2010/08/10 (Tue) 13:51
文藝春秋
2007年8月
「ある人文科学的実験の被験者」になるだけで時給十一万二千円がもらえるという破格の仕事に応募した十二人の男女。とある施設に閉じ込められた彼らは、実験の内容を知り驚愕する。それはより多くの報酬を巡って参加者同士が殺し合う犯人当てゲームだった―。いま注目の俊英が放つ新感覚ミステリー登場。
限られた空間でのサバイバル―。
無理のない設定もいい感じで、かなり映画向きかなと。
で、調べてみたら、本当に秋に映画公開でした。知らなかった…。
それでこの本売れてたわけだ。納得。
出演は、藤原竜也さん、綾瀬はるかさん、石原さとみさんなど。
う~ん、こういう配役で読んでみるのもよかったかもしれない。って北大路欣也さん?この配役は年齢違いすぎるでしょ。
気になり、サイトの人物紹介見てみると、名前はそのままだけど、動機や職業がかなり違っている人もちらほら。これは微妙ですね…。
かなり、本のことから話はそれましたが。
適度な緊張感もあり、意外性もあって、また場の空気とかの描写も楽しめました。
トリックも騙し的なものはなく、フェアに感じました。
古典のミステリーの引用もあり、そちらにもちょっと興味がそそられました。(多分、そこまで手を出す時間はなさそうですが)
また、エピローグというか、ラストがいいですね。
是非、続きが読みたいです。
しかし私には、この表紙のイラストとタイトルは謎のままです…。
内容★★★★
PR
Comment