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アメコミで英語、と映画と小説と漫画など
読んだアメコミ、映画、漫画、小説などの記録。 画像をクリックすると、若干大きいサイズで見られます。 ★★★★★……震えます。生きてて良かったと思います。 ★★★★……唸ります。気分が高揚します。 ★★★……うんうん。読んで損はないかと。 ★★……時間を損したかなと悲しくなるかも。 ★……怒りがこみ上げてくるかも?
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2024/03/30 (Sat) 00:26
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2010/04/09 (Fri) 11:09

2002
監督:D.J.カルーソー
出演者:ヴァル・キルマー、ヴィンセント・ドノフリオ、アダム・ゴールドバーグ、ルイス・ガスマン
原題:The Salton Sea
上映時間:104分
製作国:アメリカ

スピード(覚醒剤)中毒のダニー(ヴァル・キルマー)は仲間のジミー(ピーター・サースガード)たちと自堕落な生活を送りながら、裏では悪徳刑事モーガン(ダグ・ハッチソン)とガーセッティ(アンソニー・ラパグリア)のタレコミ屋として働いていた。そんなダニーにモーガンたちが逃亡を勧めてきた。ダニーの密告により逮捕された売人ドミンゴの仲間たちが彼を狙っていると言うのだ。ダニーは高飛びの資金を稼ぐべく、凶悪なディーラー、プーベア(ヴィンセント・ドノフリオ)との大きな取り引きを計画。身を危険にさらし25万ドル分のドラッグの買い付けにこぎつけたダニーだったが、買人ババ(B・D・ウォン)が1万ドル分の試し買いを主張したことから窮地に追い込まれてしまう。一方、ダニーの動きを見張っていたモーガンとガーセッティは、金とドラッグを横取りしようとダニーを痛めつけ、取り引きの詳細を吐かせる。脅しに屈し、プーベアの名を吐いたダニーだったが、実はこれはすべてダニーがふたりに仕掛けた壮大な<罠>であった。
ダニー、その本名はトム・ヴァン・ヘレン。トランペッターの彼は一年前ソルトンシー(ソルトン湖)でドラッグ絡みの強盗事件に巻き込まれて、妻リズ(チャンドラ・ウェスト)を殺された。トム自身はたまたまトイレに入っていたことから難を逃れたものの、ドア越しに見た妻の最期が忘れられず、また妻を助けに向う勇気を奮い起こせなかった自分を許すことができないでいた。独自の調査で犯人はモーガンとガーセッティであると突き止めた彼は、タレコミ屋としてふたりに近づく一方、彼らを仕留める確実な<餌>を播くべくFBI捜査官のババの協力の下、危険な囮捜査を続けたのだった。
すべては今夜終わる。タレコミ屋としての仮面を剥ぎ捨て、ほかの捜査官たちの前でこれまでのいきさつを話すダニー。だが、彼らの目には疑いの色が浮かぶ。FBIにまかせても自らの復讐を果たすことはできないと感じたダニーはジミーの協力の下、ババたちを撒いて単独で取り引きの場へ向う。一方、プーベアもダニーを殺して、金だけをせしめようと待ち構えていた。隠していた拳銃で反撃するダニー。そこへモーガンとガーセッティが現れた。果たして彼は妻の無念を晴らし、自らの過去に決着<ケリ>をつけることができるのか? いまダニーの怒りの拳銃が火を噴く!


覚醒剤の説明から始まるのだけれど、最初日本が発明したみたいな感じで映像まで入り、日本人の2%は中毒者だったそうです。だから特攻隊みたいなことができたなんていっていますが、どうでしょうか。

ダニーの正体を明かすまでに結構引っ張りますが、そんなに引っ張る必要性はあまり感じませんでした。逆に、何の映画かわからず、焦点がぼやけてしまっているような。
恋人との回想シーンは哀愁がありいい感じでしたが、それ以外はとりたてて印象に残る映画ではありませんでした。
ラスト近くのカウントは、私は失敗だと思います。急に映画の雰囲気が変わったようで違和感がありました。























内容★★★


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2010/04/06 (Tue) 10:28

2005
監督:マーク・フォースター
出演者:ユアン・マクレガー、ナオミ・ワッツ、ライアン・ゴズリング、ボブ・ホスキンス
原題:Stay
上映時間:101分
製作国:アメリカ

精神科医のサム・フォスターは、謎に満ちた若い男性患者ヘンリー・レサムを担当する。ヘンリーは死にとらわれており、自分は3日後に自殺すると予告した。そして、サムにはもうひとり気がかりな相手がいる。画家であり、同棲中のガールフレンドのライラだ。彼女はサムの元患者でかつて自殺未遂をおこしており、彼女の不安定な精神状態はサムの精神的負荷でもあった。サムは彼女を愛しており、結婚指輪も買っているにもかかわらず、ずっと渡せないままだ。ヘンリーはその指輪に異常な興味を示す。そんなライラもまた、自殺願望のあるヘンリーに深い関心を持つ。ある日、ヘンリーが忽然と姿を消した。不安を隠せないサムは、必死にヘンリーを探し回るのだが……。


観る人によって評価が真っ二つに分かれそうな映画ですね。
始まりのほうは、サイコスリラーなのかな、なんて思いながら観ていましたが、途中から、なにかがおかしい…。繰り返しの映像に、繰り返しの台詞。
未来予知とヘンリーの母親で、なんとなく(あくまで漠然と)予測がついたので、最後まで気になって観ていましたが、ある程度見当がつかないと、謎ばかりで不親切なこの映画に我慢が出来ない人もいるかもしれません。
しかも、ラストまで観たからといって、すべての謎が解けるわけでもないのです。
謎を謎のまま受け入れられれば、人の心理状態を表現した映画として、こんなのもありかなとは思いました。
スタッフロールの後に出てくるキーワード「ブルックリン橋」を公式ホームページに入力すると、解説が見られる仕掛けになっています。
でもこの解説に捉われず、いろいろ想像して2度目も楽しむのが、正しいこの映画の観方かもしれませんね。























内容★★★★



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2010/03/01 (Mon) 10:33

2008
監督:ダニー・ボイル
出演者:デーヴ・パテール、マドゥル・ミッタル、フリーダ・ピントー、アニル・カプール、イルファーン・カーン
原題:Slumdog Millionaire
上映時間:120分
製作国:イギリス

インドのスラム街で育った孤児のジャマール(イルファン・カーン)は、世界的な人気番組「クイズ$ミリオネア」で、あと一問で全問正解という状況にいた。だが、無学の少年が答えられるはずないと、司会者には疑われ、賞金の支払いを渋るTV番組会社の差し金で警察に連行され、尋問を受けることになる。一体なぜ、ジャマールは100ドル札に印刷された大統領の名前や、ピストルの発明者を知り得たのか…? 警察の尋問、クイズが続く番組、そして彼の子供時代の記憶を行き来しながら、貧富の差が混在するインドを生き抜いた少年の人生を描く。


アカデミー賞8部門受賞は伊達じゃないですね。
そのテンポの良さ、最後まで観る者を惹きつけるその構成、素晴らしいです。
クイズが主体の映画だと思っていたのですが、そうではなく、ジャマールの人生を織り交ぜながら、インドの宗教性、生活の様子などもしっかり描かれていて、勉強にもなります。
比べてしまうと、やはり日本は恵まれていて、安全な国だと再認識させられます。
ジャマールが途中でリタイアせずに、最後までクイズに挑戦し続けたのは、きっとお金ではなく、インドの国民すべての夢と希望を背負ってしまったからだと思うのですが、どうでしょう。
観終えた後も、本当に気持ちのいい映画でした。

原作のVikas Swarup「Q & A(ぼくと1ルピーの神様)」とは大幅に変更されているらしく、また、原作のほうも評判が良いので、是非読んでみたいところです。

























内容★★★★★






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2010/02/26 (Fri) 10:39

2007
監督:シドニー・ルメット
出演者:フィリップ・シーモア・ホフマン、イーサン・ホーク、マリサ・トメイ、アルバート・フィニー
原題:Before the Devil Knows You're Dead
上映時間:117分
製作国:アメリカ

ニューヨーク郊外の小さな宝石店に男が押し入った。銃を突きつけ店員の女性を脅しながら、次々と宝石を袋に詰めていく。隙を見つけた店員が男に発砲。男も撃ち返す。倒れる二人…。店の外で待っていた共犯者は、強盗が失敗に終わったことを知り、あわてて車を走らせる。強盗3日前。ハンク(イーサン・ホーク)は週末を娘と過ごしていた。離婚した妻からは養育費の支払いが遅れているのを責められる。そんな彼に、兄アンディ(フィリップ・シーモア・ホフマン)が強盗計画を持ちかけた。悩んだ末ようやく決心したハンクに、アンディは狙っている店を告げる。それは両親が経営する宝石店だった。怖じ気づくハンクにアンディは、お互いに金が要ることを引き合いに出し、前金をちらつかせ説得する。強盗4日前。会計士のアンディは、美しい妻ジーナ(マリサ・トメイ)とマンハッタンのアパートメントに住み、一見だれもがうらやむ暮らしを送っていた。だが実際は、ドラッグに溺れ、会社の金を横領していたのだった。そんな時、国税局の調査が入ることを知り、帳簿をごまかしたことが明るみにでることを恐れ焦る。自分の人生はパーツがバラバラでつながらない、出てくる結果が合計にならない、とつぶやくアンディ。アンディとハンクは強盗が失敗に終わっただけでなく、撃たれたのが自分達の母親だと知って愕然とする。打ちひしがれる父親のチャールズ(アルバート・フィニー)は、新聞で犯行記事を読み、事件に疑問を抱きはじめていく。一方、ハンクは共犯者の家族から恐喝されていた。アンディもまた会社から帳簿の穴を問われ、二人は急速に追いつめられていく……。


骨太というか、久しぶりに正統派な映画を観た気がします。
最近の凝った映像手法とかは取り入れられてないものの、却ってそれが新鮮かも。
そういうものに頼らなくても、面白いものは面白いという証明にもなっている気がします。
自分で蒔いた種で今の現状があるのに、苦し紛れに立てたいい加減な計画でどんどん悪い方向へ…。
後悔先に立たず。いい加減に生きているとろくなことがなさそうです。





















内容★★★★



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2010/02/20 (Sat) 14:22

2007
監督:ジュリアン・シュナーベル
出演者:マチュー・アマルリック、エマニュエル・セニエ、マリ=ジョゼ・クローズ、アンヌ・コンシニ、マリナ・ハンズ
原題:Le Scaphandre et le Papillon
英題:The Diving Bell and the Butterfly
上映時間:112分
製作国:フランス、アメリカ

ジャン=ドミニクは目覚める。そこは病室。自分が脳梗塞で倒れ、運び込まれたことを徐々に思い出す。医者や看護婦が話しかけてくる。だが、おかしい、意識ははっきりしているのに、自分の言葉が通じない。しかも、身体全体が動かない。唯一、動くのは左眼だけ。これなら死んでしまった方がましだ。そんなジャン=ドミニクに、言語療法士アンリエットが、瞬きでコミュニケーションをとる方法を教えてくれた。ジャン=ドミニクの希望は少しづつ未来へと向かっていく。そしてある日、瞬きで自伝を綴り始めた。そこには大切な思い出、友達や恋人、そして家族への溢れんばかりの想いが詰まっていた。


主人公の限定された視野の目線を再現していて、どれだけ不自由なのかもわかりやすく表現されていました。
瞬きだけで本を1冊書くという気の遠くなる作業の、その労力と精神力は想像を絶するものがあり、主人公は勿論、筆記者にも敬意を表したいです。
どんな絶望的な状況だろうと、人にはまだ何かができるということ、そして勿論それを支えてくれる周りの人々の素晴らしさが胸にきます。
原作を読んでみたい作品です。





















内容★★★★




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