2011/01/24 (Mon) 09:38
新潮社
2010年11月
姉の名はどん子、妹の名はぐり子。突然の事故で奪われた、大好きだった両親の笑顔。気むずかしいおじいさんの世話をしながら、学んだ大切なこと。苦しい時間を姉妹は手をとりあって、生きてきた。とめどなく広がる人生で、自分を見失わないように。気持ちが少し楽になる居場所、それが「どんぐり姉妹」。「私たちはサイトの中にしか、存在しない姉妹です。私たちにいつでもメールをください。時間はかかっても、お返事をします。」―メールは祈りをのせて。ネットが癒やす物語。
辛いことがあったはずなのに、あまりそれを感じさせないやさしい文体に感じました。
それが独特の雰囲気を醸し出しているようですが、私には感情移入しにくく、あまり物語に入り込めなかったです。
時々洞察力の鋭い表現が現れ、はっとさせられました。
内容★★★
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