2010/07/27 (Tue) 18:20
講談社
2010年5月
わたしはもう見捨てない――。
ある事件をきっかけに警察官を辞めた元SPの冬木安奈。六本木のバー「ダズン」で働いていた彼女に、行方をくらましていた元チェス世界王者の"天才"アンディ・ウォーカーの警護依頼が舞い込む。依頼者の宋蓮花は、「アメリカ合衆国大統領に狙われている」というが……。
「ジョーカー・ゲーム」でブレイクした柳広司さんの新作ですが、少々期待はずれというところでしょうか。
金城一紀さんの「SP」ほどスリリングではないし、チェスにしても小川洋子さんの「猫を抱いて象と泳ぐ」を読んだ後では二番煎じの感が拭えないです。
ストーリーも人物描写もあっさり目な印象。
せめて魅力的なキャラが一人でもいたらよかったのですが。
それにしても、チェス名人って変わった人ばっかりなんですかねぇ。
内容★★★
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