2010/02/20 (Sat) 14:22
2007
監督:ジュリアン・シュナーベル
出演者:マチュー・アマルリック、エマニュエル・セニエ、マリ=ジョゼ・クローズ、アンヌ・コンシニ、マリナ・ハンズ
原題:Le Scaphandre et le Papillon
英題:The Diving Bell and the Butterfly
上映時間:112分
製作国:フランス、アメリカ
ジャン=ドミニクは目覚める。そこは病室。自分が脳梗塞で倒れ、運び込まれたことを徐々に思い出す。医者や看護婦が話しかけてくる。だが、おかしい、意識ははっきりしているのに、自分の言葉が通じない。しかも、身体全体が動かない。唯一、動くのは左眼だけ。これなら死んでしまった方がましだ。そんなジャン=ドミニクに、言語療法士アンリエットが、瞬きでコミュニケーションをとる方法を教えてくれた。ジャン=ドミニクの希望は少しづつ未来へと向かっていく。そしてある日、瞬きで自伝を綴り始めた。そこには大切な思い出、友達や恋人、そして家族への溢れんばかりの想いが詰まっていた。
主人公の限定された視野の目線を再現していて、どれだけ不自由なのかもわかりやすく表現されていました。
瞬きだけで本を1冊書くという気の遠くなる作業の、その労力と精神力は想像を絶するものがあり、主人公は勿論、筆記者にも敬意を表したいです。
どんな絶望的な状況だろうと、人にはまだ何かができるということ、そして勿論それを支えてくれる周りの人々の素晴らしさが胸にきます。
原作を読んでみたい作品です。
内容★★★★
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