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2009/08/31 (Mon) 09:57

2009

クリスマス目前のローマ。
イタリアでのテロ予告を受け、1人の男がイタリア・ローマに降り立った。その男の名は、外交官・黒田康作(織田裕二)、外務省の上司・片岡(中井貴一)からの命を受け、テロから邦人を守るために派遣されたのだ。
黒田が赴任する日本大使館では、菊原大使(小野寺昭)、西野参事官(佐野史郎)、外交官の羽場(大塚寧々)や谷本(伊藤淳史)らを中心に、G8外務大臣会合に参加する川越外務大臣(平田満)のイタリア訪問の準備に追われていた。
そんな中、きらびやかにライトアップされた町で1人の日本人少女が失踪する。目的は単なる営利誘拐か、それとも少女の誘拐がテロの序章なのか。
大使館に赴任して間もない研修生・安達(戸田恵梨香)とともに、誘拐事件の通訳を担当することとなった黒田。しかし、少女の母・紗江子(天海祐希)の元にきた犯人からの電話を受けたことで、紗江子の”偽りの夫”として事件に巻き込まれていく。
身代金取引自体が違法の国・イタリアで犯人から指定された方法での取引に応じる2人。指定された取引場所は、テルミニ駅、サンタンジェロ城、そしてスペイン広場…。いずれも観光客の多い、人混みだらけの場所であることを不審に思う黒田だが、警察の介入が犯人グループにばれてしまい取引が中止となってしまう。
亡き夫との思い出の血・イタリアで、最愛の娘を誘拐され憔悴していく紗江子は、娘の安全よりも犯人逮捕を優先させたイタリア警察とそれを止められなかった黒田にも不信感を募らせていく。
そんな紗江子を支えるためロンドンから彼女に想いを寄せる商社マン・藤井(佐藤浩市)も駆けつける。側で支える藤井の存在に助けられ、紗江子も落ち着きを取り戻していく。
しかし、警察の包囲網を巧みに撹乱し姿を見せない犯人グループ。一向に進展しない捜査に、悩み苦しむ紗江子。そんな紗江子の姿を目の当たりにし、独断での調査を決意する黒田。旧知の仲のフリーライター佐伯(福山雅治)の力を借り調査を進めるが、外交官には捜査権限がないため、独断で調査を進める黒田の行為に対し、イタリア警察から内務省を通じて越権行為とのクレームが入ってしまっう。
組織の体裁よりも”邦人を守るのが自分の仕事”という信念を貫き通そうとする黒田は、次第に大使館内で孤立していく。
やがて、少女の誘拐事件は、イタリア大統領やG8首脳、そして”世界の歌姫”サラ・ブライトマン(本人)をも巻き込み、イタリア全土を襲う大規模連鎖テロへと発展していく…。
様々な想いが交錯する中、黒田は事件の鍵がイタリア南部の美しい港町・アマルフィにあることを突き止める。
果たして犯人の目的とは。そして外交官・黒田が見出した事件の全貌とは―。


家族の中に「20世紀少年」の前作を見ていない人がいたため、第3章の人の列を横目に、この作品を見ることに。
でも、「アマルフィ」観て正解でした。
綺麗なイタリアの風景を大画面で見られたこと、サラ・ブライトマンの歌を大音量で聴けたこと、もうこれだけでも雰囲気を十分楽しめました。
派手なアクションがあるわけではないですが、緊迫感の高め方はうまく、かなりのスリルを味わえます。
また、織田裕二演じる黒田がとても格好良かったです。
予備知識ゼロだったので、観ているときは小説が原作なのかななんて思っていましたが、オリジナルのようです。(最初のプロットを元にした小説はありますが。)
黒田を主人公にしたシリーズ化もあるのかな、なんて思ってもいますが。
しかし、イタリアに行きたいですね。



内容★★★★



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