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アメコミで英語、と映画と小説と漫画など
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2024/04/25 (Thu) 21:32
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2009/10/26 (Mon) 10:55

2008

1928年。ロサンゼルスの郊外で、9歳の息子・ウォルターと幸せな毎日を送る、シングル・マザーのクリスティン。だがある日突然、クリスティンの勤務中に、家で留守番をしていたウォルターが失踪。誘拐か家出か分からないまま、行方不明の状態が続き、クリスティンは眠れない夜を過ごす。そして5か月後。警察から息子が発見されたとの朗報を聞き、クリスティンは念願の再会を果たす。だが、彼女の前に現れたのは、最愛のウォルターではなく、彼によく似た、見知らぬ少年だった――。


まず、そのどこか物悲しい音楽にやられ、ストーリーに引き込まれていきました。
誘拐自体も勿論悲劇なのは言うまでもないですが、権力の恐ろしさにも衝撃を受けます。
日本でも最近、冤罪問題が明るみに出ていますが、こういう形で虐げれる人もいるのですね…。
政治もそうですが、人間は力を持つと腐敗していってしまうものなのでしょうか。
これは実話だそうで、いっそう悲しくなります。

最後まで諦めることをしない主人公。
そして、ラストの台詞にはどういった思いが込められていたのでしょう。
これもいろいろ考えさせられる映画でした。
クリント・イーストウッド監督の作品はこれからも見逃せないです。

内容★★★★★



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2009/10/21 (Wed) 10:50

2005

ヴィクトリア湖畔。巨大な魚を運ぶ人や水揚げする漁師たちで活気にあふれている。この巨大魚こそが、半世紀ほど前に湖に放たれたナイルパーチだ。肉食の魚・ナイルパーチは湖に元々いた魚たちを餌にして、たいへんな勢いで増えた。そして、淡白な白身で加工もしやすく、海外への輸出にぴったりだったナイルパーチは大金になる魚になった。皆がナイルパーチ漁にむらがり、加工・輸出の一大魚産業が誕生した。魚加工工場のオーナーに言わせれば、ナイルパーチは救世主だ。
ナイルパーチで仕事をしているのは、漁師や加工工場の人間ばかりではない。最大の輸出先であるEUの国々に魚を空輸するパイロットもそうだ。彼らは旧ソ連地域からやってくる。1回につき55トンもの魚を飛行機の腹に詰めて、タンザニアとヨーロッパを頻繁に往復する。そして、彼らパイロットを相手に町の女・エリザたちは売春で金をかせぐ。
 農村などからもお金を得ようと多くの人がやってきた。彼らは湖畔に漁業キャンプをつくった。漁に出てナイルパーチを獲り、工場に売って金を稼ぐために。だがボートのない彼らは、誰もが漁に出られるわけではない。工場の仕事にありつくのも難しい。彼らの中に次第に貧困がはびこり始める。同時にキャンプの男たちを目当てに売春をする女たちも増えた。そこからエイズが広がり、病気で働けなくなる者も多い。漁業キャンプの牧師によれば、毎月10?15人が死ぬと言う。それでも牧師は「教会はコンドームを勧められない」。キャンプのリーダーは、「貧困が悪循環している。強い者だけが生き残る、弱肉強食なんだ」と言う。
 町にはストリートチルドレンが目につく。画家のジョナサンも、かつては路上で生活していた青年だ。エイズで親をなくしたり、貧困やアル中で子どもを育てられない親たちに放り出されたり、路上で生活せざるを得ない子どもたち。暴力や空腹を忘れるため、粗悪なドラッグを嗅いで眠りにつく夜もある。ドラッグはナイルパーチの梱包材などを溶かしてつくる。
 “住民参加型漁業をめざす国際ワークショップ”で、ヴィクトリア湖の自然が壊滅的状況にあることが報告される。ナイルパーチによって湖の生態系が崩れ、やがてはナイルパーチさえいなくなる危険もあるのだ。
 一方、魚加工工場で不思議なトラックを見かけた。それはナイルパーチを加工した後の残り物を集めに来たトラックだった。ナイルパーチの切り身は多くの地元民には高くて手が出せない。切り身を輸出した後の残りの頭や骨などを1ヶ所に集め、揚げたり焼いたりして売っている。それを地元民は食べる。残骸の山からはアンモニアガスが噴き出し、そのせいで眼球が落ちてしまった女性もいる。
 在タンザニア欧州委員会の代表は、EUがこの国の魚加工産業のインフラを整えたのだと胸を張った。
 ジョナサンが興味深い話をおしえてくれた。ヨーロッパからナイルパーチを運ぶためにやってきた飛行機から大量の武器が見つかった。タンザニア政府はそれを知らなかったが、行き先はアンゴラだった。ジョナサンはその話を新聞やテレビで知ったと言う。漁業研究所の夜警?ラファエルが読んでいる新聞には、タンザニアの保安長官が飛行機による武器密売に関与し起訴された、との記事が。その記事を執筆したジャーナリストのリチャードは、魚を運ぶためにやってくる飛行機にはアフリカの紛争で使われる武器が積んであると言う。果たしてそれは真実なのだろうか?
 ラファエルが呟く。「戦争があれば金になるのに……皆、戦争を望んでるはずさ」。
 魚を積んだ飛行機はヨーロッパや日本へ飛び、魚は私たちの食卓へやってくる……。


原題:Darwin's Nightmare

マイケル・ムーアのドキュメンタリーなどと比べると、演出面では格段に劣ります。
それでも、この映像は衝撃的でした。
タンザニアの現実。

ナイルバーチは生態系を破壊するから、繁殖させなければいい→日本やヨーロッパが輸入しなければいい。
では、それによってやっと生活が成り立つ現地の人は?
簡単にはいかない負の連鎖を思い知らされます。

食料を奪い合い、殴りあう子供たち。
魚の頭と骨の山。それを揚げたりして売るのだという。でもその魚には蛆がわいていたりも。
工場とかがあるわけではないのに、汚れた湖。
そこには、私には想像もできない生活がありました。
すべてはナイルバーチだけのせいではないでしょう。
政府も武器密輸も複雑に絡み合っているのでしょう。
これはほんの氷山の一角にすぎないとは思います。
それでも、何も観なければ、何も知らなければ始まりません。
何をすればいいのかもわかりません。
でもとりあえず、知ること、考えることから始めようと思っています。

内容★★★★


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2009/10/19 (Mon) 09:38

2006

「私たちは、アメリカの大統領が同じテキサス出身ということが恥ずかしいわ」
才色兼備のガールズバンドとして、全米で国民的な人気を誇り、空前の売上記録を樹立してきたディクシー・チックス。しかし、2003年のイラク戦争開戦直前にステージ上で反ブッシュ発言をしたことで、状勢は一変する。CDは大量破壊され、ラジオ局へは出入り禁止、全米のバッシングが吹き荒れる中、遂には殺人予告が出るまでに事態はエスカレート。窮地に追い込まれながらも彼女たちは自分たちを見つめ直し、シンガーとして、女性として、人間として成長し、2006年グラミー賞5部門制覇の快挙を成し遂げる。そんな彼女たちの感動の軌跡を、2度のオスカー受賞歴を誇る女流監督が力強く描く。


原題:Dixie Chicks: Shut Up and Sing

つくづく自分が何にも知らないことに気付かされました。
恥ずかしながら、ディクシー・チックス自体も知らなければ、勿論その事件さえも知りませんでした。
壮絶な戦いがあったのですね。
「言論の自由」などうわべだけで本当は存在しておらず、勝ち取らなければならない重いものだと痛感させられました。
彼女たち、そしてそれを支える人たちの強さに感動を覚える、そんなドキュメンタリーでした。
日本では有り得ない、その反対運動の勢いは本当に恐ろしかったです。

…でもこのDVD、ジャケットでかなり損していると思うのは私だけでしょうか?


これを観てディクシー・チックスを大好きになってしまった私は、このドキュメントではほとんど曲が流れないため、CDを買おうと思っています。
ディスコグラフィーは、
1998: Wide Open Spaces
1999: Fly
2002: Home
2003: Top of the World Tour: Live
2006: Taking the Long Way

やっぱりアメリカ国内だけでも860万枚以上売れた"Wide Open Spaces"からですか。

内容★★★★








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2009/10/17 (Sat) 09:33

2005

何百年も王を守り、王に献上するための象を育ててきた兵士、チャトゥラバート。その末裔であるカームは、父親と、象のポーヤイとともに成長した。ポーヤイを王に献上する審査会の日、ポーヤイは小象のコーンとともに、動物密輸組織に奪われてしまう。2頭を連れ去ったのが、ベトナム人のジョニーだと知ったカームは、単身オーストラリアへ乗り込んだ。しかし、シドニーに降り立ったカームを待っていたのは、警察の追跡だった…!


タイ映画。
う~ん。
これは観る人の姿勢によって評価が分かれそうな…。
ワイヤー、CG、スタントを使わないアクションは圧巻です。
4分にわたるワンカットでの撮影のアクションシーンなど、いっときも目が離せません。
格闘好きな人には満足できる作品だと思います。

ただ、ストーリーや構成などを見ると、まさに一昔前の中国映画みたいでした。
同じ種類ならば「マッハ!」のほうが面白かったような気がします。
タイの文化の一部が垣間見られるのは、収穫だと思いますが…。

家族でワイワイ見るにはいいかもしれませんね。
アクションですが、残酷なシーンがあるわけでもないので。
子供にはかなりウケていたようです。

ちなみにタイトルの「トム・ヤム・クン(Tom yum goong」は、タイ料理の代表的スープの名前だそうです。
この映画では、舞台となるお店の名前です。

内容★★★


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2009/10/16 (Fri) 10:31

2007

独立記念日の前夜。ワシントンDCのFBI本部に設置されたサイバー犯罪部に異変が起こった。交通、通信、原子力、水道などのあらゆる全米のインフラを監視するシステムに何者かがハッキングを仕掛けてきたのだ。
そのころ、ニューヨーク市警統合テロ対策班のジョン・マクレーン警部補は、しばらく連絡を取っていない別れた妻との娘ルーシーに会うために、管轄外であるニュージャージー州の大学に立ち寄っていた。その時、FBIから、ニュージャージー州内に住むマットというハッカーの身柄を確保し、FBI本部に連れて行けという無線連絡が入る。これが不運の始まりだった――。


原題:Live Free or Die Hard

ようやく観ましたよ。
一時期まったく映画を観なくなって、それを取り返すかのように観まくっていますが(といっても1日1本くらいが限界ですが)、やっとここまできたかって感じです。
まだまだ観たいのいっぱいありますけど。

「ダイ・ハード」シリーズの4作目。
シリーズの大ファンだといっている監督が手がけているだけあって、雰囲気はバッチリそのままです。
これでもかというくらいアクションの連続で、やりすぎな部分もありますが、気分は爽快です。
これぞ、映画の醍醐味といった感じです。

冒頭で遊んでいるテレビゲーム「Gears of War」がこの監督レン・ワイズマンの次回作だったり、「アルマゲドン」のパロディがあったりと遊び心も満載です。
「ファイナルデッドコースター」「デスプルーフ」のメアリー・エリザベス・ウィンステッドもちゃんと娘役で出てました。(当たり前ですが)

内容★★★★






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