話として語られているのですが、どうも今は雪華と一緒にはいないように読み取れるので、そこらへんも後々語られるのでしょうね。
私は、雪華がみれいじゃを作っている張本人なのかな、なんて思ったりしています。

内容★★★★


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