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アメコミで英語、と映画と小説と漫画など
読んだアメコミ、映画、漫画、小説などの記録。 画像をクリックすると、若干大きいサイズで見られます。 ★★★★★……震えます。生きてて良かったと思います。 ★★★★……唸ります。気分が高揚します。 ★★★……うんうん。読んで損はないかと。 ★★……時間を損したかなと悲しくなるかも。 ★……怒りがこみ上げてくるかも?
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2024/04/24 (Wed) 13:51
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2011/06/30 (Thu) 09:47

宝島社
2011年5月

「今日的テーマを扱いつつ、難易度の高いテクニックを駆使し、着地の鮮やかさも一級品である」と『このミステリーがすごい!』大賞選考委員・茶木則雄が絶賛した2011年『このミス』大賞優秀賞受賞作です! 長崎県南児童相談所の元所長らが語る、ある少女をめぐる忌まわしい事件。10年前にいったい何が起きたのか。元所長、医師、教師、祖母……様々な証言が当時の状況を明らかにしていく。大ベストセラーとなった『告白』形式の語りに、大きな謎が加えられたミステリー。関係者を訪ねてまわる男の正体が明らかになるとき、哀しくも恐ろしいラストが待ち受ける!






構成もうまく、オチも含め、まとまりのある作品だと思いました。
奇抜さはないものの、その代わり無理もなく好感が持てました。
連鎖していく虐待…。
暴力を振るわなければいいというものでもなく、何もしない(できない)という親の姿勢に一番フラストレーションが溜まったかな。
犯罪者は周りが作り上げる、ともいえるのかもしれません…。

内容★★★★


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2011/06/16 (Thu) 21:58

集英社
2011年4月

転校してきたばかりの小学5年生のみなとは、学校になじめず、家では病的に潔癖症の継母につらくあたられる日々を過ごしていた。ある日の放課後、街中で会ったのは同級生の悟。悟は妙に大人びて、いろんなことを知っているクラスの物知り博士だった。ふたりは、偶然つかまえた迷子のレース鳩を、飼い主のもとに届けに行き、そこでオランダ人の父を持つ美しい少女・ユリカに出会う。ユリカはふたりに「この街が大嫌いなの」と打ち明け…。坪田譲治文学賞受賞作家が描く、小さくて大きな冒険。






友達になるきっかけとか、とてもリアルに感じました。
現実から逃げ出したい自分と、そのきっかけとしての鳩レース。
しかし、2部構成とは…。
現実はそうなんだろうけど、あの少年のときのまま終わらせて欲しかったような気持ちもどこかにあります。
あと、大人の悟の、猫に対するレース鳩の言い分は、少し納得いかないかな。もっとひどいことをしてるほうを先に責めろっていうのは…。

内容★★★


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2011/06/10 (Fri) 21:51

新潮社
2011年4月

理不尽なイジメに苦しむ少年が出会った、赤く染まる白い鳩。家族の在り方に戸惑う少女を奮い立たせた、一台のピアノ。事故で娘を亡くした父親の苦しみを断ち切らせた、片腕のない男。バスを降りたその街で、人々は傷つき憂えながら、静かに痛みを超える。九つの物語が呼び覚ます、あの日の記憶―。深い孤独の底に一筋の光が差し込む、著者初の短編小説集。





読みやすく、どれにも共感でき、そして、とても胸に残る短編集でした。
持って行き場のない想い―。
それを抱えて、悩みもがいて生きているのが「私がいる場所」なのかな。

内容★★★★


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2011/06/07 (Tue) 11:44

産経新聞出版
2011年4月

3・11―突然、未曽有の災害が日本を襲った。悲しみの淵から再び立ち上がる日本の姿を、1カ月のデータと写真で綴る全記録。 巻頭文 櫻井よしこ 柴田トヨ「被災者へのメッセージ」収録。

•原発クライシス:福島第1原発で何が起きたのかをデータと写真で検証
•菅首相の1カ月:首相の1カ月の動きと場当たり的な政権の対応を追う
•わが身顧みず:自衛隊、警察、消防…総力戦の救助活動を振り返る
•想い出も流された:すべてが流された被災地から人々の悲しみを伝える
•一筋の希望:新しい命、子供たちの笑顔、未来への希望を描く






軽々しく言える言葉はないです。
凄まじいありさまに、ただただ唖然とすることしかできませんでした。
被害を受けた方たちや現場惨状、原発、政府の対応に暗い気持ちになりましたが、立ち上がる人々、支援する人々の詳細も載っていて、希望も見えたのが救いでした。

内容★★★★★


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2011/04/09 (Sat) 10:05

講談社
2010年12月

さる侯爵が、美しい養女ジュリーを、放蕩三昧の金持ちV***氏に輿入れさせようと企んだ。ところが、ジュリーには結婚を誓い合った若者がいる。彼女を我が子同然に可愛がり育ててきた侯爵夫人は、この縁談に胸を痛め、パリのみならずフランス全土で流行していた訴訟の手管を使う奸計を巡らせた。すなわち、誹謗文を流布させ、悪評を流して醜聞を炎上させるのだ。この醜聞の代筆屋として白羽の矢が立ったのは、腕は良いがうだつの上がらない弁護士、ルフォンだった。哀れルフォンの命運やいかに―。猛火に包まれたゴシップが、パリを駆けめぐる。『ミノタウロス』の著者が奏でる、エッジの効いた諷刺小説。






考えさせられる本でした。
ネット、政治等々。今でもこういうことは起きているのだと思います。
人が求めるのは面白いお話。より過激で、よりスキャンダルで…。
これは哀しいかな、報道に関しても言えてしまいますよね。視聴率だって、購読数だって、多分それに左右されるだろうし…。
真実を見極める眼が欲しい。

内容★★★★


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