2011/01/24 (Mon) 13:14
KKベストセラーズ
2010年11月
待望の挑発エッセイ・最新刊!自らの欲望と向き合うことから逃げる若者たち。破綻から逃げ切ることだけを考える中高年。目標を追いかける者がいなくなったこの国に不安と閉塞感が蔓延する...。枯れゆく欲望と怒りを忘れた若者は衰退する国家を物語るのか?いま村上龍が発信する生と希望へのサバイバル・メッセージ!
「どの集団に入れば人生を有利に生きられるか、という問いそのものが意味をなさなくなった。有利に生きる、成功する、金持ちになる、という目標をまず捨てることが重要だろうと思う。成功を考えてはいけない。考えるべきは、死なずに生き残るための方法である。」(本文より)
辛口エッセイです。
日本のさまざまな問題点、それもかなり切迫していることがひしひしと伝わってきます。
「カンブリア宮殿」で各界の著名人ともお話されている龍さんでさえ、この先どうすればいいかわからない、となってしまう日本の現状に暗澹たる想いです。
この先、どうなっていくのでしょう。
内容★★★★
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