2010/12/08 (Wed) 18:24
東京創元社
2010年10月
アメリカはメイン州・ベックフォード、ディー・デクスター探偵社に一本の電話が入る。探偵二名をある家によこしてほしい、そこで一晩泊まってくれればいいという、簡単だが奇妙な依頼。訝しみながらもその家に向かったスタンリーとケンウッドに、家人は何も説明せず、二人は酒を飲んで寝てしまう。しかし、未明に大きな物音で目覚めた二人は、一面の血の海に切断死体が転がっているのを発見。罠なのか?急ぎディーの家に行って指示を仰ぎ、警察とともに現場に戻ると、何と血の海も死体も跡形もなく消え去っていた―。事件を追う探偵社の面々の前に、日本人探偵・被砥功児が颯爽と登場する。第二十回鮎川哲也賞受賞作。
翻訳物ほとんど読まないから、カタカナの登場人物はちょっと苦手だったりします。原書のようにアルファベット表記だとなぜかそんことないのですけれど。
それでもって、すぐにわかってしまうトリック。別に本格物に詳しくない私でも。
そうなってしまうと、登場人物に魅力があったりとかしないとなかなか読むのが辛くなってきます。
会話も何か平淡で優等生的というか、臨場感がないというか…。
説明の繰り返しもくどいし。
動機も、ここまでするかなと、ちょっと首を傾げてしまいました。
う~ん、私にはイマイチよさがわからないなぁ。
内容★★★
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