2010/09/21 (Tue) 09:53
総合法令出版
2008年10月
突然他界した父親に代わり、実家の長船堂(おさふねどう)書店という本屋を継いだ松尾秀三(しゅうぞう)。
未来に希望を抱いて本屋としてのスタートをきるが、近所に大型書店が設立されたり、取引先から契約を取り消されたりと、不幸なことばかりが立て続けに起こる。
自暴自棄になる秀三だが、そんな彼に逆境をもたらしているのは他でもない「福の神」であった。
人生になぜ逆境が訪れるのか、本当に豊かに生きるために人は何をすべきで、何を学ぶべきなのか。
この物語には、逆境を乗り越え、願いを実現するために知るべき「ヒミツ」が記されている――。
喜多川泰さんの本、2冊目です。「心晴日和」もよかったけど、こちらも同じくらい素晴らしかったです。
生きるうえでの大切なこと、人生の目的、目標など、考えなければならないことを、わかりやすく小説にして教えてくれています。
「お金持ちになりたい」
私も漠然とそう思っていました。
でもそれは、「人と比べて?」「何のため?」「で、お金持ちになったあとは?」
…考えちゃいますね。私には全然わかってない。
自分が本当は何がしたいのか、どんな目標を持ちたいのか、立ち止まってじっくり考えないといけませんね。
また、お客さんの立場で考える、というスタンスは、昨日偶然見た「カンブリア宮殿」のハンズマンの店の在り方にも通ずるものがあるように思えました。
お店の在り方も変わりつつありますね…。
内容★★★★★
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