2011/09/05 (Mon) 19:34
小学館 ビッグコミックス
2011年9月
第22集は、丑嶋率いるカウカウファイナンスの優男、高田のホスト時代の物語。
歌舞伎町No.1ホストの王座--何もない若き日の高田・瑠偉斗は、この街で成り上がるために、ライバルとの激戦を制し、キングを目指す。
一方、瑠偉斗の太客・愛華は、街にも家にも居場所がない。自分の居場所を求めて売春を繰り返し、ひらすら瑠偉斗に貢ぐ。
若い二人が見た「一瞬の栄光」、そして…重き十字架を背負うとはこのことなのか!ホスト編ラストを見逃すな!!
やっぱり気分悪~。
ホストの世界の大変さはわかるけど、これも借金地獄と同じ泥沼ですね。
私にはやはり、狂気の世界としか思えないです。
内容★★★★
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2011/09/05 (Mon) 13:41
新潮文庫
2011年7月
先生、あのときは、すみませんでした―。授業そっちのけで夢を追いかけた先生。一人の生徒を好きになれなかった先生。厳しくすることでしか教え子に向き合えなかった先生。そして、そんな彼らに反発した生徒たち。けれど、オトナになればきっとわかる、あのとき、先生が教えてくれたこと。ほろ苦さとともに深く胸に染みいる、教師と生徒をめぐる六つの物語。
白髪のニール/ドロップスは神さまの涙/マティスのビンタ/にんじん/泣くな赤鬼/気をつけ、礼。/文庫版のためのあとがき
ドラマによく出てくる尊敬しきれる先生ではなく、欠点のある等身大の先生たちのお話でした。
一番感動したのは「ドロップス―」で、いけないことだと分かっていても、一番気持ちがわかってしまったのは「にんじん」でした。
人間らしいとはいっても、生徒にとって先生は、ある意味絶対的存在にみえるはず。
難しいとは思うけど、学力だけじゃない、教師の選定基準が必要なのかも。
内容★★★★
2011/09/05 (Mon) 13:02
メディアファクトリー
2011年5月
"第5回『幽』怪談文学賞短編部門大賞受賞作を収録の短編集。どこにでもある「普通」の家族が崩壊するひとつの事件を、視点を変えた一人称連作短編でつづる。等身大の登場人物が感じる、すぐ隣にある怖さをモチーフにした家族ホラー。受賞作「不幸大王がやってくる」ほか書き下ろしの全8編を収録。
“不幸”はどこからやってきて、この家族を打ちのめしたのか。
視点を変えた連作短編で明かされる真実とは。
怪談の本質を衝いた驚愕のラストに瞠目。
明るい深刻が恐怖を呼びおこす、ミステリーの要素も含んだ、新感覚〈家庭内〉ホラー。"
う~ん、怖くはなかったですね。
文章が読みやすく、雰囲気があまり暗く感じなかったからかな。
内容★★★
2011/09/02 (Fri) 16:19
角川書店
2011年3月
急死したはずの父親から送られてきた一通のメール。それがすべての発端だった。創薬化学を専攻する大学院生・古賀研人は、その不可解な遺書を手掛かりに、隠されていた私設実験室に辿り着く。ウイルス学者だった父は、そこで何を研究しようとしていたのか。同じ頃、特殊部隊出身の傭兵、ジョナサン・イエーガーは、難病に冒された息子の治療費を稼ぐため、ある極秘の依頼を引き受けた。暗殺任務と思しき詳細不明の作戦。事前に明かされたのは、「人類全体に奉仕する仕事」ということだけだった。イエーガーは暗殺チームの一員となり、戦争状態にあるコンゴのジャングル地帯に潜入するが…。
圧倒的情報量でかなり勉強させてもらいました。
盛り込まれているテーマも深く考えさせられたし、ストーリーも緊迫感あって楽しめました。
印象に残った台詞は、
「善なる側面が人間にあるのも否定はしないよ。しかし善行というものは、ヒトとしての本性に背く行為だからこそ美徳とされるのだ。それが生物学的に当たり前の行動なら賞賛されることもない。」
…やはり、世界平和なんて絵空事なのかな。
内容★★★★★
2011/09/02 (Fri) 13:22