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アメコミで英語、と映画と小説と漫画など
読んだアメコミ、映画、漫画、小説などの記録。 画像をクリックすると、若干大きいサイズで見られます。 ★★★★★……震えます。生きてて良かったと思います。 ★★★★……唸ります。気分が高揚します。 ★★★……うんうん。読んで損はないかと。 ★★……時間を損したかなと悲しくなるかも。 ★……怒りがこみ上げてくるかも?
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2024/04/24 (Wed) 18:31
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2011/02/02 (Wed) 09:15

早川書房
2010年11月

三十歳前後と見られる若い女と生後一年ほどの幼児の遺体が発見された。犯人の少年に死刑判決が下されるが、まもなく夫が手記を発表する。〈妻はわたしを誘ってくれた。一緒に死のうとわたしを誘ってくれた。なのにわたしは妻と一緒に死ぬことができなかった。妻と娘を埋める前に夜が明けてしまった〉。読者の目の前で世界が塗り替えられる不穏な「告白」文学。〈想像力の文学〉






すごい本でした。
その圧倒的な言葉の奔流。
場面の切り替わりさえも流れるようで、いつの間にか変わっていて、知らない間に読み手の自分が流されてしまっています。
何が、どこまでが真実なのか―。
でも、作中の言葉からすると、それさえも重要ではない気がします。
翻弄されっぱなしの本でした。

内容★★★★


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2011/01/10 (Mon) 11:47

幻冬舎
2010年10月

第3回パピルス新人賞大賞受賞作品!
見えない夢よりも、触れるおっぱいを、僕は信じる。
「何にでもなれるなら、何になりたい?」こう誰かに聞かれたら、何と答えるだろう。“何にもなりたくないが、何でも見てみたい”それが僕のキャッチコピーだ。
3年と3ヶ月ほど前から、まるで働くことなく、海辺の街外れにある平凡な一軒家で一人暮らしを送ってきた自称似非ニートの大山九乃(30才男・無職)。似非だったニート生活は、今やネットライフ中心の本格ニート生活に突入しようかというある嵐の夜、自分の目の前で雷に打たれた少女に遭遇!そんな馬鹿な!何てこった!決死の救出活動の甲斐あり一命を取り留めた少女・金月キアラとの運命的でぶっ飛んだ出会いは、二人が結ばれるのには充分な出会いだった。だが、キアラにはどうやら秘密があるようで……。スパイ?暗殺!?国家の陰謀!?愛と平和と理想のために、一人のニートが重い腰を上げた。予想がつかない新感覚青春冒険小説が誕生!




久々の挫折本。100ページくらいまでは読んでみたのだけれど…。
新感覚って感じはしたけれど、そのストーリー展開がなんだかチープというか…。
我慢ならないとかそんなんではないのですが、なぜ面白くもない本を読んでいるのだろうと思ってしまったわけです。
賞もとっているわけだし、私にあわなかっただけでしょうね。


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2010/12/30 (Thu) 13:23

光文社 BOOK WITH YOU
2010年10月

小春は漫才師になるのが夢の高校生。何をやってもカンペキにこなす梅太郎とコンビを組んで、お笑いコンテストに挑戦したけれど高飛車な美少女審査員にけなされ、散々な結果に。それでも憧れの紅実ちゃんとは次第にいいムードになって。しかも芸能プロからもスカウトの電話がかかってくる!小春の夢は現実になりそうだったけれど…。




20年ほど前のコバルト文庫のリライトということで、軽めのお話ではあります。何故今更この小説を?という疑問は、読み終わった今でもわかりませんが。
実紅のお父さんというかなり破天荒な登場人物を除けば、明るく前向きな青春小説という感じ。
爽やかではありますが、主人公の努力が描かれていないので、物足りないというか、とんとん拍子過ぎるかなという印象を受けました。

内容★★★


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2010/12/23 (Thu) 10:53

文藝春秋
2010年10月

短篇小説の名手である山田詠美さんがこの新作について語ったのは、「一滴落とすと水の色がぶわっと変わるような凝縮した言葉で書きたい」ということ。その言葉通り、400字詰め原稿用紙で20枚程度の「小さな話」が21篇も入ったこの本には、恋愛小説、性愛小説、家族小説、戦争小説、喜劇、悲劇とあらゆる小説のエッセンスがぎっしり詰まっています。
マーヴィン・ゲイが死んだ日/電信柱さん/催涙雨/GIと遊んだ話(一)/百年生になったら/宿り木/モンブラン、ブルーブラック/GIと遊んだ話(二)/微分積分/ガラスはわれるものです/LOVE 4 SALE/紙魚的一生/GIと遊んだ話(三)/ブーランジェリー/にゃんにゃじじい/涙腺転換/GIと遊んだ話(四)/クリトリスにバターを/420、加えてライトバルブの覚え書き/予習復讐/GIと遊んだ話(五)




今みたいにシングル主体の構成となる以前の、昔の、聴くまでどんな曲が入っているのかわからないアルバムのような小説でした。
バラエティーに富み、ページを開くたびにワクワク感がありました。
笑える話あり、筒井康隆風あり、大人の恋愛ありと、本当にいろいろな物が詰っていて楽しめました。

内容★★★★


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2010/12/06 (Mon) 11:26

講談社
2010年8月

誰がうそをついている?幼なじみの四人が校庭に埋めた拳銃は、二十三年の時を経て再び放たれた。それぞれの想い出が重なるとき、時を越えたさらなる真実が目を覚ます―!全てはタイムカプセルにとじ込めた―はずだった。第56回江戸川乱歩賞受賞作。





途中で全部わかってしまう、伏線が見え見え過ぎる書き方は、ある意味フェアといえなくもないけど、興醒めしてしまうのは確か。
そうであるならば、主人公たちの苦悩をもっと掘り下げて書くなどの、惹き込む要素が欲しかったです。
ただ、よく細部まで考えて作られているのはよかったと思います。これおかしくない?と思っていたところもフォローされているし。
推理小説入門者には十分楽しめると思います。(って私もほとんど読んでいるとはいえませんが)
しかし、お金の行方はどうなったのかなぁ…?

内容★★★


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