2010/07/24 (Sat) 15:34
集英社
2010年6月
ある日突然、父親が逮捕! 東京の進学校から一転、変わり者の実のおばさん率いる札幌の児童養護施設の居候となった14歳の陽介。さまざまな出会いに彼は・・・。時代の閉塞感を突き破る、痛快青春ストーリー!
高見陽介、14歳。父が逮捕され、母と離れ離れになったら、未来を拓く「出会い」が降ってきた。児童養護施設に暮らす中学生たちの真っ向勝負の「人生との格闘」、体を張って受け止めるおばさんや大人たちの生きざま…全編を貫く潔さが胸に迫る
よいお話でした。
文章も上手く、最初のページを開いた途端、ぐいぐい引き寄せられます。
この小説には、不幸な境遇にあった人々がたくさんでてきます。
でもみんな、それぞれその境遇に負けることなく頑張って一生懸命生きています。
すべてが上手くいくわけではないけど、それでも一生懸命ってやっぱり恰好いいです。
人生とは、本当の幸せとは、家族とは…。
いろいろなことを考えさせてくれる素晴らしい本でした。
内容★★★★★
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