2010/09/20 (Mon) 01:26
双葉社
2010年6月
伊坂幸太郎の『バイバイ、ブラックバード』は、太宰治の「グッド・バイ」から想像を膨らませて創られた。なぜこの作品を書こうと思ったのか、作品に込められた想い、創作秘話などを語ったロングインタビューと、書評家による解説、未完にして絶筆となった「グッド・バイ」を収録。
なるほど、こういうことを思いながら書いていたんですね、なんてことがわかったりして、ファンとしてはうれしいです。
他の作品や著者でも、インタビューとかは、雑誌やネットには出ていますが、どうも見落としがちで、こういうふうにちゃんとした本で出ると読む機会も増えて、うれしいです。どんどん、出して欲しいな、こういう企画。
インタビューを読むと、無性に太宰治さんの「グッド・バイ」が読みたくなるはず。というわけで、ちゃんと収録されている辺りも気がきいていていいですね。
中学生の頃、太宰治さんにはハマった口ですが、この作品の印象はなかったですね。たしか、読んだはずですが…。毛色が違うからかな?
約100ページと薄いものの、ハードカバーにしては値段が抑え気味なのも高感度大です。
内容★★★★
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