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アメコミで英語、と映画と小説と漫画など
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2024/03/29 (Fri) 16:34
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2010/02/19 (Fri) 17:25

2000
監督:ロネ・シェルフィグ
出演者:アンダース・W・ベアテルセン、ピーター・ガンツェラー、ラース・コールンド、アン・エレオノーラ・ヨーゲンセン、アネッテ・ストゥーベルベック、サラ・インドリオ・イェンセン
原題:Italiensk for begyndere  英題:Italian for Beginners
上映時間:112分
製作国:デンマーク

コペンハーゲン近郊のとある街。この街に偏屈な初老の牧師の代理としてやってきた新米牧師のアンドリアス。彼は初老の牧師が牧師館を明け渡さないため、ホテルに泊まることになった。そのホテルにフロントマンとして勤務するヨーゲン。彼はアンドリアスがマセラッティに乗っていると聞くと、イタリア語で自己紹介を始め、イタリア語講座へ牧師を誘う。彼は市の主催する夜間のイタリア語講座に週1回通っているのだ。そんな彼は大きな悩みを抱えていた。彼の勤めるホテルが経営するスタジアム・レストランのオーナーをクビにするように上司に命じられていたからだ。そのオーナーはヨーゲンの無二の親友でイタリア語講座の仲間であるフィンだったのだ。ここにはヨーゲンが密かに想っているジュリアという名のイタリア娘も働いていた。友情とジュリアもいなくなるという思いから、ヨーゲンはフィルにクビを言い出せず、その髪をなんとかしろと美容室に行くことを助言する。その美容室の美容師カーレン。彼女は病気の母親のわがままと看病に疲れきっていた。そんなところにやって来たフィルと彼女はお互いに惹かれあっていく。 フィルのレストランにパンを卸しているパン屋で働くオリンピア。とんでもなく不器用な彼女は、部屋でテレビばかり見て暮らす父親とのいざこざが絶えなかった。彼女の夢は記憶の片隅にしかないイタリア人の母親の母国語イタリア語を学ぶことだった。そんな彼らは自然とイタリア語講座に集まってくるのだが・・・・。


邦題も的を得ていていいですよね。
見始めたとき、今時4:3の画面サイズには戸惑いましたが…。
音楽も少なく、大きな出来事があるわけでもなく、結構地味な印象ですが、これがじんわりといい感じでした。
イタリア語講座に集まる人たちは、みんな恋に不器用で臆病で、それがなんともいい感じ。
こんな英会話講座があったら、是非通いたいです。













内容★★★★


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2010/02/11 (Thu) 09:46

2007
監督:フランソワ・ジラール
出演者:マイケル・ピット、キーラ・ナイトレイ、アルフレッド・モリーナ、役所広司、芦名星、中谷美紀
原題:Silk
上映時間:109分
製作国:日本、カナダ、フランス、イタリア、イギリス

19世紀のフランス。若き軍人エルヴェは、美しいエレーヌと恋に落ち結婚する。幸せな新婚生活もつかの間、エルヴェは蚕の調達のため、遥か極東の地・日本へ旅立つことに。
見たことも聞いたこともない異国の地へ、遠く険しい道のりを進んだエルヴェだったが、案内された小さな村で、取引相手の妻として仕える絹のような肌を持つ謎めいた少女に魅せられる。
彼女を忘れられず、命を賭けて何度も日本へ渡るエルヴェ。そんな夫を静かに見守り、変わらぬ愛で彼の帰りを待ちわびるエレーヌ。
ふたりの愛はどこに辿り着くのか・・・?エルヴェが最後の旅を終えたとき、一通の日本語の手紙が彼のもとに届くのだが・・・


原作はAlessandro Bariccoの同名小説。
景色が美しく、まるで幻想の中にいるよう。
そのため、感情移入はしにくいかも。遠い世界のお話のようです。
主人公は、詩的な感じで語ってはいるものの、結局は男の身勝手さを語っているだけな気がします。抑えきれない感情はどうしようもないということでしょうか。
それでも、それをすべて包み込むように愛する妻…。
何が正しく、何が間違っているかなんてわかりませんが、本当の愛とはいかに相手を思いやるか、なのかもしれませんね。









内容★★★★


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2010/02/08 (Mon) 09:23

2006
監督:キム・ギドク
出演者:ソン・ヒョナ、ハ・ジョンウ、パク・チヨン、杉野希妃
原題:시간   英題:Time
上映時間:97分
製作国:韓国

付き合いはじめて2年になるセヒ(パク・チヨン)とジウ(ハ・ジョンウ)。セヒは彼と永遠に愛し合いたいと思うがあまり、彼はかわり映えのない自分の顔に飽きているのでは、と不安を感じはじめる。
そしてある日、彼女は整形手術を行う決意をし、彼の前から姿を消してしまう。
突然消えたセヒを探していたジウはある日、2人でよく行った喫茶店で魅力的なウェイトレスに出会う。彼女はセヒによく似た名前だった。彼女の名前はスェヒ(ソン・ヒョナ)。次第にスェヒに惹かれていき、ジウはスェヒを愛しはじめるが、スェヒがセヒである真実を知った時、ジウは驚きの行動を取り…!?


外見ではない真実の愛…。
そのテーマは悪くないとは思うのですが、この映画は冒頭からショッキングな映像を使いすぎでは。
その、整形手術の生々しいシーンですでに退いてしまったのですが、それに拍車をかけるように映画全体に漂う暗い雰囲気…。
私の中ではもう、これはホラー映画でした。
せめて幸せそうなときくらい、明るい雰囲気でもいいと思うのに…。

また、疑問に思ったのは、顔だけ変わったからって、声や仕草や身体で判ってしまわないものでしょうか?すれ違うだけならともかく、付き合っていてそれはないような気が…。
ひとつの喫茶店しか使わないのもどこか不自然だし、やたらに登場人物が短期なのも気になるところでした。
やりようによってはいい映画になる可能性があった気がするだけに、何か勿体無い気がしました。

内容★★★


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2010/02/06 (Sat) 22:54

1998
監督:マーシャル・ハースコヴィッツ
出演者:キャサリン・マコーマック、ルーファス・シーウェル、オリヴァー・プラット、ナオミ・ワッツ
原題:Dangerous Beauty
上映時間:112分
製作国:アメリカ合衆国

1583年、商業都市として栄えたベネチアだが、女性は男性の所有物としてしか扱われていなかった。
 ベロニカ・フランコ(キャサリーン・マコーマック)は青年貴族マルコ(ルーファス・シーウェル)を愛していたが、身分の違いを理由に結婚できなかった。
 ベロニカの母パオラ(ジャクリーン・ビセット)の父親が、酒に溺れて資産をなくしパオラはコーティザン(高級娼婦)の世界に入ってそこで一代を築いた。お金のない庶民階級の女が富と権力者に接近し、出世できる道はこの世界しかないことをパオラは身を持って体験してきた。
 ベネチアのコーティザンは。体を売っても王様や最高位の男性のパートナーも務めるため、対等に渡り合っていけるだけの教養を身につけ、洗練された身のこなし、礼儀正しい言葉づかいなどをしっかり仕込まれた最高のレディであった。そのため女人禁制の図書館での読書も許され教育も受けられた。
 パオラはベロニカの美しさと魅力を持ってすれば、この世界で最高を極めると見抜いていた。母の勧めにベロニカは、「修道女の方がまし」と尼寺をのぞくが、とても耐えられないことに気づく。
 マルコの妹ベアトリーチェ(モイラ・ケリー)が政略結婚で年寄りと結婚するのを知ったベロニカは、そのような人生を選びたくなかった。自我に目覚めた彼女は自分の運命を賭けてコーティザンの道を選ぶ。
 コーティザンの第一条件は美貌と豊かな肉体だが、「まず男性に快楽を与える喜びを知ることよ」とパオラはいう。若い男性モデルを連れてきてベロニカに性の手ほどきをし、いよいよ社交界へのお披露目の日がやってきた。
 美しいベロニカに目をつけたのはランベルティ国防大臣だった。はじめての男性が大臣だというのも話題になり、ベロニカが詩を書いている才女であることもその美貌と共にたちまち広まった。艦隊総督、司教なども彼女に関心を寄せた。
 マルコも 叔母が法王の姪だというジュリア・デ・レッゼ(ナオミ・ワッツ)と、愛のない打算だけの結婚をさせられる。ベロニカがコーティザンになったと知って、彼の心は穏やかでない。見違えるばかりあでやかな魅惑の女性へと変身していくベロニカに、マルコは贈物をし接近するが「予約でいっぱいよ」と拒絶される。ベロニカには意地もあり、心では彼を愛しながら夜毎ほかの男に抱かれる身ではマルコを拒んでしまう。
 マルコのいとこマフィオ(オリバー・プラット)は、ベロニカに反感を持ち総督の面前で彼女を軽蔑して詩を笑いものにする。剣術も習得しているベロニカはマフィオの挑発に乗って剣を抜いて決闘をはじめる。即興詩をお互いに交わしながら、男性に負けない剣さばきのベロニカだったが、彼女は軽い傷を負う。手当てをしたのはマルコだった。やさしさに触れて、ベロニカは彼への愛と思いが堰を切ったようにあふれ、二人は激しくくちづけを交わしベッドを共にしていた。
 ベネチア共和国とオスマン・トルコとは長年の宿敵で争いが絶えなかったが、またトルコ艦隊がマルタ沖に出現し、戦争を仕掛けているという情報に総督は頭を痛めていた。
 反トルコのフランス艦隊の援助があれば撃退できると、ベネチアの上層部はフランスのアンリⅢ世にベネチア来訪を求める。
 大運河を 14隻のガレー船従えて、豪華な絵巻のようにベネチアにやってきたアンリ王を、総督は「寝室でもてなし攻め落とせ」と命じる。選び抜かれた最高のコーティザンたちを前に、王はマルコにエスコートされていた別席のベロニカに強く惹かれる。
 彼女が詩人でコーティザンだと知った王は、彼女を指名し寝室に呼ぶ。アンリ王は、「自分は性倒錯者だ」とベロニカに告白する。 「快楽に酔いましょう」とベロニカは王と一夜を共にした。
 翌朝、アンリ王は「艦隊を出す」と宣言する。フランス艦隊100隻の援軍がベネチアを救うが、マルコはベロニカを深く愛すれば愛するほどアンリ王への嫉妬と彼女を独占したい苦しみに悩まされていった。ベロニカは救国の人とたたえられる一方で、多くの一般の女性たちからは、夫を家庭から奪う魔女だと非難され告発される。
 戦争は終わったがペストが蔓延し、ベネチアは死の町と化してしまう。ベロニカの母パオラも、娘をコーティザンにしたことを詫びながら息を引き取っていった。
 マフィオも、ベロニカや娼婦たちの存在がベネチアを疫病と退廃の町にしたと先頭に立って糾弾。評議会もベロニカを宗教裁判にかけることに同意する。
  男を誘惑する退廃の根源、と裁かれるベロニカ。いま一筋に彼女を愛するマルコも、法廷で彼女の判決を見守っていた。


ノンフィクションの本 "The Honest Courtesan"(Margaret Rosenthal)をベースに作った映画。
しかし、この邦題は…。
邦題を気にしなければ、キャストもよく、当時の再現力も素晴らしい、クオリティーの高い作品となっています。
女性がちゃんと扱われなかった時代に、必死に頑張っているベロニカの姿が美しかったです。
観ていて忘れてはいけないのは、権利を主張するばかりでなく、彼女は教養を深めたり、歩く訓練をしたりといろいろ努力しているということ。
この努力は"SAYURI"の芸者を思い起こさせました。

法廷でのベロニカの主張…。
本当の生き方って何なんだろうと考えさせられました。
あまり知られていないのが不思議な映画でした。

内容★★★★



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2010/01/27 (Wed) 13:28

2007
監督:ゲイリー・マーシャル
出演者:ジェーン・フォンダ、リンジー・ローハン、フェリシティ・ハフマン
原題:Georgia Rule
上映時間:110分
製作国:アメリカ合衆国

リリー(ハフマン)は、反抗的な10代の娘レイチェル(ローハン)の扱いにホトホト手を焼き、“2度と帰らない”と心に誓ったはずの実家にレイチェルを連れて戻ることにする。そして嫌っていた母・ジョージア(フォンダ)とひと夏を一緒に過ごす。それぞれ異なった個性を持った世代の違う3人の女性が、ひとつ屋根と“ジョージア・ルール”というジョージアが決めた家族のルールの下、ひと夏を過ごすのだった・・・。


コメディと謳っているものもたまに見かけますが、コメディではないですね。家族の絆を描いた、真剣なドラマです。

なぜレイチェルが荒れてしまったのか、母親であるリリーは深く考えることをしませんでした。
娘と向き合うことをしなかったともいえるのではないでしょうか。
その点ジョージアは、最初こそ孫の態度に面食らうものの、ゆるぎない心で孫を信じきります。
世代により、少しずつ考え方は違うものの、やっぱり家族はどこかで心が繋がっているのですね。

普段は、ルール、ルールと口やかましいジョージアですが、娘や孫が本当に苦しんでいるときはそっと側にいて見守っている姿に、親としての本当の強さ、愛情を感じずに入られませんでした。
ジョージア、カッコイイ。
家族に対する本当の優しさとは何か、本当の愛とは何かを考えさせてくれる映画でした。

内容★★★★★


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