2010/12/18 (Sat) 10:26
講談社
2010年9月
風を、迷いを、闇夜を、鳥を。
著者はわずか5編の物語で、世界の全部を解放してしまった。
闇の中から一歩、また一歩と光射す方へ誘われる、「夜市」の著者の新たな到達点にして最高傑作。
この世に潜むものたちを、5つの物語で誘い出す――。
――私たちは私たちだけ? ――進むってどこに行くの? どこに行けばいいの? シンは少し考えてからいった。――<竜が最後に帰る場所>よ。
1.風を放つ
2.迷走のオルネラ
3.夜行の冬
4.鸚鵡幻想曲
5.ゴロンド
5編の短編を収録。
1番目と2番目のお話は、う~ん。でも、3番目からはよかったです。
「夜行の冬」のどこか惹かれてしまう怖さ。それは現状に満足していない自分がいるためなのでしょうか。
「鸚鵡幻想曲」のまったく予測が出来ない展開とその発想。
「ゴロンド」の壮大さ。
ちょっと追ってみたい作家さんです。
表紙と内容のギャップありすぎ。
内容★★★★
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