2010/09/20 (Mon) 02:05
2002
監督:ジョン・ストックウェル
出演者:ケト・ボスワーズ、ミシェル・ロドリゲス、サノー・レイク、マシュー・デイヴィス
原題:Blue Crush
上映時間:104分
製作国:アメリカ
サーフィンのメッカ、ハワイのオアフ島を舞台に、サーフィン大会での優勝を目指す女の子の姿を爽やかに描いた青春スポーツ・ムービー。実際に様々な大会で活躍する一流プロサーファーがスタントや本人役で出演し本物のビッグウェーブでの迫力のチューブ・ライディングが全編を通して展開する。主演は注目の若手女優ケイト・ボスワース。共演に「ガールファイト」「バイオハザード」のミシェル・ロドリゲスとハワイ出身の女性サーファーで本作が女優デビューとなるサノー・レイク。
ハワイのオワフ島ノースショア。そこはサーファー達の聖地。ここにある巨大なチューブが形成されるパイプラインは、サーファーにとって憧れであると同時に一歩間違えれば死にも繋がりかねない恐怖のポイント。子どもの頃から天才サーファーと呼ばれてきたアンは数週間後にここで開かれる世界最高峰の大会“パイプライン・マスターズ”での優勝を目指し練習に励んでいた。しかし、以前サーフィン中に味わった大事故が原因で未だその恐怖心を克服できずにいる。そんな時、彼女はバイト先でフットボールのスター選手マットと知り合い恋に落ち、今までにない経験に夢中になる。一方でサーフィンへの情熱が薄れていくアン。そんなアンを親友のエデンとレナは歯がゆい思いで見ていた…。
ストーリー的にはよくありがちなチープなものではあるけれど…。
でも、この映画では、そんなことには最初から重点を置いていない気さえします。
と思えるくらい、サーフィンの映像がすごいです。
私はサーフィンをやったことはないのですが、その爽快感と、失敗したときの危険度というか恐怖が、しっかり伝わってくる映像でした。
体験したとは思わないですが、その大きな波は実際に見てみたいです。
内容★★★
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2010/08/30 (Mon) 11:57
2010
監督:ハラルド・ズワルト
出演者:ジェイデン・スミス、ジャッキー・チェン、タラジ・P・ヘンソン、ハン・ウェンウェン
原題:The Karate Kid
上映時間:139分
製作国:アメリカ合衆国、中国
11歳のドレ(ジェイデン・スミス)は母親の転職で北京に引っ越してきたが、言葉や文化の違いからいじめに遭う毎日。そこで、ドレは武術の達人・ハン師匠(ジャッキー・チェン)に出会い、2人は猛特訓を始める。いじめられっ子から、飛びぬけた精神力によって武術の達人へと心身ともに成長していく――。空手を通して少年の成長を描いた大ヒットシリーズ『ベスト・キッド』のリメイク。
久しぶりに映画館に行きました。
多数決により、この映画となりました。
うまく今風にアレンジされていて、おもいっきり楽しめました。
空手からカンフーに変わってしまったのに、オリジナルのタイトルがカラテのままなのは、リスペクトからでしょうか。
配役がよかったですね。ジェイデンのかわいさ、ジャッキーの控えめさ、ヒロインの美人度の微妙さ、いじめっ子たちとそのコーチの憎たらしさ、めっちゃ感情移入しちゃいます。
時間の関係か、ラストがちょっとあっけなく感じなくはないものの、かなり燃えさせてくれる映画でした。
是非、オリジナルのように続編をつくるべきです。
内容★★★★★
2010/05/14 (Fri) 10:24
1971
監督:ウィリアム・フリードキン
出演者:ジーン・ハックマン、ロイ・シャイダー、フェルナンド・レイ
原題:The French Connection
上映時間:104分
製作国:アメリカ
フランスの港町・マルセイユ。麻薬密売組織のボス、シャルニエはN.Y.にその勢力を伸ばすべく準備を進めていた。その頃N.Y.市警の問題児ポパイことドイル刑事とその相棒・クラウディは、いつもながらの荒っぽい手口で犯罪者達を追いかけていた。ある日、麻薬の密売人を逮捕した彼らは、それがきっかけとなって巨大組織フレンチ・コネクションの存在を確信する。彼らは組織の壊滅を誓い、N.Y.にやって来た麻薬王・シャルニエを追うが、反対に命を狙われることに…。
40年くらい前の映画になるのですね。ジーン・ハックマンが若い!
アカデミー賞8部門ノミネート、5部門受賞作品。
カーチェイスシーンや地下鉄での尾行のシーンは、今でもなかなか見ごたえがあります。
ノンフィクション小説が原作だそうですが、やはりある程度ダーティーでないと、犯罪者は捕まえられないのかもしれませんね。これは、小説・佐々木譲「警官の血」を読んだときにも思いましたが。
予定調和で終わらないラストが、いかにもノンフィクションなのかもしれませんが、私的にはなんとなくストレスでした。
内容★★★
2010/05/08 (Sat) 10:33
2008
監督:フェルナンド・メイレレス
出演者:ジュリアン・ムーア、マーク・ラファロ、伊勢谷友介、木村佳乃、ダニー・グローヴァー、ガエル・ガルシア・ベルナル、サンドラ・オー
原題:Blindness
上映時間:121分
製作国:日本、ブラジル、カナダ
始まりは一人の日本人男性だった。突然目の前が真っ白になり完全に失明する謎の伝染病は、彼の発症を皮切りに爆発的な勢いで拡がっていく。有効な治療法のない中、政府がとった政策は感染者の強制隔離だった。次々と収容所に集められていく人々。最初に失明した日本人とその妻、彼を診察した医者や売春婦、黒い眼帯の老人、幼い少年・・・。
そしてその中にただ一人"見えている"女がいた。なぜか発症を免れたが、夫の身を案じて紛れ込んだ医者の妻だった。収容所は軍によって厳しく監視され、食料や薬品の要求もままならず、衛生状態も日増しに悪化していった。感染者の不安はやがて苛立ちへと変わり、所内の秩序は崩壊してゆく。生き残るのは果たして誰なのか―?
パニック・サスペンスとか謳われていますが、あまりそういう感じではなく、メッセージ性の強いドラマに感じました。
そのメッセージは明確で、物理的に目が見えない状況を通して、人が人のことを見ようとしていないこと、当たり前のように思っていることが本当はとても大事なことなのにおざなりにしていること、などが伝わってきます。
ただ残念なのは、主人公のみならず、人々の行動があまり現実っぽく感じなかったことです。
どうしても、物語用に配置された行動としか取れなかったのです。ここまで人々は愚鈍ではないと思うのですが…。
でも、目に限らず、人間の一つの感覚が一斉に突然消えるとしたら、社会はこのように混乱に陥るのでしょうね。人間って脆いと、あらためて実感しました。
原作は、ポルトガルの作家ジョゼ・サラマーゴ(José Saramago)の「白い闇」(Ensaio sobre a Cegueira)。
続編「Ensaio sobre a Lucidez, lit. Essay on Lucidity」(Seeing)もあり、原作はどんな感じなのか気になるところです。
内容★★★★
2010/04/19 (Mon) 11:19
2004
監督:デヴィッド・S・ゴイヤー
出演者:ウェズリー・スナイプス、クリス・クリストファーソン、ジェシカ・ビール、ライアン・レイノルズ、パーカー・ポージー、トミニク・パーセル、トリプルH
原題:Blade: Trinity
上映時間:113分
製作国:アメリカ
人間とヴァンパイアの血を継ぐヴァンパイアハンター、ブレイド。自らに課された使命を背負い、ヴァンパイアから人類を守る孤独な戦いを続けるブレイドに、突然予想を超えた事態が襲いかかる。それは、これまでに繰り広げられてきた数々の強敵との壮絶なバトルを凌駕する新たな敵の出現だった。その敵の名は、ヴァンパイアたちによって4000年の眠りから目覚めた、かつてドラキュラと呼ばれた一族の始祖、ドレイク――。それは、白昼の街を自在に飛び回り、変幻自在の能力を兼ね備えた、まさに完璧なる存在。しかも、ヴァンパイアたちの策略で連続殺人犯として指名手配されたブレイドは、激しい銃撃戦の末、FBIの手に落ちてしまうのだった。そんなブレイドの窮地を救ったのは、最新鋭の武器とテクニックを備えたナイト・ウォーカーと呼ばれる人間たちのヴァンパイアハンター集団だった。こうして、強力なパートナーたちと手を組んだブレイドは、自らの宿命に決着をつけるべく、最強の存在とのファイナルバトルに挑む!
シリーズ3作目ということで、やはりというかパワーダウンしてしまいました。
アクションがちょっとマンネリ気味というか、さすがに見飽きてきました。テンポも悪く感じました。
今回はブレイド単独ではなく、3人で戦うことになりますが、男性のほうはいてもいなくても構わないような感じだし、ウィスラーの娘アビゲイルは、むしろブレイドより恰好良くて、誰が主役なんだかといった印象さえ与えてしまいます。
ブレイドのコスチュームもなんだかセンス悪くなった感じだし、敵もあまり手強いようにはみえなかったし…。
単体でみればそれなりかもしれませんが、シリーズとしてみると、ガッカリ感は否めません。
これが最終作といわれているようですが、ウェズリー・スナイプスは4作目に興味を示しているらしいです。
内容★★★