2010/09/28 (Tue) 14:33
2004
監督:ロス・カウフマン、ザナ・ブリスキー
原題:BORN INTO BROTHELS: CALCUTTA'S RED LIGHT KIDS
上映時間:85分
製作国:アメリカ
インド・カルカッタの売春窟に生まれついた子供たち。彼らは外の世界を知らず、夢を持つことも許されない。だがある日、子供たちはカメラと出会ったことで、自分たちに無限の未来と希望があることを知る――。ニューヨークで活動する写真家、ザナ・ブリスキーが、売春婦の取材のためこの地を訪れたとき、そこで暮らす子供たちの悲惨な運命を目の当たりにし、衝撃を受ける。そして彼女は、子供たちをここから救い出したいという思いから、写真教室を開く。そこでは、インスタントカメラを使って、子供たちに写真のいろはを教えた。後に、子供たちの撮った写真は高く評価され、ニューヨークで写真展を開催するまでに。だが、子供たちを生まれ育った境遇から抜け出させることは容易ではなかった…。映像作家、ロス・カウフマンがザナの活動を映像に収めたドキュメンタリー。第77回アカデミー賞の最優秀ドキュメンタリー賞受賞作品。
最後のテロップで、その後の彼女たちがどうなったのか、一言ずつ書かれていたけれど、やっぱり簡単じゃんないんだなぁ、とつくづく思わされました。
学校に行くことができるようザナさんは奮闘していましたが、親に辞めさせられる子、自分から辞めてしまう子もいたようです。
支援すること自体大変なことですが、そのやり方となるとさらに難しいですね。多分、根本から変えなければいけないのでしょうが、そうするにはどうしたら…。問題点は山積みですね。
何故この子たちだけ、なんて意見もあったらしいですが、全員にできない以上、この子たちだけでも、というのは正しいと思うのですが。
何もしないくせに、文句だけ言うよりはよっぽどいいことしてますよね。
例えそれが、ほんの一握りしか救えないにしても、後に続く人はきっとでてくる。そう思うのです。
売名行為だんなんて穿った見方もあったようですが、それもどうなのでしょう。結局、なんだかんだ言っても、お金がなければ人を救うことなんて出来ないのだし…。それで売れてお金が入れば、もっと人を救えるのでは?
内容★★★★
PR
Comment