2011/05/21 (Sat) 21:21
集英社
2011年3月
少年が小説家になった理由。コンビニ強盗との奇妙な共同作業。ふたりぼっちの文芸部員の青くてイタいやりとり。謎の鍵にあう鍵穴をさがす冒険。ふと迷いこんだ子どもたちだけの夜の王国。雪の上の靴跡からはじまる不思議な出会い。集英社WEB文芸「RENZ ABURO」の人気企画「オツイチ小説再生工場」から生まれた6つの物語。
ロマンティックだなぁ、最終話の「ホワイトステップ」。
発想もいいと思うし、じゃんけんのくだりには泣けました。
でも、その前の5編がつまらないわけではなく、それらがあったからこそキャラが活きている部分もあると思います。(「王国の旗」だけはあまり好みではありませんでしたが)
バラエティーに富んでいて、まとまりがないようでまとまりのある、やさしさに包まれた短編集だと思いました。
内容★★★★
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